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2010年6月 3日 (木)

宇宙から帰還・・・・地球の重力に慣れてください。

Photo   ニュースによると、昨年12月22日、冬至の日に地球から飛び出し、地上約350キロに浮かぶ国際宇宙ステーションISS=International Space Stationに163日間の長期滞在された宇宙飛行士・野口さんが6月2日、日本時間正午過ぎにカザフスタンの草原に無事帰還と伝えられます。

 無重力の宇宙から重力のある地球へ帰還です。この日は皮肉にも地球の日本においては「普天間問題」と「政治と金」により、総理大臣が辞任という日に重なり、宇宙からの帰還を祝福するどころではありませんでした。

 地球を約2500周しながらの無重力とは、感覚として1日の長さが確認できなかったのではないかと思われます。

 宇宙ステーションから見る地球表面は明るくなったり暗くなったり、陸と海と白い雲は見えても、国境は確認できないでしょう。ISSの進行方向により異なっても、24時間には平均して昼を16回、夜を16回経験されたことになります。地球から平均350キロ離れた宇宙空間で地球を1周するのに約90分かかるといわれるからです。1日に地球を16回も周わり、それを163日間も続けば月日や時刻、昼夜の感覚はなくなるでしょう。

 月日はISS内に掲示してある計器で確認し、地球の陰・日向を見て日本は今何時頃であるか見当がつくでしょう。

R050901_00  ISSから見る地球の光景はどんどん移り変わり、星座はISSの進行方向と逆に動き、日本では見られない南半球の星座はもちろん、見慣れた北半球の星座も地平線から次々登り、後方へ後方へと移動して見える筈です。

 星座の形は地球から見えるのと全く同じ筈です。それは地球とISSとの距離は地球と月との距離の約1000分の1だからです。月の満ち欠けも地上から見るのと同じで、動きは星座同様に後方へ後方へと移動し、地球ではありえない動きをし、しかも速いと考えらます。

 月から見る星座は地球から見る星座の形と同じであり、その意味では国際宇宙ステーションに行っても、星座の形は何ら変化はありません。これは惑星から見ても、星座の形は地球上から見る形と同じなので、ましてや、ISSからでは全く変化はない筈です。

 ところでニュースによると、6月2日、野口さんたちはISSからソユーズのカプセルに移動しハッチを閉鎖後、ISSを離れ大気圏に突入し、約20分後にパラシュートで降下し、カザフスタンの草原に着陸したとのことです。

 地球に住む私たちには体験できないこと。それは寝ても覚めても、無重力が続く状態です。食べ物を摂取する方法はいろいろ工夫できても、排泄物の処理方法は至難の技でしょう。

 搭乗期間、野口さんは各種実験を実施し、4月7日~17日は山崎直子さんとISS内で顔を揃えるという日本人宇宙飛行士始まって以来のことになりました。

 長い期間、無重力で過ごした肉体は重力のある地球上にすぐに馴染めないと思われます。骨と筋肉の回復に約1ヵ月半のリハビリが必要といわれます。宇宙空間での血液循環は身体各部へ平均して血圧がかかるでしょう。負荷をかけられなかった下半身の骨や筋肉は弱ってると考えられ、三半規管の働きが鈍ってしまったでしょう。

 人の身体は地上に住むように出来てます。宇宙から帰還すると地上での生活が難しいでしょう。

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