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2010年7月19日 (月)

早急に推進が望まれるイマージョン教育

P1040005  写真は前回、話題にしたサルスベリ(crape myrtle)です。日に日に開花が広がってます。水をやりながら観察すると中国語で百日紅と書くだけあって長い期間、紅く咲くには多くの蕾が必要で、どんどん蕾が膨らんでます。果たして9月末までの暑い夏をずっと楽しませてくれるでしょうか。

 ところで、サルスベリのことを英語でも表記しましたのは、これから日本の小中高で普及が望まれる「イマージョン教育」について考えてみたからです。

 このスペルはimmersionで本来の意味は浸すこと。イマージョン教育とは外国語を使って他の教科を学習することで、没入法といわれるシステムです。

 カナダで始まった教育と言われ、「フランス語圏の子供たちに英語を教える方法」として編み出され、小学校から普通教科の2~3教科を英語で教えたのが始まりと伝えられます。これにより英語は教科でなく、手段であると明確に位置づけられたと考えられます。

 私は高校生の時、どうしたことか音楽と英語が他の教科より好きでした。今でもこれは変わりません。若い時の良い刺激、良い環境、本人の指向・特質はその後もずっと続くようです。結局、それが元になって就職地はインドになったり、生涯を通して音楽を職業としてしまいました。

 子供の頃、イマージョン教育があれば、私は真っ先にこのクラスを希望したに違いなく、今頃は英語がペラペラになっていたかもしれません。これからの児童生徒さんが羨ましくもあります。

 イマージョン教育は音楽、体育などの教科が効果的ではないでしょうか。音楽は発声法、楽器の弾き方(楽器は英語名が多い)、少人数のアンサンブル、全体で合奏など動きや音を通して、また、体育はいろいろの動きやゲームを通して、教師から発せられるその場にふさわしい英語が子供たちの耳に自然体で入り、質問のチャンスも生じ、深い理解につながるでしょう。児童生徒の英語感覚が、あたかも母国語のように身につくと思われます。

 現在、シンガポール日本人学校ではイマージョン教育を取り入れていると聞きますし、アメリカでは20年ほど前から日本語によるイマージョン教育を実施している公立小学校があり、各学年1クラスが算数、理科、保健の3教科を日本語で学んでいるそうです。

 今般、この児童と父母ら22名が来日し、2週間の滞在中、姉妹校のある広島県福山市でホームステイしたり、首相官邸も訪問されたようです。

  アメリカでの日本語によるイマージョン教育実施校は、9つの州に25校あるといわれます。アメリカの子供たちが日本語を流暢に話し、未来は日米の絆を深め、世代を越えて交流してほしいものです。

 ところで、日本ではイマージョン教育は殆ど実施されてません。私の群馬県でも聞きません。この教育はアジア諸国の人々に比較して英語習得が苦手な日本人向きではないかと考えます。

 実施については、まず教師の問題があります。日本人教師なら英語ともう一つの教科の免許を持ってる必要があり、英語の先生でなくても、英語が堪能な教師が必要です。英語圏出身の外国人教師は一つの専門教科の免許を持ってることが不可欠となります。

 最近、ある会社の社長が公募されてます。条件の筆頭は英語が堪能な人物とのことです。海外との取引に決して後れを取らない企業であることが重要視されてます。同様に楽天では社内の会議はすべて英語で行なうことが決定されました。これも、日本語と英語に堪能なことが会社運営にとって必要不可欠な現れです。

 今後、日本でもイマージョン教育が普及し、世界に羽ばたく児童生徒が当たり前にそのクラスを選択できる時代が来ることを祈ります。

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