この夏は節電・節水に取り組むよい機会
イタリアでは原発はすでに稼働しておらず、ドイツ及びスイスでは原発の全面廃止が決まり、数年のうちに太陽光発電などに切り替えるとのことで、国民の生命の安全を最優先する政府の素早い対応に目を見張るものがあります。
これらは未だ収束の目途がつかず、深刻な事態が続く福島第一原発の現状に起因します。適切な手が打てないまま時間が過ぎ、これこそ危機です。日本の危機的現状は国際社会から重大な関心を持って注目されてます。
地震国、津波国で、しかも狭い日本に54基という世界第三位の原発が集中してることは極めて危険な状態と言えます。
原発数第一位のアメリカは環太平洋の地震帯に原発を殆ど設置せず、第二位のフランスには地震帯がありません。日本の原発は常に地震と津波の危険に晒されてます。
放射能汚染=radioactive contaminationを避けるため計画的避難区域から避難されてる方々は、避難生活がいつまで続くか、故郷での生活にいつ戻れるか不明であり、今までの仕事ができず、どれほどか辛いことでしょう。我が群馬県にも多くの方々が避難されてます。
私は、これからの日本の発電はCO₂排出量の少ない天然ガス火力発電所の推進、及び水力発電所を増やすべきと考えます。
地震直後の計画停電はなくなり、ホッとしても、長期予報によると今年の夏は猛暑が予想されてます。私たちは暑さ対策について、昔のように知恵を絞る必要があります。
ところで、東京都庁、千葉県庁や宇都宮市などいくつかの自治体、及び企業によっては独自のサマータイム=DST=daylight saving timeを取り入れると報じられてます。朝の涼しいうちに業務を開始し、残業なしで退庁・退社時間を早める動きです。これにより節電はもとより、仕事の能率を図ることになります。
この方法は時計を1時間早める本格的なサマータイムと異なり、社会的混乱が少なく、多くの職場で行われやすいと思います。
西欧諸国が行ってる国全体を1時間早める本格的なサマータイムは経度差23°と東西に長い日本では、地区により生活に不自然さが生じます。
一般論として、人間の動作や判断力は早朝が鈍く、通勤通学時の交通事故が危惧されます。また、循環器疾患の人、早朝高血圧の人、及び多くの高齢者は体調を崩すことが考えられます。
日本におけるサマータイム導入について、北海道では比較的影響が少なくても、九州、及び沖縄など南西諸島では相応しくありません。
これは父母が戦前から使用してた防火用水です。現在、私は鳩舎に降った雨水を溜めて、植物に与えてます。雨量は予想以上に多量に降るものです。ちょっと降るとすぐに溢れてしまい、自然の力は凄いです。雨という恩恵を無駄にせず、打ち水などに利用すればいくらか涼しくなるでしょう。
レース鳩は暑さに弱いと考えられ、あちこち風が抜ける構造にしてあります。換気は東西のみならず、上下にも流れる構造です。
今年、住まいも簾を予定してます。簾が有るのと無いのでは体感温度が違い、外気が直接身体に当たるのと、簾を抜けて来るのとでは気温差が出る筈です。
私が子供の頃はクーラーどころか扇風機もなく、うちわのみでした。(えっ~、カッキー今いくつ?)
この夏、私は原則的にクーラーを使用しない覚悟です。来客が見えた時のみ入れるつもりです。普段は薄着でクールビズ的な涼しい衣服を着用し、日中、喉が乾けばアルカリイオン水を飲み、そして、一日暑さに頑張ったら褒美に夕刻は生ビールです。
梅の木の下にはテープルがあり、今年の夏の夕暮れは生ビールをここで頂きます。椅子は二つ用意してあるので早く二人で乾杯したいものです。(涙)
何と言っても、緑を植えることが暑さ対策にいいでしょう。
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コメント
「何をしてあげれるのだろう?」 自分のための思いではなく、相手を想い、考え、問うこと。
そこから始める想いが、ひとりから大勢へと…。
その想いがひとつになった時に、世の中は大きく変われるのだろう。
投稿: hikaru | 2011年5月26日 (木) 15時38分
hikaruさんへ
コメント有難うございます。頑張ろう日本のもと、電力不足で一人ひとりができることは節電です。
避難を余儀なくされてる方々のためにも、経済活動を自粛してはなりません。一刻も早い経済の立ち直りが肝心です。しかし、日本の世の中が安心安全でよい方向に変化するには、まだまだ相当の時間がかかります。
投稿: カッキー | 2011年5月26日 (木) 16時16分