3・11以後、女性の結婚志向が増加
平素、英単語のボキャブラリーのために読んでるThe Japan Times Weeklyに、震災以来、特に女性の結婚志向が高まってるとの記事が掲載され、2~3度読み返し、拙い訳を試みました。
3月11日の地震と津波の直後に多くの人々は非常用食料、生活用品など買い求め、迫りくる停電のため(ローソクや乾電池、ガソリンなど)エネルギー源の買い入れに殺到しました。
その後、日々、高まる不安感が続く中、多くの女性は次第に何かを探し求める気持ちになったようです。それは結婚相手です。このように辛いときこそ、家族の重要性を再確認したり、今までの生活様式を考え直すようになりました。
地震と津波以来、追い打ちをかけるように未だ国家が経験したことのない深刻な原発危機が続いており、結婚相談所の報告によると、女性の入会者が急増し、結婚が整いつつあり、宝石店では婚約指輪や結婚指輪が飛ぶように売れているとのことです。
離婚してから6年経つ静岡県の38才の女性は、マグニチュード9.0の地震と津波の4日後の3月15日に相談所に入会しました。
彼女曰く「地震以来、特に夜間が不安です。9才の娘と二人だけの生活は余震のたびに、安心のために家には男の人がいて、やはり家族は正常の状態であるべきとの気持ちになりました。」
彼女は相談所を介し、一人の男性とお見合いし、もし再婚できれば、できるだけ家で娘と一緒に過ごしたい希望です。
同様に、東京の30才の女性は震災によって結婚が促された気持ちになったと述べてます。「運命というものはいつ我が身に降りかかってくるか分からない。今までしてこなかったことは結婚であり、子供を持つべき」と実感ました。
大手結婚相談所ノッツェ情報センターによると、3月の震災以来、女性の入会者が13パーセント増加し、別の相談所О-netでは3月、4月には昨年の同時期と比較して入会者数が20%増加し、多分、「震災によって多くのカップルが結婚を後押しされたようです。」とのこと。
高島屋の新宿支店では婚約指輪と結婚指輪の4月の売れ行きが1年前に比較し30%増となり、震災により20代の多くの恋人たちも、より強い絆を確認する傾向になったと感じられるそうです。
4月に実施したある全国規模の世論調査では、300人の母親の76%が3月以来、生き方と生活様式、ものの見方に変化が生じ、最も大きな変化は食習慣、節電への取り組みで、また、多くの回答者の答えは「生きることそのものの取り組みに意義深い変革を感じ、それは家族や友人との結び付きです。」
世論調査の中で、34才の愛知県の女性は心に決めた生活での取り組みは、今後はもう先延ばししないつもりで、「たとえ、主人と喧嘩しても出来るだけ早く仲直りに努め、それは、もし突然の災害がやってくるとお互い再び会えなくなることもありうるから。」とのことです。
「災害は多くの人々に、平素は何とも思わなかった物事の重要性について再認識させ、それは家族や多くの社会の方々との絆です。福島第一原発による停電と水道水の放射能汚染など社会で起こったことが、現実に私たちの家事や育児など個人の生活に密接に関連することを知ることになりました。」と、生活様式コラムニスト百瀬氏が述べてます。
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