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2012年4月12日 (木)

1日24時間に似てる音楽の調性24個

Dscf0471  鍵盤の「ド」から「シ」までを、白鍵と黒鍵を順に数えると12の音があります。実はこの12の鍵盤のどこからでも長調【ドレミファソラシド】を始められ、これは明るく元気な音楽を奏でます。

 同様に、鍵盤のどこからでも短調【ラシドレミファソラ】を始めることができ、こちらは概して暗く寂しい音楽を奏でます。

 このため、私たちが聴いたり歌ったりする大半の音楽は、長調、短調それぞれ12個のどれかに含まれてます。その都度、このことを知らなくても音楽が楽しめるのは、音楽を作ってくれた作曲家がすでに選んでいるからです。

 長調の場合、ドから始まる音階をハ長調、その隣の黒鍵から始まるのを変ニ長調、続いてレから始まるのをニ長調、ミが半音下がった黒鍵から始まるのを変ホ長調と順に、シから始まるロ長調まで名前がついてます。調名ではラテン語である「ドレミファソラシド」の代わりに日本語の「ハニホヘトイロ」を使います。

 短調の場合では、同様にドから始まるのをハ短調、続いて嬰ハ短調、続いてニ短調という風にし、最後のシから始まるのはロ短調となります。

 ベートーベンの運命はドの音から始まる短調なので「ハ短調」、年末恒例の第九は「ニ短調」です。 

 バッハ作曲・壮大なオルガン曲「トッカ―タとフーガニ短調」はレから始まる短調で「ニ短調」です。

http://www.youtube.com/embed/wzzNjSJCyrw

 このように有名な楽曲では調性が曲名に含まれるものもあり、 歌謡曲、民謡、歌曲、シンフォニーなど音楽のジャンルに関わらず、音楽は24の調性のどれかに入っている事実があり、私たちはこの調性のお陰で音楽を楽しんでます。

 時には好きな音楽を聴いたり歌ったりして、これは長調(メジャー)かな、短調(マイナー)かなと当てるのも楽しいです。但し、へ長調やト短調というように調名を言い当てるには絶対音感=absolute pitchが必要です。

 このように明るい長調が12個、暗い短調が12個あることがとても不思議で、これ以上は存在しません。

 ところで、地球の半分は常に明るく活動的なところが平均12時間の昼であり、裏側の半分の暗く寂しいところが平均12時間の夜です。

600pxnasaapollo8dec24earthrise  これは地球誕生以来、約40億年間続き、太陽光線が真っすぐに進むことから起こる現象で、ラッキーにも地球は自転してるので昼夜は交互になり合計24時間です。

 一方、音階は振動数=frequencyにおいて「ドレミファソラシド」がすべて等間隔になく、「ミファ」及び「シド」の間が他の半分であり、これは24ある音階すべてがこの原則に基づいてます。

 この音階の起源はピタゴラスの定理=Pythagorean theoremで有名な数学者ピタゴラス(紀元前6世紀頃)が現在の音階を考案したと伝えられます。数学と音楽は意外と密接です。これは音の高さが振動数によるからです。ピタゴラスの時代を起源とし、現代も世界中で使われてる音階が長調・短調に分かれ、名称の付け方は各国同じです。

 私たち現代人が「音楽により安らぎを得てるのはピタゴラスの業績による」と言っても過言ではなさそうです。 

Dscf0111 例えば、管楽器の一つ一つの穴は半音の違いがあり、ギターのフレットもすべて半音の違いです。

P1020052   これにより前述の、「ミファ」及び「シド」のときのみ隣の穴やフレットを、後は一つおきを奏でれば、どこからでも「ドレミファソラシド」の音階ができます。

 音楽は長調・短調という二面性を持ち、合計12+12=24個で、それ以上はあり得ないし、私たちの1日も昼夜の二面性を持ち、合計24時間です。両者の共通点はとても不思議に思えます。

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