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2011年6月13日 (月)

夏至における北極圏の太陽の動き

 日本における今年の夏至の瞬間は6月22日午前2時16分と伝えら、この時間はインド以西からアメリカにかけての国々では前日です。天文学的には夏至の日ということより、公転軌道上の夏至の瞬間に意味があります。

 上図のように地軸は公転面に対し約23度26分ほど傾き、その結果、世界中では日本とは異なるいろいろの現象が起こります。

 オーストラリアでは今の時季に夜が長いことが分かり、北極では常に太陽の光が当り続け、南極では殆ど夜であることが分かります。地軸の傾きはそのままで半年後は公転により太陽の光が右側から当たり、極地では昼と夜がそれぞれ約半年間続き、中緯度の日本などでは四季が生じます。

 地球が地軸の傾きを維持したまま公転運動を続けることに起因し、地上から見た太陽の動きは日に日に変化し、それは緯度によって高さや日の出・日の入りの時刻や方角などが異なります。若い頃、住んでたインド・カルカッタ(現コルカタ)では夏至に太陽が少し北側を通過しました。

 北極点では、夏至に太陽は終日、水平線から23度ほどの高さを保ち、これは手を伸ばして手の甲を上に曲げた程の高さです。それ以上は高く上がりません。ここでの太陽の回り方については、仰向けになれば反時計回り=anticlockwiseです。秋分の日までは徐々に角度が低くなっても沈みません。実際には春分の日の多少前や、秋分の日を多少過ぎても、地軸のプレや光の屈折によって太陽の一部が幾日かは見えると考えられます。

 このため、夏至が近づいてる今の時季は北極点のみならず、北極圏=the Arctic Circle(北緯66度33分39秒以北)では終日太陽が沈まない神秘な日々でしょう。

   北極圏より少し南のシベリア、アラスカ、スウェーデン、フィンランド、アイスランド、カナダ北部などの国々や地域では、午前0時を境に一時的に太陽が沈み、いわゆる白夜=night with a midnight sunとなります。

 つまり、この時季、北半球では北へ行けば行くほど昼間が長くなり、北緯66度33分39秒に達達すると、ついには沈まぬ太陽の北極圏に到達します。ここは東京から真北に3400Kmほどの地点です。

 北へ行けば行くほど夜が短くなることは日本各地の日の出、日の入り時刻を調べても理解できます。

 例えば、夏至の日、北海道・根室では日の出3時37分、日の入り19時02分で、昼の長さは「15時間25分」です。同様に東京では4時26分、19時00分で昼の長さは「14時間34分」、沖縄県・石垣島では5時56分、19時35分で昼の長さが「13時間39分」です。根室と石垣島では根室の方が昼が1時間46分も長いことになります。

 実は私が飼育してるレース鳩「スチール号」は2001年7月8日にフランス南部モントバーンを午前11時に放鳩され、オランダ北部のプロンク鳩舎まで距離1022Kを翌日午前3時34分に到着し、総合優勝しました。このレースには5796羽が参加しました。

 この鳩の導入にあたり、午前3時34分にオランダ北部に到着とのことで早朝過ぎて不自然と思ったことがあります。こんな時刻の到着は日本では考えられないからです。

 しかし、前述の通り、北極圏の太陽について考えると、北部オランダ北緯53度付近における7月上旬の日の出時刻は2時台と推定でき、3時34分は全く明るいことになります。

 レース途中も北へ飛べは飛ぶほど目的地の方角は白夜なので、もしかして夜間も飛び続けた可能性がなきにしもあらずです。その証拠は分速1484メートルだからです。

 地軸の傾きが幸いし、スチール号はフランス~ベルギー上空から白夜の北部オランダへ向かったと考えられます。

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コメント

はじめまして。紙芝居「お釈迦様と鳩」で検索したところ、こちらにたどり着きました。2008年3月13日の記事について。紙芝居「お釈迦様と鳩」のことを読ませていただきました。今でもお手元にその紙芝居はございますか。

高橋さま
 コメントに感謝します。
このブログのタイトルはPersimmon Marsh Loftとありますように、本来レース鳩のブログとして立ち上げました。
Loftは外国では鳩舎のことです。屋根裏部屋で鳩を飼っていたことが源と考えられます。
私は生涯にわたりレース鳩を飼育しています。
この趣味は仰せのとおり、「お釈迦さまと鳩」の紙芝居が源です。
5~6才頃でしたが、子供心ながら感銘し、10才頃から半世紀以上にわたりレース鳩を飼育しています。
お尋ねの紙芝居は残念にも手元にありませんが、あれば私も暫くぶりに見たいと思います。
いずれにしても鳩が生まれたところに帰る神秘さ、親と再会した喜び、お釈迦様の優しさに触れた幸せと思います。
群馬県高崎市カッキーより

紙芝居の写真は持っております。アドレスにご連絡いただければと思います。

高橋さま
 懐かしい画像を拝見し、小さい子供であった当時ことが思い出されました。特に2枚目の絵にあるお釈迦様の優しい手と白い仔鳩が元気になり、お釈迦様の方を振り返りながら飛ぶ姿がおぼろげに甦りました。
作者の方とご親戚にあるとは驚きです。本当にありがとうございました。
一人暮らしで何かと寂しい日々ですが、これからもレース鳩を大切に飼育いたします。

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