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2011年7月

2011年7月28日 (木)

2011年の七夕は天文学的に8月6日の上弦の月

 この月は2011年8月6日午後9時頃、このように傾くと考えられる上弦の月で右下が輝いてます。このように右下が輝くのは日本など北半球から見た場合です。

 一方、同じ日にオーストラリアや南アフリカ連邦など南半球で見た場合は下のように左下が輝いて見え、同じ月でも眺める位置よってその姿が異なることは誠に神秘です。  同様に、同じ日に南インドなど赤道に近い国々での月の入りはほぼ下のような形です。これはインド滞在中に見たことがあります。

 北半球、南半球、赤道近くで見ても、月の入りでは弓の弦にあたる部分が上なので上弦の月に変わりありません。

 因みに下弦の月は西の空に沈むとき、弓の弦にあたる部分が下側になりますが、実際には、下弦の月の月の入りを確認することは難しいです。それは太陽光に邪魔されるからです。上弦の月の月の入りは確認できます。太陽が先に沈むからです。

 この「上弦の月」「下弦の月」という言い方については、中国から来た言葉と考えられます。中国語の辞書に掲載されてます。七夕の起源も中国と考えられます。

 現在でも内モンゴルなど中国内陸部では陰暦で生活してる地区があり、今年の正月は日本の2月3日でした。これは内モンゴルからの留学生の話です。

 ところで、七夕は星の祭りであっても、七夕の七は星ではなく、月の七日目を表し、夕は夕刻を表わします。

 このため、七夕の祭りは太陽太陰暦【旧歴】の七月七日の夕刻ということになります。旧暦の七月になれば、この時季の午後9時頃には天の川に隔てられた「わし座」の彦星【アルタイル】と、「こと座」の織姫星【ベガ】が日本では見やすい位置に来ます。

 因みに織姫星ベガは宮城県・気仙沼市~山形県・酒田市のほぼ真上を通過します。彦星はフィリピンのミンダナオ島~スリランカ上空を通過します。

 仙台では毎年8月7日が七夕です。織姫星ベガが震災に遭われた地域のほぼ真上を通過することもあり、短冊に託した復興の願いを叶えてほしいものです。

 七夕が現在の暦の7月7日では早過ぎることはもちろん、これでは月の満ち欠けが七日目とは限りません。それに加え、この時季は梅雨の終わりで星を見ることが毎年難しいです。

 七夕だけは旧暦で祝ってこそ本来の七の意味があるでしょう。今年の8月6日は北半球では月が午後9時以降、西南の空に一番上の写真のように傾き、あたかも、お椀の舟のようだからです。この船に乗り天の川を渡って、彦星と織姫星が1年に一度会えるとは、今も昔も男女の逢引きほど待遠しく情熱的なものなさそうです。 私も肖りたい。 

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2011年7月25日 (月)

生涯100才であったマルセル・ミュールの健康法

467 【松沢増保著サクソフォーンの歴史より転記】

 1901年6月24日にフランスで生を受けたクラシックサクソフォーン界のパイオニア「マルセルミュール」は8才からサクソフォーンを始めたといわれます。

 生涯にわたり、この楽器が本来持ってる優雅な音色、技術の可能性を追求し、同時に数多くの教則本の作曲によりクラシックサクソフォーンを世界に普及した偉大なる音楽家です。

 私は時々Audi TT Quattroを運転しながら彼の演奏した録音を聴いてます。それは超絶的テクニックは言うに及ばず、品位ある洗練された音色に深く感銘してます。

 これは彼が作曲した教則本の一部です。生徒の演奏技術の向上を目的とすること、及び音楽性を伸ばすための高度な作品です。このことから私は、彼の作曲技法がこれまた卓越したレベルにあると感じてます。 

P1020735  例えば、この教則本の曲を指示された♪=132の速さで、テヌートの十六分音符による旋律を歌うように演奏するには、呼吸は瞬時であることが必要とされ、あたかも無伴奏曲になります。

 つまり、一人で演奏しても、聴き手には2人で演奏してるかの如く聴こえる筈です。このような速い楽曲では瞬時に行う正しい呼吸法を身につけなくてはなりません。

 このことからマルセルミュールは演奏とともに教則本の作曲に生涯を捧げた音楽家であり、同時に、学習者の音楽性を高める目的で、数多くのクラシック作品をサクソフォーン用に編曲した教育者でもあります。

 若き日、私も、これらの教則本や曲集に挑戦し、故・阪口新先生に高校から大学時代まで教えを受けました。お陰で今でもソプラノ・サキソフォーンを楽しんでます。

P1020736  写真はマルセルミュールです。阪口新先生宅のレッスン室に飾ってありました。

 最近ではレストランなどでも時々、クラシックサキソフォーンの優雅な音色に接することがあり、作品数も増え、音色を聴くと心が洗われる思いです。不変の美に魅力が満ち溢れています。

 現在、日本において、多くの音楽大学にサクソフォーン科が設置され、優秀な演奏家が誕生してることはクラシックサクソフォーンの普及を願ったマルセルミュールの意志が達成されつつあるといえます。

http://www.youtube.com/embed/Fe4QCxOYrOs 

  ところで、クラシックサクソフォーンのパイオニア的存在であるミュールは2001年12月19日に100年の生涯を終えました。最近まで私はこのことを知りませんでしたが、世界の100才著名人を調べたら、サクソフォーン演奏家としてミュールの名前が掲載されており誠に驚きました。

 このとき、私は、ミュールは何故100才の長い生涯であったかを考えてみました。そして次のようなことが関係してるのではないかと推定するようになりました。

 それは、彼のサクソフォーン演奏における「優れた呼吸法」に原因があったのではないか考えられるのです。というのは管楽器演奏は0.1~0.3秒ほどの瞬時に素早く息を吸い込み、長い時間を使って少しずつ息を吐いて音を出します。この息を吐くことが健康にプラスになると考えるからです。演奏中は肺から炭酸ガスをすべて出すことになります。

 平素、私たちは無意識に呼吸をしていますが、肺にある空気をすべては吐いてません。推定では4分の1から3分の1程度を入れ替えてるのみと思います。

 無意識で呼吸してるとき、私たちは汚れた空気をすべて体外に排出してません。汚れた空気があるところへ更に酸素を入れる繰り返しです。この体内にある汚れた空気のことを残気といいます。

 呼吸法に優れていたミュールの肺には演奏中、残気がなく、血液内は一般人より酸素が多く含まれていたのではないかと思われます。

 私の実験によれば、血圧を測るとき息を10回ほど勢いよく吐いてから測定すると10~15程、数値が下がることが分かります。

 このことから健康法の秘訣の一つは呼吸法にあるのではないかと考えるようになりました。深呼吸では空気を吐き切ることが、結果として血液中に酸素が増え、各臓器の細胞がより健康になると考えます。

 「深呼吸は吸うことより吐くことを重点にすること」でしょう。しっかり吐けば無意識にきれいな空気が入ります。緑に囲まれたところで試してみてください。

 最後にサキソフォーンの可能性をいかんなく発揮してる演奏を聴きましょう。http://youtu.be/TsTdffJ9LHg

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2011年7月21日 (木)

動植物の欲するところを見抜きたい

 成長したら駐車場の上を覆うようと願い、一昨年植えたサルスベリ=crape myrtleは予定通り見る見る成長してます。「大きくなれ、大きくなれ」と念力を入れ、朝夕、水を与えたら枝ぶりは購入時の倍ほどになりました。

 サルスベリの成長のため私が実行してることは、陽がよく当る場所、空気のよく流れる所、観賞に適した所に植え、そして水を充分に与えること、及び鶏糞を施すことです。

 前者の三つは植えるときの場所選びで、後者は日々の管理です。

 水の与え方については、根の周囲にクレーターのような土手を作ります。土手の高さは15センチほどで直径1mほどです。この中に防火用水に溜めておいた雨水や井戸水を満杯にします。

 ところで、屋根には雨が意外に多く降るものです。現在叫ばれてるエコの観点からも、雨水を溜め有効利用することをお勧めします。

 植物は動物と異なり、餌を食べない代わりに水を必要とします。その前に栄養のある土を作らなければなりません。現代は匂い処理をした鶏糞がホームセンターで販売されており、他の肥料に比較して低価格です。しかも、鶏糞は即効性があるように感じます。

  昨年に比較し、すべての枝が50㎝以上伸びてるので、全体的にかなり成長しました。満開になれば存在感を放つでしょう。幹も太くなり始め、古い皮がむけ落下してます。暫くの間、特に剪定せず自然体で良い樹形になるよう育てます。

 場所は庭に入ってすぐのところにあり、大きくなっても隣家まで到達する心配はないです。私としては背の高いサルスベリにしたいです。

 この樹木は中国では紅い花が100日間ほど咲くことから百日紅=パイリホンと命名され、日本では猿滑りです。これは見た目に幹がつるつるして猿も滑るのではないかという印象を、たぶん中国から渡って来たと推定される平安時代に命名されたのでしょう。昔の人もユーモアがありました。

 さて、夏の時季は草花はいろいろ咲いても、花の咲く樹木は殆どなくなりました。その中にあってサルスベリは7月中旬から9月下旬まで咲き続けるので長く楽しめます。

 と言っても、良く観察すると一つ一つの花の命は短く、次から次へと新たな蕾が開花するというのが本当です。

 真夏に向かう日々、サルスベリはもちろん来春開花する花木たちの樹勢がますます剛健になるよう、樹形を整えながら手入れしていこうと思います。

 50年以上にわたりレース鳩を飼育してることを生かし、言葉がしゃべれない動植物が欲することを直感する洞察力=insightを深めるには、まだまだ経験が足りません。

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2011年7月18日 (月)

誕生日は高崎駅前「どんどん」で過ごす。

P1040195  先日、高崎駅前の炙りや「どんどん」で働いてる内モンゴル女性に拙い中国語で話しかけてみました。

 この日は私の誕生日だったので、家で一人でいるより楽しいと思い、すでに1200回ほど通ってるこの馴染みのお店で夕食を楽しみました。ここの特製「海鮮サラダ」や「揚げ出し豆腐」「豚キムチ」は私のお気に入りです。

 彼女は日本語ができますが、中国語で話しかけたら表情が明るくなりました。日々、外国語である日本語に囲まれた環境では緊張があるでしょう。拙い私の発音であっても中国語を耳にして気持ちが和らいだようです。

 私が「今天我的誕生日」=チンティエン・ヴォーダ・タンシオンルーといいましたら、「おめでとう」と言ってくださり、やはり、誕生日はおめでたいようです。ここで働いてる内モンゴルの方は一人であっても不要担心=プーヤオ・タンシン=心配は要らない、と申し上げました。

 この晩は周囲のお客も祝ってくださり、いつもより多少(?)飲み過ぎました。このようなときは家族、あるいは恋人と飲みたいとつくづく感じましたが、現実は一人なので、私なりに楽しい夕食となりました。

 ところで、誕生日についてですが、先日、NHK教育テレビの高校講座を見ていたら、有名な数学の仁先生が楽しい話をされ印象に残りました。

 私は今度、それを人に使ってみようと思います。皆さんも、やってみてください。例えば、目の前にいる人の誕生日を計算によって当てるのです。ウケルこと間違いないでしょう。

 【次のようにするので、試してみてください。】

 相手の方に次のように計算してもらいます。

 【誕生の「月」に4をかけ、9をたしてもらいます。その数に25をかけて、さらに誕生の「日」をたしてもらいます。】それだけでいいのです。

 あなたはその答えから【内緒で225を引く】のです。それが例えば1030ならば、その人の誕生日は10月30日です。最初の二桁が月を、後の二桁が日を表わします。ですから103なら1月3日で、1003なら10月3日です。

 まずご自身の誕生日で練習してみてください。

 これを覚えておいて誕生日を当るとその人はびっくりするでしょう。

 しかし、これは誕生日に限った事ではありません。何かの予定日などでも当てられます。私は入試や鳩レースの距離測定の試験を受けたとき以来、数学はご無沙汰してますが、数学は面白いことがあるものです。

 以前に拙いブログでトランプの数字と枚数の一致を書いたことがありますが、これも不思議です。ぜひ、トランプを用意して行ってみてください。その記事は2007年8月13日です。

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2011年7月14日 (木)

十二指腸内にある膵臓と胆嚢からの穴を見て感銘

 一人暮らしの私は最近、食卓に減塩のお醤油さしも置かなくなりました。以前はなくてはならぬものでしたが、血圧対策で薄味に慣れたせいか、例えば、大好きな刺身も醤油に頼らず、写真のゆずぽんで結構おいしくいただけます。子供の頃からの食習慣から抜け出すのは難しくても、そのつもりになれば変革できるものです。

 このためかは不明であっても、従来に比較し、どうにも下がらなかった高血圧が今では平均130~80より低めを維持してます。減塩生活が高血圧対策にいいことは確かのようです。

 生活習慣病の第一は食習慣といえるでしょう。

 今後も「血圧対策のため」、「がん対策のため」、平素の食事を吟味し、これらの病変を回避するための食生活習慣について深く考えたいです。

 最近の食事では大豆製品を欠かさなくなりました。朝食はガストで必ず納豆つき日本食です。毎朝、野菜を多めに摂ります。昼食はサンドイッチのことが多くなり、飲物は豆乳です。私の場合、どうしたことか牛乳より身体にあってるようで、胃が休まる感じです。

 一般的に牛乳は当たり前に飲んでいても、本来、牛乳とは子牛が飲むものを人間が横取りしているので、もしかして牛の子でない人間には不自然とも考えられます。

 その点、豆乳は血圧安定に効果のあるカリウムを多く含み、何と言っても、コレステロールのゼロが魅力です。植物性たんぱく飲料で身体の生成には理想と考えるようになりました。

 不思議ですが、いくら飲んでも飽きがこないです。また、夕食には時々、枝豆を茹でてます。

 かかりつけの医院の待合室に「がんにならない10カ条」という掲示があり、その項目の一つに「大豆製品を毎日摂取しましょう。」というのが目に入りました。医師会の専門家が研究されたことなので、学問的にきっと因果関係があるのでしょう。それ以来、私は大豆を多めに摂る食生活になりました。その点、豆腐もとても良いと思います。

 ところで、誕生日を前に先日、胃の内視鏡検査=endoscopyを受けました。管の入れ方に、鼻からと口からの二通りがあるとのことで、検査する医師としては口からの方法がやり易いといわれ、口からの方法をお願いしました。

 検査は女医さんと女性看護師さんの二人でチームを組んで行われ、ディスプレイは検査後、すべて見ることができました。左を横にしている私は検査中の2人の会話を静かに聞いてました。そしたら、「胃がきれいだね。」という言葉が聞こえ内心ホッとしました。

 どちらかというと、私はお酒が好きな方で心配はありましたが、内視鏡検査では特に病変が見つからず、すぐ切断するほどのポリープもなく、検査を受けて良かったです。また、来年の誕生日前に来ることになりました。女医さんの話では胃の内視鏡検査は年1回がよいそうで、大腸の内視鏡は1年半から2年の間隔がよいといわれました。

 胃の内視鏡検査では同時に食道=gulletと十二指腸=duodenumの内壁を検査していただけます。検査後、ディスプレイを見ながら女医さんの説明により、生まれて初めて膵臓=pancreasとつながってる十二指腸内の穴、及び、胆嚢=gall bladderからつながってる十二指腸内の穴を見ました。

 生まれて初めて臓器と臓器が連結してる部分を見て体内の神秘を感じ、ここも私の生命を維持してるところです。

 一方、この他の大切なことは糖尿病=diabetes対策です。これは一にも二にも食べ過ぎないことと、平常時はできるだけ甘いものを控える食習慣と思ってます。

 こう書くと、人間の喜びがなくなる気がします。

 しかし、人生とはこれを除いてもいくらでも楽しみはあるもので、健康であればこそ、楽しみの分野は測り知れません。

 時には、今までの考えや常識を覆せる勇気も新たな人生への礎と考え、心の柔軟性も養いたいものです。 

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2011年7月11日 (月)

眺めて飽きない日本列島の姿

Satellite_view_of_japan_1999  私たちはこの宇宙空間で生まれ、未来に希望抱いたり、時には喜んだり、あるいは悲しんだり、悩んだりして人生を渡り、先祖から生命と文化のバトンを受け継ぎ、子々孫々へ生命と文化を伝えています。

 私たちが日々活動してるところは宇宙に浮いてる地球の中の、ほんの一部である日本列島の中の、またほんの一部のところです。

 思考したり、創造性のある人間も不思議ですが、地球の動きはこれまた偉容で神秘そのものです。

 今年は例年より早く梅雨が明け、星を見る機会が早まりました。私たちは宇宙船・地球号に乗船してることを、しみじみ認識したいものです。

 午後9時過ぎには夏の大三角形をはじめとして天の川が煌めいても、深夜から日の出前は秋の星座も見え始めてます。現在、太陽と反対側にある星座たちを公転軌道上から夜間に見てることになります。

 地球は推定40億年以上の大昔から、公転軌道上を反時計回りに、幾分か楕円を描きながら秒速約29kmというもの凄いスピードで進んでいます。

 この速さをご存じだったでしょうか。拙いおよその計算でも、1天文単位である約1.5億Km×2×πが公転軌道一周の距離です。これを1年である365日5時間48分46秒で割ると秒速が約29キロメートルになります。この速さは1分間で稚内から鹿児島までの距離を移動してることにほぼ等しいです。

 ところで、前述の【地球の年齢である40億年という時間を感覚的に捉えることができますか。】

 次のように考えると、理解に近づくかもしれません。

 地球一周は約4万kmです。これを㎝の単位にすると40億㎝です。

 つまり、【1年に1㎝進む速さで地球一周するのにかかる時間が 40億年です。】あるいは、およそですが、指の爪が伸びる速さで 地球1周するのに必要な時間が40億年と考えても少しは分かった気がしますね。

 それにしても日本列島は誠にバランスのとれた形を成し、このように思うのは私だけではないでしょう。誠に素晴らしい国です。いくら眺めても飽きません。

 北方四島と南西諸島が対称的な位置に並び、人間に例えても、北海道が頭部を成し、津軽海峡が首に相当し、伊勢湾と若狭湾が魅力的にくびれたウエストを成し、およそメタボとはかけ離れてます。

 能登半島と房総半島が対称的に位置し、向いてる方向が逆でとてもバランスが良いです。四国と九州がそれぞれユニークな形で南から日本列島を支え、紀伊半島が全体の安定感を示しています。伊豆七島と対称を成す佐渡が手のひらをずらしたような形でポイントをつけてます。下北半島もポーズを決めてます。

 私の印象では、日本列島はすべての形に無駄がなく、不足するものもなく、何と言っても、弓なり状のスタイルが抜群の魅力を示しています。

 ところで、衛星写真では南西諸島が一部見えませんが、皆さんの住んでる所も確認できるでしょう。ぜひ、画像をクリックしてみてください。

 このブログを発信してるPersimmon Marsh Loftは画像の真ん中です。関東平野の最も奥まった西端の群馬県高崎市です。これからもブログの発信を頑張りますので、アクセス頂けたら幸甚です。 

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2011年7月 7日 (木)

Audi整備工場でクワトロであることを確認し感激!

Dscf0317  丁度2年前に購入したTTの現在の走行距離は18000Kです。通勤に使用しないこともあって距離は延びません。と言っても、この距離は北極点を出発し、どんどん南下し、南極大陸の海岸までの距離に相当します。

 以前に乗っていたいすゞ117クーペやマツダロードスターは1年でこれくらいの距離を乗ったものです。

 117クーペをこよなく愛した私は2台乗りました。1台目は全面塗装による水色で、下の写真は2台目です。なぜか当時の私もこの車に満足そうです。職場の前で写真屋さん撮ってくれました。

   このようにスポーツタイプのクーペが好きで、生涯ずっとクーペで貫いてます。これらの車に乗ると職場に行くのがとりあえず楽しくなり、職業を続けるバックアップとして私の心を担ってくれました。

 ところで、本題のAudi TT Quattroについて、私が購入した2年前は、時を同じくして2009度ミス・ユニバース日本代表にAudi Japanから私のTTと同じグレードがプレゼントされました。ボディーカラーは白です。しかし、私は以前の117クーペのように黄色を希望し、特注したので半年待ちました。

 半年間、未だか未だかとディーラーのAudi高前支店に幾度となくお邪魔し、お茶をごちそうになったものです。そして、ついに半年待って待望の黄色いTTを目にしたときの感動は今も脳裏に焼き付いてます。

 このTTをクワトロとして購入して以来、2年が経過しましたが、その後、実は心の奥底で【この車は本当に常時四輪駆動車か】と疑うわけでなくとも、チャンスがあればクワトロの証拠が見たい気持ちが高まったのです。

P1020230  それまではクワトロである実感を山岳地帯でのカーブや、高速道路での安定性で、あくまで感覚的に捉えていたのみで、もし可能であれば、この目で確認したい気持ちが高まり、ついに、昨日、アウディー高前の整備工場で車をリフトに乗せてもらい車輪が浮く状態で走行シフトDにしてもらいました。

 【感激です。何と4輪すべてが夢のようにくるくる回ってます。】私は心から納得し、整備士の方々や営業マンY氏にわざわざチャンスを作って下さったお礼を申し上げました。

 実はプロの方々もこのような実験はあまり見たことがないと話されました。車とは路面を走ることで車輪が回るようにできており、このように宙に浮いた実験は本来あまり良くないとのことです。負荷がかかってこそ車輪の役目をするのでしょう。

 アウディー高前支店からの帰路では心が晴れ、真にクワトロを実感して倉賀野へ向かいました。この日は暫くぶりに感激し、夕刻の一杯は少し多めになりました。

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2011年7月 4日 (月)

夏は熱中症対策、UV対策、食中毒対策で乗切る

462  写真は典型的な雷雲です。アメリカではthunderheadといい誠に科学的な名前です。このモクモクした白い雲の下が雷となれば「雷の頭」とは的を得た表現です。

 私はインドに滞在してたので寒さは苦手であっても暑さには強いです。カルカッタ(現・コルカタ)では5月が真夏で午前11時に最高気温となり、連日、摂氏42°ほどです。これは華氏では100°を超えてるので、人間が生活できる気温を超えてると言えます。

 ところで、現在でも英米では華氏=Fahrenheitが使われていても近年は摂氏=Celsiusの使用も増加しているようです。どちらかというと摂氏が科学的な面を表わし、華氏は人間の感覚的な面を表わすのに適していると考えます。

 華氏は人間が生活できる範囲を100段階にして、100度は暑いがどうにか生活できる限度で、0度をかなり寒いがどうにか生活できる限度とし、因みに暑い限度の華氏100°は摂氏38℃、かなり寒い限度の華氏0°は摂氏-18°です。

 日本人には縁がなくても、私は華氏の方が分かりやすく人間生活に馴染むと思っています。私たちが適温と感じる摂氏20℃は華氏では68度なので、人間の体感温度を0度から100度に分類してる華氏ではなるほど快適と分かります。私たちが小学生時代から慣れ親しんで来たテストの成績に似ています。68点ならばそんなに良くもなければ、そんなに悪くもありません。成績は丁度良いというのはありませんが、気温は丁度良い快適というのがあります。

 私は多少古風なことや昔のことに価値を見出す方なので、上記の理由により、温度は断然、華氏が便利と感じてます。

 結論として、熱中症対策としては室内にいても温度を適温に近づける工夫です。喉が乾いたら1時間に一口ほどの水を飲みましょう。できればPH値が8~9が弱アルカリで内臓に良いと考えます。今年は節電が伴うので昔ながらの夏の過ごし方をいろいろ工夫しましょう。水を溜めた中に腕を肘まで入れて10分もすると血管が冷えて涼しくなります。

  話題が変わり申し訳ありませんが、先程の古風といえば、暦は太陽太陰暦(旧暦)に人間生活に関わる季節感を感じます。例えば、天文学的に正しい2011年の七夕は8月6日です。七夕の七は決して星のことを表してるのではありません。月の満ち欠けを表します。「七」日目の「夕」刻の上弦の月(半月)ということです。

 つまり、この月が午後9時頃、西の空に傾くとその光景がお椀の舟の形になり、彦星アルタイルが1年に一度、天の川を渡って織姫星ベガに会いに行く船を表すからです。この日の夕刻こそ夏の夜空に描かれる天の絵巻物です。この光景に江戸時代の庶民も夏の夜に1年に一度のロマンチックを感じたのでしょう。

 東京などで行なわれる7月7日の七夕では、二つの星は東の地平線近くで見えません。偶然、今年は上弦の半月ですが、月の形は年によって異なってしまいます。しかも、毎年、梅雨の真っ最中で七夕だけは旧暦で行わないと全く意味がありません。彦星と織姫星、そして二人の間を流れる天の川は頭上に大きく差しかかって見たいものです。

 この風習は江戸時代の慣わしを現代の暦にそのまま引き継いだ明治初期のお偉い人の配慮のなさが原因で、この間違いを未だ140年間も引きずってます。  ところで、本題ですが、燦々と照る真夏の太陽は紫外線=UV=ultra violet raysが容赦なく私たちの身体に降り注ぎます。虹を見ると屈折度の違いにより色分けされ紫は端に見えます。その紫の外側の光線にこの名前が付き、私たちはこの紫外線から皮膚と目を守ることが宿命です。

 現在では紫外線をはね返す帽子、シャツなどのUV仕様や日焼け止めが販売され、特に汗や油の分泌が多い男性こそUVカットすべきです。顔や手が紫外線に晒されるとシミや皴につながると言われます。

 紫外線でダメージを受けるのは皮膚だけではありません。それは目です。山など高い所では尚更です。サングラスによる保護が必要で、紫外線は網膜を痛めたり、白内障の原因にもなるといわれます。

 【Anti-agingは、まず紫外線から皮膚と目を守りましょう。】

 この他、夏に気をつけることは食中毒です。食物は新鮮さを確認し、それは賞味期限のみに頼らず、見た目、匂いで本能的に判断しましょう。特に肉や刺身、生ガキなどは細心の注意が必要です。食堂では周囲が食べても必ず、鮮度を確認する習慣を持つべきで、おかしいと感じたら絶対食べないことです。家庭でも、まな板と包丁は時々殺菌しましょう。

 ニュースによると先日、寿司屋で食中毒と報じられ、昭和時代に良く通ったお店なので、ショックを受けました。細菌の存在はプロも見落とす難しいことです。野菜も含め採りたての新鮮さこそ、掛け替えのない体内に入れましょう。

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