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2010年11月12日 (金)

なぜか輝く今年の木星に月が11月16日に接近

 平素、木星についてはあまり親しみを感じなくても、今年の木星はなぜか輝きますね。

 惑星の中で最も巨大といわれ、その直経は地球の約11倍もあり、体積は地球の約1300倍と考えられてます。太陽からの距離は約5.2天文単位=7億8千万Km=地球から太陽までの距離の約5.2倍です。

 地球からの距離は最も接近時に約4.2天文単位=6億3千万Kmで地球の外側にあるので外惑星といわれます。進行方向は北極星側から見た場合、反時計回りに約12年かかって公転する軌道=orbitに乗ってます。

 巨大であっても、自転が約10時間と速いためでしょうか、遠心力によって赤道付近が膨らみ、楕円体=ellipsoidといわれます。

 小学生の頃、「水、金、地、火、木、土、天、海、冥」と覚えた惑星の一つです。最近は冥王星が惑星から外されました。この順序は太陽からの数え方なので、木星は地球より外側を回り、火星と小惑星=Asteroidの次に位置します。

 前述のように約12年かけて公転することから中国で昔は歳星といわれ、日本でも日本書紀や古事記に木星の記述があると言われます。

 ところで、最近では日が沈むと南東の空高くひときわ輝いてるのですぐ分かります。なぜ、良く輝いてるかの理由は前述の12年周期によるもので、今年はその位置が地球から見ていい位置に差しかかってるからでしょう。

 今年は、およそ太陽ー地球ー木星と並んでることにより、太陽の光で反射してる木星は地球から見て、あたかも満月のような位置関係にあり、地球から見えるほぼ全体が太陽の光に当たってるためと考えられます。地球から見て三日月のような位置にある年は輝きが少なくなる筈です。

 上の写真は木星です。不思議なのは横に連なるいくつもの縞模様です。木星は水素とヘリウムを中心としたガスで出来てるといわれ、左にある大きな渦は大赤斑というもので地球の2倍ほどの大きさと考えられます。

 木星と言えば衛星が数多くあることが知られ、天文学者ガリレオが1610年に発見したイオ、エウロパ、カニメデ、カリストが有名です。しかし、現在では16個の衛星の存在が知られています。

 今年、木星が良く輝くのは前述の通り、木星の公転位置が良いためで、私たちは健康でいれば12年後も、ひときわ明るく輝く木星が見られるでしょう。

 ところで、タイトルが示す「木星と月の接近」が日に日に近づいてます。もちろん、真実は接近しません。地球から見て近くに見えるだけです。言い換えれば、地球と木星を直線で結んだ線上に月が近づく現象です。11月15日は横に並び月が右になり、16日は縦に並び、月の下に木星が輝きます。しかし、その位置関係は刻々と変化します。

 私は宇宙への夢は持ってません。それは地球上にいるだけで、すでに素晴らしい宇宙旅行してるからです。もし、どこかの惑星に行ったとしても、天に輝くカシオペアやオリオン座を始めとする星座=constellationの形に変化はありません。太陽系と他の恒星の距離は私たち人間には考えられないほど隔たりがあるからです。

 ただ、最も親しみのある月へは行ってみたいです。そして、暗黒の宇宙に浮いてる美しい地球の姿や動きを見てみたいです。

 動きとは西から東へ自転することや刻々と変化する雲の移動を眺めたいです。月のある一地点から見ると地球は常に同じ場所に浮いてます。月面を移動すると地球の浮いてる位置が変化します。もちろん、月の裏側では他の惑星は見えても、地球は永久に見えません。

 特に新月のとき月から地球を見れば、地球が満月のように輝き、しかも、かなり大きく見え、五大陸が西から東へ動き、12時間で全く入れ替わるでしょう。日本の朝や夕刻も分かるでしょう。

 月と木星が接近して見える16日の晩、銘酒「吉乃川」や「貴娘」で盃を挙げ、大作曲家ホルストの名作・組曲惑星より「木星」を聴いたり、滝廉太郎の名作・組曲四季より「秋の月」を聴いたらどんなに楽しいことでしょう。

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