今日は立秋・・・夏至と秋分の日のちょうど中間
クレーターのようにしてある根元に毎日、井戸水をたくさん与えているからでしょうか。昨秋植えた百日紅は予想以上に生育し、開花は見事なまでに次から次へと蕾が見られます。この勢いなら、文字通り9月下旬まで百日咲く勢いです。
観察して知りました。花弁は咲くと落ち、新たな蕾が開花するのです。同じ花弁が長く咲くのではなく、バトンタッチしながら次々咲いて、長い期間咲き続けます。それにしても、植物には水が必要なことが分かります。最近は幹が太くなったのでしょうか。樹皮が禿げ始め、下から新たな皮ができてます。
真夏の今は花が少ない時季なので、庭先に植えた百日紅は目を休ませてくれます。いつになっても人生に花の咲かない私の代わりをしてくれてるように感じます。
月日の経つのは早いものです。今日は立秋。2月4日の立春から半年経過しました。立春ころ見た太陽の遥か後ろ側に今の私たちはいるのです。つまり、立春の位置から今日は約3億Km(2天文単位)離れた遠い位置に地球は浮いてるのです。
多少、楕円である公転軌道一周の距離は【直径約3億キロ×3.1416≒9億4248万Km】ですから、宇宙船地球号は常に宇宙大旅行の真っ最中です。それでも、地軸の傾きは約23度26分と不変のため、今の時季、北半球はもろに太陽の日差しを浴び、結果的に連日猛暑です。
地球は立春から公転軌道を180度周り、今日は夏至と秋分の日のちょうど中間である太陽黄経135°の立秋に差し掛かりました。厳密には日本時間8月7日23時49分の瞬間が立秋です。ほとんどの外国でも8月7日です。
立秋となると、山岳地帯はすでに初秋が感じられ、平地でも朝晩は一歩一歩涼しく感じられるようになるでしょう。夏至と比較して、すでに日の出時刻が遅くなり、日没時刻が早まってます。
群馬県高崎市では6月21日(夏至)の日の出は4時26分、 日の入りは19時05分で、8月7日(立秋)の日の出は4時54分、日の入りは18時44分です。
夏至に比べ、立秋は日の出が28分遅くなり、日の入りは21分早くなってます。
毎日、早朝にレース鳩の舎外運動を行なってます。近所の皆さんがほとんど寝ておられる時間帯です。この時刻が思い切り飛ばせられるので、私は眠い目をこすりながら鳩舎に行き、出舎させます。上空はすでに秋の気配らしく、気持ち良さそうに1時間の飛翔を続けます。
ところで、あと10日(今年は送り盆の8月16日)がいよいよ本当の意味の七夕です。以前にも書きましたが、七夕の七は星のことを指すのでなく、月の満ち欠けの7日目の夕刻を指します。
七夕は月の形が肝心で、この晩は上弦の半月です。午後6時に真南にあっても、地球の自転により、午後8時から10時ころにかけて傾きが変化し、上部が次第に右になり、お椀の舟のようになります。
この瞬間こそがポイントで、天の川を挟んだ織姫(琴座のベガ)と彦星(わし座のアルタイル)が、あたかもこのお椀の舟に乗り、年に一度会うことが許される夜空に描かれる天体の絵巻です。
ですから、現在、主に都会で行われる太陽暦の7月7日や、主に地方で行われる月遅れの8月7日は七夕として天文学上、何の意味も成さないです。特に7月7日では梅雨の真っ最中で、晴れても、織姫星も彦星も東の空に低過ぎて絵になりません。月の満ち欠けは毎年異なります。
原因は明治6年、旧暦から新暦に移行するとき、今まで同様、単純に7月7日に七夕を祝い始めたからです。天体に対して、もっときめ細かい配慮が必要でした。137年経過した現在まで、それが尾を引いてます。
私の家の近くでも、七夕が飾られてます。私の家の前には老人ホームがあり、きれいに七夕の飾りつけがしてあります。90才を越えたお年寄りの女性の短冊には「昔の彼に会いたい」と書かれてます。これには驚きました。いつになっても、人には彦星と織姫星の気持ちはあるのですね。年齢の若い私は勇気が湧いてきました。早く織姫を探そう。
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