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2010年7月10日 (土)

高齢者の楽しみと海外でも人気ある相撲中継中止

 近年、発覚した大相撲における大麻問題、力士暴行死事件、朝青龍が起こした問題など相次ぐ不祥事に続き、今回の野球賭博問題は多くの力士のみならず親方までが関与し、その結果、協会は外部有識者でつくる特別調査委員会の勧告を受け入れ、関係者の解雇を含む出場停止など処分を決め、名古屋場所を開催することを決定しました。

 これとは別にNHKは視聴者からの意見により中継放送の中止を決定したましたが、果たして高齢者からどの程度の意見を集約したのであろうか。相撲中継を心から楽しみにしている高齢者の気持ちを考えると私は残念でなりません。

 中継中止は多くの国民、とりわけ賭博問題には関わりのない、何の罪もない高齢者の大きな楽しみを奪ってしまいます。相撲は特に高齢者に人気があるスポーツであることは間違いないでしょう。

 また、病気療養中で入院してる患者さんたち、全国のホームや施設に入居してる方々の多くはテレビの相撲中継を楽しみにしていること間違いありません。

 高齢者にとって、相撲は他のスポーツ、例えば野球やサッカー観戦とは異なります。テレビではこれらのスポーツはどうしても個々の選手が小さく映ります。相撲では常にテレビ画面に力士の姿や顔が大きく映り、力士の特徴も分かりやすいです。何と言っても、ルールが単純明快で、その点も人気があります。

 今回の賭博事件は暴力団と絡んでいたことで、今までより大きな問題となりました。

 しかし、私は公共放送の立場から、NHKは中継を行なうべきと考えてます。大相撲は伝統ある国技であるとともに、今や、視聴者は国内にとどまらず、広く海外で中継放送が楽しまれています。あるいは、日本より海外の視聴者数が多いかもしれません。

 日本人力士の故郷同様、外国人力士の祖国では応援に想像以上の熱烈ぶりが考えられ、大相撲の衛星中継は海外に日本文化を知ってもらう絶好の機会であり、素晴らしい国際理解の場であると考えられます。千秋楽の表彰式では、優勝者に対し多くの国から表彰があり、国際親善に大いに役立ってることが分かります。

 NHKは10日ほど前、「灰色力士が出場なら中継しない。」とコメントしてました。灰色力士は処分され出場しなくなりました。こうなれば、中継することになる筈です。

 その後、国内の視聴者から寄せられた賛成・反対意見により中止を決めたようです。放送するしないの根幹に関わることは、多くの力士が真剣に取り組んでいること、会場へ見に行けにない国民が何百万人~何千万人。また、衛星中継による海外の方々を含めると数億人かもしれない。

 これらの人たちへ中継を行なってることが本来の公共放送の役割であると思う。相撲界に対してより、視聴者のことを考え、受信料で成り立つ立場からNHKが自ら判断すべきでした。

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