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2011年1月

2011年1月31日 (月)

新規導入なったレース鳩の血統第一弾

 最近、私の倉賀野町で鳩舎を建設し、レース鳩飼育を再開されたOさんは現在、種の導入に力を入れておられます。時々新築中の鳩舎を拝見してますが、一階の種鳩鳩舎はすでに出来上がり、その度ごとに新たな種鳩が増えてます。今後、二階の選手鳩鳩舎の建築に取り掛かられますが、すべて一人で建設されてることに頭が下がります。

 私はかねてから考えてます。レース鳩飼育では優れた血統を確保すれば、ベテランも新人もそれほど差がないのではないか、ということです。

 このため、強豪ひしめく中、血統と鳩質である一定のレベルに達してなければ、新人はなかなか成績が出るものでないことも事実です。 

 そのため、レース鳩飼育においては【最初の種鳩導入こそ肝心】で、これがその後、数年の成績を左右することになります。

 導入先としては、鳩レースの本場ヨーロッパで高く認められ近年好成績をあげてる血統、あるいは地元の飛び筋などに狙いを定めることになります。成績を出すには一般的には、地元の飛び筋が手っ取り早いようです。これはその地に適してると考えられます。

 特に群馬県では北海道から帰還した鳩が、如何に速く本州中央部に回り込むかがポイントと考えられてます。折角、東北自動車道沿いを速く南下しても、回り込みが遅いと分速が下がる地形です。

 彼は後者の導入方法を選んでいるので、秋レースから活躍が見ものであると同時に、私にとっては同じ町内なので位置的条件は同じ、正真正銘なライバルの出現です。彼は昔レースに参加した経験があるので、全くの新人ではなく、レース鳩に対する感覚は研ぎ澄まされてるでしょう。

 このようなライバルの出現は私にとって油断はなりません。しかし、レース鳩を通じて互いに切磋琢磨し、レースは戦いでも、ご存じの通り、エリザベス女王も飼育され、ヨーロッパで始まった高尚な趣味を共有するので、飼い主の人間的交流はその分だけ密になりたいと考えてます。

 ところで、私は10年ほど以前から親交いただいてる岐阜県の香山鳩舎から昨秋、5羽の新規導入を行いました。二月を迎え交配時期が迫り、その組み合わせに日々勤しんでます。

 それでは当舎Persimmon Marsh Loftに新規導入なった5羽のうち、2羽を紹介します。いずれも香山鳩舎作です。

 血統書で、父はJクラウト作翔の「ボルドーマーチン号」です。翔歴はボルドー811Kイヤリング、IN9686羽中総合2位、Nでは6133羽中総合優勝です。母はファンデングラ―フのド・フライヤー号娘です。

 こちらはスチール号の交配鳩です。血統書によると、父は当舎代表鳩スチール号の直仔なので、この鳩は孫になります。母方の祖父はデオ・デ・ヨング使翔の「デ・ヨング89号」です。

 「デ・ヨング89号」の翔歴は2001年バルセロナIN7567羽中総合26位、ペルピニャンN8627羽中総合4位、同INとして25471羽中総合5位です。

 今年の日本列島は近年にはない寒波の襲来により、群馬県でも連日気温が低く、当舎では予定より交配時期を遅らせてます。

 しかし、今週から気温が暖かくなるとの予報なので、陰暦の1月1日【2月3日】以降に交配予定です。この日は節分です。節分を境に日照時間がグンと伸びるので、レース鳩の交配にも適する時季と考えてます。分離されてる20ペアーは交配に向けてすでにスタンバイです。現在♂鳩に巣房を確保させてます。 

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2011年1月28日 (金)

2011年1月30日早朝に金星と下弦の月が接近

 この月は月齢25で下弦の月=waning moonです。午前4~6時の日の出前に、もうすぐ昇る太陽の光を受け日本では左下が輝いてます。日に日に細くなり、ついには衰え、消え失せるというwaneという言葉は誠に表情豊かな英語表現です。

 上弦の月=waxing moonは新月から次の満月に至る月で北半球では右側が光り、日に日に大きく盛り上がる感じの英語表現です。

 日本語の上弦とは月の入りに弦が上方に見え、下弦とは月の入りに弦が下方に見えることによるからです。しかし、実際に下弦の月の入りは太陽の光に遮られ見えません。

 ところで、あと1週間で新月です。内モンゴルなどアジアの一部では現在でも太陽太陰暦が採用され、【今年は2月3日】に新年を迎えます。この頃になれば寒さも峠を越し、ほんの少し陽の温かさを感じ、梅がほころび、ほんの少し春を感じる時季を新春と呼ぶのは季節感に溢れています。

 日本の年賀状では、これから冬本番を迎えるのに「新春おめでとうございます」という新年の挨拶です。平安~江戸時代からの名残りと考えられます。

 1月1日午前0時にシリウスが南中する太陽暦の現代では「新年おめでとうございます。」や「明けましておめでとうございます。」がふさわしいと思います。

 実は、毎晩同じ時刻に月の位置を調べると、手の甲を空にかざした幅より少し余計に移動します。年齢に関係なく手の幅は約10°です。月は毎日11~12°移動するので手の幅より少し余計に東に移動します。

 地球誕生以来、地球の周りを3億回以上も回っていると考えられる月は、満ち欠けに関係なく、ずっと同じ面のみを地球側に見せてます。裏側を見せません。この理由について私は「月は球体であっても重心が中心からそれ、地球に近い方にある」と推測してます。くるくる自転しないのはこのためではないでしょうか。

 いつも変らぬ月を滝廉太郎は作詞作曲し「光はいつもか変わらぬものを、ことさら秋の月の影は、などか人にものを思わする、などか人にものを思わする、ああ、啼く虫も同じ心か、ああ、啼く虫も同じ心か、声の哀しき」と表現してます。変わらぬ月であるからこそ、季節により人を感動させ、特に秋の月はしみじみと人の心を打つのでしょう。

 このスカイビューでは、東の空に夏の大三角形が登っています。明け方の星座はすでに夏の星座です。彦星(アルタイル)、織姫星(ベガ)、白鳥座のデネブが見えます。また、今回接近して見える「金星と月」のすぐ右に「さそり座」のアンタレスが輝きます。

 さそり座ほどユニークな形の星座も珍しいでしょう。背骨から尾がくねってる表情はまさに恐れられるサソリ=scorpionです。若き日、南インドのマドラスの海岸で見たさそり座はベンガル湾の水平線から空高く、あたかも地球上の生物を恐怖に陥れるかのごとく、赤いアンタレスを中心に強烈な表情で輝いてました。

 ところで、2011年は金星と月のランデブーとともに「初日の出」見ることができました。あれからひと月経過し、再び下弦の月と明けの明星のランデブーが起こります。金星が西方最大離角に近いことからこの天体現象=astronomical phenomenonが起こると考えられ、東方最大離角の頃は宵の明星でこの現象が見られます。

【2011年1月30日午前4時に撮影】

 ぜひ、30日の夜明け前に神秘的な宇宙ショーを見ましょう。時間的に考えてアメリカで見ると日本で見るより接近するでしょう。

 尚、1ヶ月後の3月1日夜明け前には金星と下弦の月が今回より、より一層接近して見える予定です。お楽しみに。

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2011年1月24日 (月)

食物には賢者であるべき

 近年、内視鏡=endoscopeによって自分の胃や大腸、十二指腸、食道の内部などを見ることはできても、平素の生活において臓器を直接見ることはできません。ましてや骨も生涯見ることはないでしょう。

 私たちの身体の形を整えてる骨は毎日、新陳代謝を繰り返し、【成人では2~3年周期ですべての骨が生まれ変わる】とのことで、これを考えた場合、骨の生成に関わる食生活、及び骨に負荷を与える運動が生命保持にいかに重要であるかが理解できます。

 一般的に、運動というと筋力を増強したり、心肺機能を高めることですが、最近、私は「骨を鍛える、骨をしっかり作るべき」と考えるように変わりました。

 全身を覆う骨は大切と考えても、見えないので、つい疎かにしてしまいやすいです。特に上半身では生命維持の各種臓器を周囲から支えてます。もし、肋骨や背骨が弱ければ、心臓や肺はもちろん、消化を司る柔らかい臓器や血管が圧迫され、栄養がうまく吸収されません。

 平素から【自分を支えてる基盤は骨である】ことを肝に命じ、運動や食生活において正しい生活を実行したいものです。

 特に食生活では骨になる栄養素を日々摂取することを心掛けなくてはなりません。ある柔道家の祖父は魚屋さんだったので、孫に毎日魚の骨を擦って与え、その結果、孫は立派な体格に恵まれ、オリンピック・チャンピオンになりました。

 骨の生成に関して、一般的にいわれてることはカルシュームやマグネシュームの摂取です。食物成分表によると煮干しなど小魚、魚介類には多くのカルシュームが含まれ、この他にも多くの食品にカルシュームが含まれてます。代表格は牛乳やヨーグルトでしょう。

 牛乳は毎日200CCを飲みたいものです。また、チーズにも多くのカルシュームがあり、野菜では小松菜が代表格とされてます。その他、カルシュームを多く含む食品を生涯にわたり研究することはとても長寿に役立つと考えられます。

 カルシューム不足で心配されることは骨粗鬆症=osteoporosisに罹りやすいことです。骨がスカスカになり、折れやすくなる病気で、50才を越えた女性が圧倒的に多いといわれ、70才以上の男性も増えてると報告されてます。

 ところで、子供にしっかりした体をつくってやるのは親の役目で、男子は中学生、女子は小学校高学年の成長が生涯の健康を左右すると考えても間違いないでしょう。骨の生成のためには、この頃は運動とともにカルシューム製品を毎回食卓に並べたいものです。「健全な精神は健全な肉体に宿る」はカルシュームからといえるでしょう。

 カルシュームは近年話題になってる体脂肪率を下げる役目も報告されてます。先日の測定で私は17%でした。その後、かかりつけの医師に訊いたら、この数値をずっと維持するよう指導されました。

 骨の生成にはカルシューム、及び前述のマグネシュームそしてビタミンK2が効果があるといわれ、スーパーなどでの食品を購入する時は、美味しいとか嗜好の判断より、食品成分を良く見て買う習慣を心掛けたいものです。

 運動では特に下半身に負荷を与える意識で、歩くときも踵から着地し、全身に響く感じが良いと思います。locomotive syndromeに陥らぬよう、平素から栄養に運動に厳しく生活したいと思います。

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2011年1月20日 (木)

今日から大寒・・・すでに開花が始まってる君子蘭

 今日は大寒の入り。昨年の春分を基点として太陽黄経が300°となり、あと15°で立春です。夕刻には日が伸びてることが確認できます。

 君子蘭=Kaffir Lilyは3年ほど前に隣のTさんから1鉢分けてもらったのですが、ご覧の通り、今ではたくさんに増えました。

 根分けにより子供を分離し、新たに独立した君子蘭には再び子孫が増えていく習性なので、このままでは将来的にかなり増えそうで、そんなにあっても仕方なく、増え過ぎたら分けてあげるつもりです。先日は早速、Samuel Toddさんに一鉢分けてあげました。

 君子蘭のように根分けで、増えていくのも楽しいです。日本経済も君子蘭のように右肩上がりに回復しないものでしょうか。ほんの少し、2011年のアメリカ経済は回復しつつある気配に感じます。

 ところで、試行錯誤で私なりに君子蘭の育て方を研究しています。今まで特に失敗はありませんでした。

 原産地がアフリカとのことで寒さに弱いと考えてます。このため、5月~10月までは室外の半日陰に置いて育て、11月~4月までは陽の当る室内に置いてます。特に低温を嫌うので、寒い時季は日当たりのよいにところで育てたいものです。大きさも丁度よい植物でしょう。

 植木鉢に入れる土は赤玉土の大粒を使ってます。これにより保水され、水分不足が解消されます。今の時期、君子蘭は日の当る温かな場所が良く、時々、受け皿に水を与えれば、自ら吸い上げて根元に届きます。こんなことで、君子蘭は案外簡単に開花が楽しめます。

 一方、今は花が少ない時季です。梅は2月中旬から3月にかけてが開花で、その前は君子蘭です。まだ、蕾のものもあり、全体としては五分咲きで、2月いっぱい楽しめそうです。

 これは南天です。例年より今年は色鮮やかに感じます。昨年の猛暑が影響してるかもしれません。

 最近、南天は枝を切って生け花にしても、水持ちがいいことを知りました。下のように玄関に生けた南天はすでに二週間ほど経ちます。しかし、全く元気です。裏庭にたくさんあるので来年からも生けてみます。生け方は素人ですが、どうでしょう。結構、様になりますね。

 2週間続く厳しい大寒にあっても、春は確実に近づいてます。

 「人生の厳しい冬」もいつまで続くわけでなく「希望に満ちた未来」が後ろに控えてることを自らに言い聞かせてます。現在、一人暮らしという苦境にあっても、寂しさに耐えて生きなくてはならない。私は未来を君子蘭や南天にあやかりたい。

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2011年1月17日 (月)

倉賀野に飛来してるコハクチョウ

 1月中旬から下旬は一年で最も気温が下がります。冬至のころが最も寒い筈ですが、寒さは1ヶ月遅れることを今後は研究してみたいです。同様に夏至より1ヶ月経過した頃が猛暑となることも同様に理由を確かめたいです。

 一方、今の時期、日の入り時刻が少々遅くなり、日が伸びた感じですが、日の出は相変わらず遅いです。地球の動きは誠に微妙です。ぜひ、この鍵を明かしたいものです。理由は公転が楕円軌道=elitiptical orbitだからでしょうか。それとも自転によるものでしょうか。一定でない地軸の揺れによるものでしょうか。

 ところで、私の住む群馬県の倉賀野は関東平野の西端にあり、どちらかというと、太平洋側に位置してます。このため、降雪はほとんどありません。代わりに西高東低の日々は浅間颪や赤城颪の空っ風が吹き、体感温度は低くいです。

 地元の上毛カルタにも「雷と空っ風、義理人情、」と、雷の多さや冷たい北風と対比する群馬県人の温かさが詠まれてます。

 鳩友・北海道のデカ橋さんのところは-17℃程とのことですから、私にはその寒さが想像できません。低気温の体験は浅間山の中腹にある小諸自然の家に宿泊した翌朝が-12℃程だったことを記憶してます。

 いつかは行ってみたい北海道ですが、寒さに弱い私が冬に北海道を訪れることは考えられません。その点、群馬の鳩友アルカディアさんは4日間も北海道スキーツアーを楽しまれたとのことなので寒さに強い方です。日々鍛え上げた剛健な精神と肉体が身についてるから自然界の脅威は何でもないのでしょう。

 私は若き日、暑い国にいたので暑さには強いほうといえます。昨年の猛暑は案外大丈夫でした。今季の冬はそれだけ寒く感じます。一人暮らしは尚更です。

 しかし、日本は温帯にあり、それは北緯24度から北緯45度までに位置し、これは赤道から北極までの距離の半分より南にあり、非常に恵まれている位置である認識を新たにします。

 気候としては四季が明確でありバランスに優れてます。幾万年か前、住みついた日本民族の先祖に感謝しなくてはならないでしょう。気候のバランスに恵まれてることから、日本では挨拶に気候・天気がまず口から出るのではないでしょうか。

 ところで、近年、倉賀野の烏川でコハクチョウが確認できます。私は鏑川で羽を休めてる姿も確認したことがあります。今回は烏川沿いの緑公園の上空に飛来してました。

 シベリアあるいはカムチャッカからの渡り鳥=migratory birdと推測します。よくも倉賀野へ飛来してくれました。途中、仲間の渡りはすべて無事であったのかと広大な海原を南下する厳しい様子が目に浮かびます。

 というのは私の場合、レース鳩を飼育してることにどうしても結びつきます。以前に稚内から倉賀野まで1039Kを翌日帰還したことがあり、それに比較してしまいます。コハクチョウの飛翔距離2000~3000Kと推測します。

 鳥目なのに、海上での渡りの最中に日が暮れたらどうするのか。一気に島から島へ渡り切る覚悟なのでしょうか。渡りに都合の良い気圧配置を感知し、海上で夜になることを避ける習性を祖先の血から受け継いでいるのでしょうか。

 一方、なぜ、日本では繁殖しないのか。北半球の渡り鳥の多くは北の住処で子育てのようです。しかし、赤道を横切る渡り鳥もいると聞きます。ヒマラヤ山脈の上空を横切る鶴は有名です。渡り鳥は私たち人間に解き明かすことができない神秘な習性があるのでしょう。

 レース鳩の天敵である鷹も渡りの習性があると聞きます。鷹が渡りをして日本列島にいないとき訓練やレースをしたいものですが、猛禽類は常に生息してると想われるほど倉賀野周辺にもたくさんいます。

 本日、我がレース鳩は栃木県・塩谷から倉賀野まで直線100Kの訓練日です。猛禽類が飛ぶ遥か上空を飛翔し、無事に帰還してほしいものです。

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2011年1月13日 (木)

小学生の安全な登下校のためパトロールに参加

2498 【私の母校・倉賀野小学校】

 家に孫がいる方が行なうパトロールと思っていましたが、私も年間を通じて学期の始まりは登校時に集団で校区を歩き、その他の期間は下校時に参加してます。ゆっくり歩いて40分の程の通学路をグループに分かれ、登校時は朝食前に歩いてます。

 というのは、子供たちの登下校の安全が主たる目的であっても、このパトロールが始まってから、空き巣=sneak thiefが減少してると聞いたからです。これではすぐに参加しなくてはならないと考えました。 

 私たちの子供の頃は賑やかで町内が危険なことはありませんでした。しかし、近年は都会も地方も防犯対策measure of crime prevention が必要です。ましてや、一見、配達会社の制服らしきものを纏い、堂々と玄関から侵入する不届き者がいるようで、昨今、無縁社会といわれるようになってからは、より大きな社会の落とし穴が生じ、住民による事前の防犯対策は必要不可欠です。

 ところで、全国的に少子化といえども集団登校を見学すると時間帯が決まってるので、子供たちの人数が誠に多いことに気づきます。少子化などどこ吹く風の感ですが、統計的に子供の数は少ないのでしょう。

 防犯パトロールが巡回してる姿を見せることが、安全につながるのでしょうが、それによって、子供の誘拐=kidnaping=abuductionなどをはじめとして社会から危険なことが無くなるとは本来寂しいことです。しかし、昨今の子供を巻き込む事件をニュースで見るにつけ、防犯活動の必要性は社会の基本と考えられます。

 厳寒ですが、最近は毎朝、私もパトロール隊の一員として7時30分から8時10分まで通学路を中心に数人で歩いてます。

 隊員は15名ほどなので3班に分かれ、小学生の通学路を隈なく歩きます。子供たちは元気な声で挨拶し、倉賀野小学校の教育がよく行き届いていることが感じられます。

 私は初めてボランティア活動なるものに参加し、社会のために何かすることは、とても有意義に感じます。無縁社会などと言う言葉が死語となるよう、社会の連帯を感じながら生まれ育った倉賀野町のために少しでも貢献したいと考えるようになりました。

 明日の朝も寒いが、子供たちや地域の安全安心のため防犯パトロールに参加し、その後、一人暮らしのためガストへ朝食に行きます。パトロールで40分も歩いた後はお腹が空き、朝食がおいしいという一石二鳥があります。

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2011年1月10日 (月)

New Zealandの家族を迎え、パーティーでSax演奏

Ca18hikt  前橋市古市町に最近オープンしたAotea English Schoolにおいて、ほとんど英語によるパーティーが午後7時から開かれ参加しました。

 BYOB=Bring Your Own Booze形式により、各自食べ物や飲み物を用意することになっていたので、私は日本的なお団子やタコ焼きなどを、もちろん日本酒も持って行きました。

 このため、新前橋駅から会場までリュックを背負いながら、厳寒の通りを20分ほど歩きました。

 主催者はAotea English SchoolのSamuel Todd校長ご夫妻です。参加者はこの学校の生徒さんたち。といっても、一人の高校生、30~40才代までの男性と女性の方々です。ニュージーランドの方はご夫妻と娘さんです。現在、Samuel Todd宅でホームステイ中です。

 ご夫妻は群馬の高校でALTの体験があることから、日本の文化や歴史に造詣が深く、驚くことに日本語が堪能です。なぜ、そのように流暢になるか不思議です。

 パーティーでは、最初は出席者一人ひとりが英語による自己紹介です。名前と現在の様子、趣味などが語られました。私としては趣味の話は一言で言えないくらいですと話しました。みなさん、一生懸命に話し、英語に挑戦する姿に好感が持てました。

P1020142   パーティーが佳境に入る前に、持ってきたソプラノサックスを演奏することになり、ニュージーランド国歌を吹きました。実は、ニュージーランドの方々の前でニュージーランド国歌を演奏するのはヒヤヒヤものですが、拍手をいただき安堵しました。終わってやれやれでしたが、何とアンコールの声がかかり、内心、「さあ、どうしよう。」でした。

 アンコール曲を考えてなかったのです。とっさに、Samuel Toddさんと慰霊登山した御巣鷹山のことが頭に浮かび、坂本九さんの「見上げてごらん夜の星を」を吹きました。練習してない曲を人様の前で演奏するのは正しく吹けるかとても心配なものです。しかし、どうにか最後まで吹け安堵しました。

 以前から、国際交流では何か生演奏があると和やかになることは知ってたので、ソプラノサックスを演奏して皆さんが耳を傾けられ、とても嬉しかったです。

 私はたまたま、ニュージーランドご夫妻のご主人と隣でしたので、できるだけ英語で話しかけてみました。日本酒を酌み交わしながらの慣れない英語も楽しいものです。

 彼は日本語が堪能なことから、私はI wish I had your gift for language.などと言って、外国語の効果的な勉強法を探ろうとしましたが、この家庭は娘さんも含め、みなさん流暢な日本語を話されるので環境に恵まれてるようです。と言っても、それは近年のことで最初は難しかったことと推察します。

 特に娘さんは日本の若者の言葉を自然に使います。ご家族で日本文化と日本語が好きなのでしょう。全くのバイリンガルと感じました。これほど母国語と外国語の能力がほぼ等しいことは私たちの夢です。

 ところで、私は日々ボキャブラリーを増やすことに努めていますが、今後は「如何に人前で使えるように覚えるか」が鍵と思ってます。効果的なことの一つに、諺を身につけ、すらすら口から出るようにすることは会話にはいいようです。

 また、英語は子音の発音が肝心なので、唇と舌、歯による摩擦音・息の音のみでの発音練習や、脱ローマ字としての読み方、腹式呼吸を心掛けアクセントをつけてみたいです。

 外国人が来られるパーティーは日々の練習を実践するチャンス到来なので、躊躇せず参加したいものです。これからもカテゴリーを広げたボキャブラリーにチャレンジしたい。 

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2011年1月 9日 (日)

1月10日夕刻に木星と月が接近して見えます。

 今の季節、日本海側の地域では曇りや降雪のため天体観測が難しく思われます。それでも時折チャンスは到来するでしょう。ぜひ、夜間の晴れ間に天体をご覧になると楽しいでしょう。群馬県では東南側半分は概して晴れてます。私の住む高崎市は冬晴れが続いてます。

 2010年1月は「夕刻と明け方」2回、惑星と月のランデブーが見られます。

 私たち人間はなぜかこのような光景に惹きつけられロマンを感じるものです。ましてや前回のブログで扱った世界の山岳地域や砂漠や大草原の国々で見られる天体ショーはかなり神秘的であると想われます。

 タイトルのように1月10日夕刻に南西の空をご覧になると、木星と三日月(月齢6.1)が接近して見られそうです。前もって接近の程度を予言できなくとも、想像より近いこともありえます。

 この写真は2011年1月1日初日の出前の金星と下弦の月です。1月10日夕刻の木星と上弦の月のランデブーはもっと接近すると予想してます。1月8日夕刻に両者の位置関係を見ましたが、月が東へ移動しつつあり、10日にはかなり接近するのではないかとワクワクでした。

 木星と月がかなり接近してますね。しかし、宇宙空間は広いので実際に見てこそ接近の度合いが分かります。ぜひ、楽しみにしましょう。

 ところで、私は接近という言葉を使ってますが、もちろんこれは正しくありません。実際には想像できないほど遠くの距離に両者は浮いてます。地球と木星を結んだ直線に月が近づくというのが正しいです。地球から観察すると木星と月が接近して見えることになります。

 一方、1月30日の夜明け前に、今度は金星と月が接近して見えます。このところ金星が西方最大離角の位置にあり、明けの明星が続くので、一ヶ月に一度はこの現象が起こると推測できます。

 それにしても、今月の月は1月10日夕刻に木星と接近して見え、1月30日明け方には金星というふうに連続して接近が見えるのは珍しいことでしょう。これは惑星の周期が異なり、私たちの地球から見ると天体ショーとして、有難い新年のプレゼントです。

 これらの現象の時、月の極地に立てば1月10日では木星と地球が地平線すれすれに正反対の位置に見え、1月30日には金星と地球が正反対の位置に見えると想像するのも楽しいことです。

 多少時刻が異なっても、今月二つの天体現象は世界各地で見られることです。特に1月10日の日本時間午後9時ころには東南アジア諸国からインドにかけて日本と同時に見えると考えられます。

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2011年1月 6日 (木)

内モンゴルとネパールで見た手に取るような星座

 夜中に星座を見ると、「無窮の宇宙は暗黒である」と認識せざるをえません。この世はすべて真っ暗であることを悟ると生きてるのが怖くなる時があります。昼間明るいと感じても、それは地球上にいるからであり、大気のお陰であり、大気がなければ太陽は輝いても昼間も空は暗い空でしょう。

 空気が澄んでるので今の時季、星座を見るのは絶好の機会です。毎晩、同じ時刻に同じ星座を見ても、少しずつ西に移動してます。それは、およそ1度です。

 空に手をかざすと手の幅(親指から小指まで)が約10度なので、一晩に星座が移動する距離は指1本の半分ほどです。それを地球上での距離で考えると【赤道で】111Kほど西に移動してることになります。これは地球が公転によります。

 冬の代表格はオリオン座と冬の大三角形です。今の時季すぐに発見でき、誠に個性的な形です。オリオン座のベルトに当たる三つ星=tristarは本当によく並んでいて奇跡です。三つ星は北半球から見て、右からミンタカ、アルニラム、アルニタクと命名され、偶然でしょうが、ミンタカの真下が赤道です。これを知ってると便利です。

 若き日、2年間インドに滞在してたとき、Calcutta Symphony Orchestraの演奏会の帰路はオリオン座を眺めて歩いたものです。

 前述の通り、オリオン座は全体的にも赤道の真上なので、私が住んでたカルカッタ(現コルカタ)は北緯22度のため、日本で見るより、頭上に近い位置にあります。

 天体の位置が日本で見るのと変わることは、特に南の国や北の国に行っておもしろいことでしょう。日本国内でも、南西諸島では冬にカノープスが見えます。

 カルカッタでは月も太陽も年間を通してほとんど頭上のことが多いです。外にいると正午に自分の影がなくなります。影は自分で踏んでるのです。西の空に沈む三日月はお椀の形になります。

 以前に幾度かシリウスと1月1日の関係を書きました。除夜の鐘が鳴るとき、日本全国どこで見ても、ほとんど真南に輝いています。先日の年越しの瞬間、シリウスをご覧になりましたか。チャンスを逸した方は1年後です。「1年とは何か」について、あるいは「1月1日の意味」について考えられるかもしれません。

 シリウスはオリオン座のミンタカの位置から大分下に見えるので、赤道より南にあることが分かり、オーストラリア北部です。南半球の緯度の高い場所では北側に見える筈です。これは日本で見るのとは全く異なるシリウスの光景でしょう。

 シリウスやオリオン座は日本では冬の星座でも、オーストラリアやニュージーランドでは夏の星座です。

 ところで、昔に比べ最近は日本でも星空がはっきり見えるようになりました。空気がきれいになりつつあるのでしょう。高い山や高原で電灯が見えない地域では、自然が残ってる外国に引けをとらないと思われます。

Dscf0348 【左の建物がパオの入口】

 実は、私が飼育してるレース鳩の1羽が内モンゴルで発見されたことがあり、その鳩に会いに行った時のことです。鳩を保護してくださっていた張宝崑さんと大草原の移動式テントであるパオの中で、60度のお酒で乾杯し、鳩談義をしました。度数が強くてこれには参りましたが、パオの天井には換気用の大きな丸い窓が開いており、そこから星が見えるのです。

 夜中にパオから出ると目に入る光景は星座のみです。真っ暗なため他に何も見えません。しかも、かなり立体的に近くに見える感じです。標高2000メートル付近の空気は夏でもヒンヤリしてます。星座は手に届くようにきらきら輝くのです。時々、出現する流れ星=meteorを見~た?などとダジャレを言っても、内モンゴルでは通じません。

 一方、インド滞在中、休暇にはカトマンズへ「ヒマラヤ山脈」を見に行きました。山々は万年雪に覆われ、天に届くかのごとく高くて長い山脈です。快晴でよく見渡せました。

 そして、夜間は内モンゴルの大草原と甲乙つけがたい星座のオンパレードです。「星は降る如く」という表現が相応しいでしょう。カトマンズは北緯28度。奄美大島と同緯度です。このため北極星の視角は28度となり、私の群馬県(北緯36度)で見るより、全体的に星座が北に移動し感銘を受けました。

 それ以来、天体の動きに関心を持ち始めました。外国に行ったら天体観察をしたいものです。特に南半球では満月の柄が日本とは上下逆さまになる筈で、到底、今年の干支であるウサギには見えないでしょう。

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2011年1月 3日 (月)

新年から燃えてるレース鳩訓練・次回は霧降高原

アクセスいただいてる皆さまへ

 新年おめでとうございます。旧年中はいろいろお世話様になりました。アクセスやコメントに感謝しております。

 コメントをいただくとブログを書くことに新たに燃えるものです。拙い文章ですが、無い知恵を絞って月・木の週2回書く予定です。 どうぞ、今年もアクセス・コメントをお願い申し上げます。

 発信場所は群馬県高崎市で、見かけ上、日本の真ん中です。

 ブログのタイトルPersimmon Marsh Loftは柿沼鳩舎ですから、内容についてはレース鳩飼育に関する記事がメインです。しかし、できる限り取材や正確な資料を集め、レース鳩以外でも多くのカテゴリーに挑戦し、日々生活していくための大切な事象について考えたり、感想を書きたいと思ってます。

 上の写真は鳩友アルカディアさんの近くに位置する「黒井峯遺跡」での放鳩訓練です。遠方の山は上毛三山の一つである榛名山です。高い位置の中腹右に見える街並みが日本の名湯「伊香保温泉」です。

 榛名山頂の小さく並んだ二つの峰が「二ッ岳」で6~7世紀に大噴火を起こし、この下には当時の集落が現在でも埋没したままで「日本のポンペイ」と称される遺跡です。現在の光景は映画サウンドオブミュージックの舞台のようです。登山、ゴルフ、スキーと健康志向のアルカディアさんの足腰鍛錬地でもあります。ここは丁度、東経139度線が通ってます。

 この山は桐生市から見た赤城山1828mです。これも上毛三山の一つです。レース鳩の基礎訓練では結局この山の東側か西側を訓練することになります。

 北海道から放鳩した場合、レース鳩は最後にこの山を迂回しなくてはならないからです。これが群馬県でレース鳩を飼育する人の悩みであっても、訓練において効果的な創意工夫が生まれることになります。

 一般的には秋は日本海側に近い赤城山の西側を、春は太平洋側に近い東側を訓練します。当地区の強豪「はと鳩舎」は密かにこの赤城山の頂上から訓練するようです。昔は私も頂上から訓練しましたら、確かに効果が出ました。東日本チャンピオンレース(放鳩地・北海道羽幌)で連盟一羽帰りをしました。しかし、現在は猛禽類の住処であるため私は行なってません。

 ですから、この赤城山の麓のどこで放鳩訓練をするかが群馬県のレースマンの腕の見せ所でしょう。私は秋は西側、春は東側です。

 次回の連合会訓練は1月8日(土)の放鳩で日光霧降高原80Kです。男体山の東側で標高1000mほどの高い地点です。例年、帰還が良く、スピードもあるいいところです。理由は標高が高いからと考えらけます。高ければ方向判定に時間がかからないでしょう。

 当地の強豪はここを毎回訓練すると聞きます。やはり効果があると考えられます。しかし、今の時期、山岳は雪道なので危険が伴います。私は500Kが終わった時点の海越え(津軽海峡)前に、途中訓練として考えてます。

 一方、現在の当舎の管理は寒さ対策を実施してます。レース鳩は「暑さに弱く、寒さに強い」と耳にしても、適温がいいことは確かでしょう。選手鳩鳩舎は夜間すべての窓が外気から遮断できる構造にしてあります。特に午前3時~5時が最低気温なので、ジッとしてる鳩にとっては体温が奪われ易く、体力消耗を防ぎたいです。

 昨年のうちに一連の投薬を済ませました。水浴は比較的多くしてます。鳩の行動を観察すると水浴したがることが分かります。私がいても水道の流しのそばに来るからです。なるべく持寄りの1日前か、持寄り当日早めに行ってます。

  半世紀以上飼育してても答えは把握できず、日々に新たなレース鳩飼育です。良い管理は当たり前で、血統がレース結果を左右することは確かなことです。もうすぐ作出に成果を上げたい。

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