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2011年1月24日 (月)

食物には賢者であるべき

 近年、内視鏡=endoscopeによって自分の胃や大腸、十二指腸、食道の内部などを見ることはできても、平素の生活において臓器を直接見ることはできません。ましてや骨も生涯見ることはないでしょう。

 私たちの身体の形を整えてる骨は毎日、新陳代謝を繰り返し、【成人では2~3年周期ですべての骨が生まれ変わる】とのことで、これを考えた場合、骨の生成に関わる食生活、及び骨に負荷を与える運動が生命保持にいかに重要であるかが理解できます。

 一般的に、運動というと筋力を増強したり、心肺機能を高めることですが、最近、私は「骨を鍛える、骨をしっかり作るべき」と考えるように変わりました。

 全身を覆う骨は大切と考えても、見えないので、つい疎かにしてしまいやすいです。特に上半身では生命維持の各種臓器を周囲から支えてます。もし、肋骨や背骨が弱ければ、心臓や肺はもちろん、消化を司る柔らかい臓器や血管が圧迫され、栄養がうまく吸収されません。

 平素から【自分を支えてる基盤は骨である】ことを肝に命じ、運動や食生活において正しい生活を実行したいものです。

 特に食生活では骨になる栄養素を日々摂取することを心掛けなくてはなりません。ある柔道家の祖父は魚屋さんだったので、孫に毎日魚の骨を擦って与え、その結果、孫は立派な体格に恵まれ、オリンピック・チャンピオンになりました。

 骨の生成に関して、一般的にいわれてることはカルシュームやマグネシュームの摂取です。食物成分表によると煮干しなど小魚、魚介類には多くのカルシュームが含まれ、この他にも多くの食品にカルシュームが含まれてます。代表格は牛乳やヨーグルトでしょう。

 牛乳は毎日200CCを飲みたいものです。また、チーズにも多くのカルシュームがあり、野菜では小松菜が代表格とされてます。その他、カルシュームを多く含む食品を生涯にわたり研究することはとても長寿に役立つと考えられます。

 カルシューム不足で心配されることは骨粗鬆症=osteoporosisに罹りやすいことです。骨がスカスカになり、折れやすくなる病気で、50才を越えた女性が圧倒的に多いといわれ、70才以上の男性も増えてると報告されてます。

 ところで、子供にしっかりした体をつくってやるのは親の役目で、男子は中学生、女子は小学校高学年の成長が生涯の健康を左右すると考えても間違いないでしょう。骨の生成のためには、この頃は運動とともにカルシューム製品を毎回食卓に並べたいものです。「健全な精神は健全な肉体に宿る」はカルシュームからといえるでしょう。

 カルシュームは近年話題になってる体脂肪率を下げる役目も報告されてます。先日の測定で私は17%でした。その後、かかりつけの医師に訊いたら、この数値をずっと維持するよう指導されました。

 骨の生成にはカルシューム、及び前述のマグネシュームそしてビタミンK2が効果があるといわれ、スーパーなどでの食品を購入する時は、美味しいとか嗜好の判断より、食品成分を良く見て買う習慣を心掛けたいものです。

 運動では特に下半身に負荷を与える意識で、歩くときも踵から着地し、全身に響く感じが良いと思います。locomotive syndromeに陥らぬよう、平素から栄養に運動に厳しく生活したいと思います。

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