鼻を健康に保ち生活の質を高めたい
新緑に囲まれてる湖は群馬県富岡市にある大塩湖です。湖畔を一周できる道があり自然散策には優れた環境です。空気もよくて思う存分深呼吸しながら周遊すると健康的です。入り江が数多くあり思いのほか歩きでがあります。一時間前後です。
私たちが自分自身でできる健康法の一つは、身体にいつもより負荷を与えてスムースな血流を促進することでしょう。この目安は脈拍の速度で把握できます。脈拍は常時72前後ですが、一所懸命に歩けば120は維持できるでしょう。最大の脈は220-年齢といわれますが、それに近づけては速過ぎるので、要は時折、平素の脈より速くすることを一定時間行ない、速い血液の流れを意識したいものです。
運動すると血流が速くなり、平素1分間に17~18回の呼吸は、それにつれて回数が増し、体内に取り入れる酸素量が多くなることを、私たちは体験上知ってます。また、呼吸は鼻を通して行なう方が口で行うより深い呼吸ができると感じます。
鼻の中を通過する空気は、迷路のように複雑な洞穴を一瞬に通り抜けます。しかも、曲がりくねったトンネルのような内部は粘膜に覆われてるといわれます。
【鼻づまりは、この粘膜が空気中に含まれる物質に反応し腫れる】といわれます。腫れると空気の通り道が塞がれます。その原因の主なものは花粉、埃、ダニなどで、人によっては、これらが付着すると粘膜に反応が起こると考えられます。また、鼻づまりは気温が下がっても起こるようです。
このようなことから、敏感に反応する人は花粉が飛散する時季には外出時にマスクしたり、冬季は寒くないように心がけ、室内においても埃を除去し衛生的に生活することが鼻の健康によいでしょう。
ところで、鼻の内部構造は意外と分かり難いので、この際、復習しましょう。
私は30年ほど前、蓄膿症の手術を受け、それ以来、複雑な鼻の内部構造について調べました。
【驚くことに、私たちの顔面の裏側は殆ど鼻の臓器です。】
つまり、額の中、頬の中、眼球と眼球の間、二つの眼球の間の奥に存在します。これらはそれぞれ左右に対を成しており、合計4対8個の洞穴のようなものです。それぞれ内側は粘膜で覆われ、これが副鼻腔といわれる洞穴のようなものです。
すべての副鼻腔は一つの小さい穴で鼻腔とつながってます。この副鼻腔の中の膿が流れ出ず、常時、溜まる状態が蓄膿症【副鼻腔炎】=sinusitis or empyemaです。
この副鼻腔内に膿が溜まると頭痛や集中力の低下などに結びつきやすいと考えられ、頭痛がするのはいろいろの原因があるでしょうが、前面が痛い場合や目の奥が痛い場合は意外と鼻に原因があるかもしれません。
ところで、4対ある副鼻腔の名称は次の通りです。
額の中に対を成してるものが前頭洞、両頬の中にあるものが上顎洞(犬歯の上)、両目の間にあるものが篩骨洞、その奥にあるものが蝶形骨洞です。こんなことから鼻腔内の総面積はかなり広いことになります。
これらの副鼻腔は骨の中にあるといわれ、私の場合も手術は骨を削り取り、副鼻腔内部の膿が自然に流れるように溝を作る工事のようなものでした。
今は亡き耳鼻咽喉科医師のお陰で、現在は概して調子が良くとも、鼻の健康に関しては人一倍、気をつけてます。例えば、写真の器具により、時々鼻の内部を洗浄します。真水では痛くて洗えません。0.9%の食塩水のぬるま湯、またはスプーン一杯の重層を溶かしたぬるま湯を片方の鼻から入れ、もう片方の鼻から出します。これらのぬるま湯は専用の容器で高い所に吊るし、細いホースを通り、重力によって鼻の内部を通過します。かんでも出ない奥のものが出ます。
鼻の構造は実に良くできておりキャブレターのようなものと考えられます。外部から吸ったほこりや花粉、ダニなどを粘膜に貼り付け、残りのきれいな空気を加湿し、温めて肺に送り、そこで血液に充分な酸素を供給し、心臓により全身に循環します。
平素、あらゆる方法で鼻を健康にし、呼吸は鼻からを鉄則にしましょう。鼻を健康にすると頭がすっきりしたり、香りに敏感になったり、声がよく共鳴して素敵な響きになったりします。
私たちは、周囲を取り巻く人であれば、その人の顔を見なくても声を聞いて誰であるかを認識できます。これは顔と同様、共鳴する鼻の内部構造の形が人によって微妙に異なるからと考えられます。鼻を健康に保ち生活の質を高めるたいものです。
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