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2011年7月21日 (木)

動植物の欲するところを見抜きたい

 成長したら駐車場の上を覆うようと願い、一昨年植えたサルスベリ=crape myrtleは予定通り見る見る成長してます。「大きくなれ、大きくなれ」と念力を入れ、朝夕、水を与えたら枝ぶりは購入時の倍ほどになりました。

 サルスベリの成長のため私が実行してることは、陽がよく当る場所、空気のよく流れる所、観賞に適した所に植え、そして水を充分に与えること、及び鶏糞を施すことです。

 前者の三つは植えるときの場所選びで、後者は日々の管理です。

 水の与え方については、根の周囲にクレーターのような土手を作ります。土手の高さは15センチほどで直径1mほどです。この中に防火用水に溜めておいた雨水や井戸水を満杯にします。

 ところで、屋根には雨が意外に多く降るものです。現在叫ばれてるエコの観点からも、雨水を溜め有効利用することをお勧めします。

 植物は動物と異なり、餌を食べない代わりに水を必要とします。その前に栄養のある土を作らなければなりません。現代は匂い処理をした鶏糞がホームセンターで販売されており、他の肥料に比較して低価格です。しかも、鶏糞は即効性があるように感じます。

  昨年に比較し、すべての枝が50㎝以上伸びてるので、全体的にかなり成長しました。満開になれば存在感を放つでしょう。幹も太くなり始め、古い皮がむけ落下してます。暫くの間、特に剪定せず自然体で良い樹形になるよう育てます。

 場所は庭に入ってすぐのところにあり、大きくなっても隣家まで到達する心配はないです。私としては背の高いサルスベリにしたいです。

 この樹木は中国では紅い花が100日間ほど咲くことから百日紅=パイリホンと命名され、日本では猿滑りです。これは見た目に幹がつるつるして猿も滑るのではないかという印象を、たぶん中国から渡って来たと推定される平安時代に命名されたのでしょう。昔の人もユーモアがありました。

 さて、夏の時季は草花はいろいろ咲いても、花の咲く樹木は殆どなくなりました。その中にあってサルスベリは7月中旬から9月下旬まで咲き続けるので長く楽しめます。

 と言っても、良く観察すると一つ一つの花の命は短く、次から次へと新たな蕾が開花するというのが本当です。

 真夏に向かう日々、サルスベリはもちろん来春開花する花木たちの樹勢がますます剛健になるよう、樹形を整えながら手入れしていこうと思います。

 50年以上にわたりレース鳩を飼育してることを生かし、言葉がしゃべれない動植物が欲することを直感する洞察力=insightを深めるには、まだまだ経験が足りません。

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