1本の木で6色楽しめる「常夏ツツジ」が開花
白と赤の花弁を主体するツツジであっても、良く観察するとこの他に「しぼり」など4種類の花弁を持ち、1本の木で合計して6色が咲いてる豪華な姿です。
なぜこのように咲き分けるか神秘に感じますが、きっと遺伝子がそうさせるのでしょう。花梅やしだれ桃では2色咲く木があり、それぞれ「思いのまま」や「源平しだれ」と命名されてます。
それでは白と赤以外の花弁をご覧に入れます。
このツツジは最近、埼玉県花園町の花木流通センターで見つけ、値段も手頃だったので数年ぶりに購入しました。値段は飲みに行くことを3回自粛すればいいほどです。ツツジのことを話しながら飲むのも楽しいもので、果たして3回自粛できるでしょうか。
これらの花弁はそれぞれ小枝の先端に付いてるので、折らないように注意が必要です。特にこの花弁は細かな「しぼり」で美しいです。
ご存じの通り、レース鳩の羽色も多種多様で、私の鳩舎にはしぼりに似たモザイクがいます。これも遺伝によるものでレース鳩は観賞用ではありませんが、美しいものです。
こちらも「しぼり」ですが、斑模様が入ってます。やはり咲いてる花弁は少なく、この枝を大切に扱わなければ今後咲くかどうか心配てす。私としては年間を通じて樹勢が良くなることを努めるのみで、来年以降の開花は神頼みです。暖かいところで、水はけと灌水に心掛けます。
今後、ツツジの育て方をより研究し、花弁がたくさん付くよう日々の管理を正しくするつもりです。ツツジの仲間であるシャクナゲの育て方は大体把握できてるので、ツツジの管理も似てるかもしれません。シャクナゲとの違いは育てる場所がポイントで日陰でないところでしょう。
ところで、群馬県には館林に花山公園があり、樹齢100年以上のツツジがたくさんあります。多分、江戸時代からツツジの名所であったようです。ここはすぐ後ろに大きな沼があり、これがツツジの生育に幸いしてると考えられます。
私の家では雨水をたくさん溜めてるので、植木への灌水はこれで賄ったり、井戸水も活躍しますから、植木に与える水道代はかかりません。昨今は節電を心がける時代になり、雨水を溜めることは大変良いエコです。雨水は予想を超えて水量があり驚きです。自然を脅威から恩恵に変えるのは人間の工夫や知恵ではないでしょうか。
前述のレース鳩には、モザイクあるいはグリズルと呼ばれる斑模様の羽色がいて、とてもきれいです。この鳩自身は地震で被災された岩手県・一関350Kから今春2月下旬に羽根を怪我して帰還しました。多分、猛禽類の急襲を受けたのでしょう。すでに回復してます。この鳩の祖母はやはりモザイクで稚内1000Kから3回帰還した林祐和鳩舎作翔「GNスリー」です。
ツツジもレース鳩もその美しさが人間の心に潤いを与えてくれます。
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