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2012年6月

2012年6月28日 (木)

狂い咲き始める赤紫の藤・・・よい兆候か

P1020428  私は、植物の美しさは樹形と花の色彩にあると思ってます。

 藤=wisteriaの花は青紫が多い中、数年前、埼玉県花園グリーンセンターで見つけた盆栽風の藤は赤紫でした。しかし、その後、咲かなくなりました。藤の育て方について素人の私ですが、いろいろ試行錯誤しながら開花のために日々手を入れてます。

 まず、購入時の植木鉢が小さ過ぎることを悟り、昨年、大きめの樽の鉢に植え替えて肥料も施しましたが、やはり、今春も何らかの原因で咲きませんでした。

P1020434 藤は夏場、他の植物より多くの水を必要とすることを観察で知りました。それは乾き過ぎると葉が萎れるからです。このため小さい植木鉢のときは金だらいの中に入れ水を吸い上げられる状態にしました。しかし、やはり翌春は咲きませんでした。

 いろいろ反省してみたところ、今まで置いてあった場所の日当たりが悪いと察知しました。

 植物は日陰を好むもの、シャクナゲのように半日陰を好むもの、そして日当たりを好むものがあることから藤は日当たりを好むと判断しました。

P1020439  2ヶ月前から日当たりのよい場所で水を切らさない工夫、そして、栄養を逃がさないために蔓を伸ばさないように努めていたら体内に栄養が蓄積したのでしょうか、6月下旬の今の時季に3つの蕾が出て来て、狂い咲きする気配です。

 4月からは「樹木の体内に栄養分を貯めることがいい」と思い、腐葉土を被せ、水を与えられる場所で日当たり最高の所にしてみました。

P1020432 その結果でしょうか。現在、確認したところでは狂い咲きの蕾が3個です。樹木全体の印象は葉が密集してきました。全体的に大きく成長してます。運が良ければ、来春は本格的に開花するでしょうか。今の状態をキープしてみます。

 実はレース鳩をたくさん飼育していることから、平素、鳩が欲してるものは何か、環境面、栄養面から理解に努めてます。しかし、口が利けないので何か実践しては鳩の反応を見ています。生物という点では動物も植物も同様なので、上手く育てるには人間の深い洞察力=insightが必要でしょう。

 レース鳩については、今春、稚内グランドナショナルレースを帰還した「モザイク号」に関して、巣房を持たせ、抱卵状態でGNに挑戦させたり、個人訓練は単羽のみに専念したり、持寄り数日前からピーナツを少し与えました。1000キロを超える長距離飛翔ではエネルギーの蓄積は欠くべからざるもの。そして、抱卵させ帰巣本能を人為的に刺激してみたのです。

 こんなことから、口が利けない生物を面倒見る人間の大切なことは、本当のところを見抜く洞察力と言えるのではないでしょうか。

Dscf0161_1  これは購入時の姿で、きれいな赤紫の花です。現在は外に移し、樹勢は良くなりました。来春の開花を期待してやみません。

 日本シャクナゲや西洋シャクナゲの咲かせ方は分かってるので、藤についても本格的な開花まで粘り強く工夫してみます。

P1020431  庭に入るとすぐ目につく場所にあります。果たして来春は赤紫の開花が見られるでしょうか。手前のアーチは「しだれレンギョウ」です。   

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2012年6月25日 (月)

特異な地形を形成する河岸段丘

P1020279 【読売新聞より】

 画像をクリックすると飛行機に乗ってる感覚です。

 ここは群馬県を走る関越自動車道が利根川の支流である片品川を大きくカーブして跨ぐ地点です。この橋は沼田ICのすぐ南です。私は時折、愛車Audi TT Quattro黄色を走らせます。

 人間の作る巨大な片品川橋(長さ1033.85m)も偉大ですが、この写真の中には数十万年から一億年以上の地球の歴史を今に伝える河岸段丘=terraced bankがその典型的な姿を呈しており、多くの方に見てほしい地形です。

 上の写真は右側が赤城山の北西に広がる裾野で、左側が沼田市街です。沼田市は大きな河岸段丘の上にあります。ところが、JR上越線沼田駅は河岸段丘の下にあるので駅から市街地へは坂を登る必要があります。

3951  【Double click please!】

 これは友人Samuel Toddさんたちと三峰山(1123m)に登ったとき山頂から撮った南東方面の光景です。中央の街並みが沼田市で河岸段丘の上にあることが分かります。遠方の山並みは赤城山です。大きくカーブしている道が関越自動車道です。

 河岸段丘を形成してる片品川は尾瀬国立公園や日光国立公園の日光白根山付近を水源とし、沼田市を通過し、岩本駅付近で流域面積日本一の利根川と合流し、その後、渋川市~前橋市を通過、群馬・埼玉県境~茨城・千葉県境と関東平野を蛇行しつつ、千葉県銚子市付近で太平洋に流れ込みます。

 17才~21才までの若き日、感動の余り、立て続けに5回、浅間山山頂(2568m)を極めました。標高ある山頂からの眺めは広大な関東平野が一望です。その広がりの中、延々と続く利根の流れは正に大蛇のようにくねっていました。

2468 【群馬県・二度上峠より冬季に撮影】

 浅間山頂から見ると、群馬県のみならず関東平野の水は利根川に流れ込んでいることが頷けます。戦後、群馬県を襲い甚大な人的被害をもたらしたカスリーン台風【県別死亡者数は群馬県592人、栃木県352人、埼玉県 86人、茨城県58人、東京都8人、千葉県4人の合計1100人】 と同程度の台風は子々孫々の時代に必ず襲来します。未来の人類の犠牲を未然に防ぐため、スーパー堤防、及びヤッ場ダム本体の早期完成が今生きてる人間の責務です。

 ところで、一般的に「河岸段丘とは、ある程度の幅の河床を持った河川が浸食力を増してその河床を刻み、地殻変動も作用し、流れに沿ってできた階段状の地形」と現在の学説では考えられてます。

 しかし、推測はできても、人類で河岸段丘の生い立ちを見た人はいません。本当のところは誰にも分からないというのが正しいでしょう。私には先史時代の度重なる火山【赤城山と武尊山】の噴火によって巨大な火砕流の最先端が停止した位置のように見えます。

 一番上の写真に見える関越自動車道の片品川橋は、河岸段丘と対岸の河岸段丘を直接跨ぐ巨大な橋で、これを建設した人間の技術も誠に見事です。ここには悠久の歴史を持つ河岸段丘の大自然と、それに打ち勝つ現代人の知力がバランスよく調和して見えます。

 赤城山山麓に広がる片品川の河岸段丘は群馬県の子持山山頂(1296m)からも見ることができます。 

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2012年6月21日 (木)

公転軌道を進む地球の一瞬が夏至

   写真はいずれもearth viewによる夏至の瞬間である日本時間午前8時09分のものです。

 北半球では今日が夏至=summer solsticeであり、南半球では今日が冬至です。太陽が赤道から北に最も離れ、北回帰線を通過します。

 公転面に対して地軸が23°26′21″45傾いたまま公転してる地球は、北極圏には終日、太陽光が当ってます。地軸の傾きは北回帰線や南回帰線の緯度と同じです。

 逆に、南極圏には終日、太陽光が当りません。

 夏至であることを決定づけてる地軸の傾き23°26′21″45が未来永劫に続くとは限らないでしょう。それは私たち人類には考えが及ばない遠い遠い未来のことです。また、地軸の位置も現在と同じに続くとは限らないでしょう。こうなったら気候は今と相当変わります。

 現実に戻って、このソフトはリアルタイムな地球の姿が見られ誠に驚きです。世界の1点【緯度・経度】を時刻【グリニッジ標準時GMT=Greenwich Mean Time】とともに指定すれば、その上空からの映像が見られます。ギリシャ・ローマ時代、天文に関心の深かった人たちが見れば、きっとEureka!と叫ぶでしょう。

 この時間アイスランドの首都レイキャビックは前日の午後11時過ぎあっても、明るくなってます。

 私たちは、なぜ今日が夏至であるか、今日一日、公転軌道上を周遊する地球の姿を大きく捉えたいものです。

 天文学的には春分の日の14時14分の瞬間から地球が毎秒およそ29kmの速度で反時計回りに90°移動した本日午前8時09分の瞬間が夏至と計算されてます。

 ところで、私たちが体験する夏至と真夏がずれるのは【地球を取り巻く大気が温まり難く、冷め難い性質】によると考えられます。 冬至と真冬がずれることも同じでしょう。

 日本はこれから暑い日が続きます。熱中症予防として水分は少しずつ小まめに補給することが身体にいいようです。トレーニングで脱水症状を体験した私は今夏、ミネラルとイオンを含む水分補給に心掛けてみます。

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2012年6月18日 (月)

朝開き夕方は閉じる「ねむの木」の葉の不思議

P1020400【日中は葉が開いてる状態】Click please !  

P1020386【夕刻は葉が閉じてる状態】  

 「ねむの木」の開花は6月~7月といわれます。私の庭の「ねむの木」は樹齢が若いので開花に未だ数年かかるでしょう。昔、父が植えた「ねむの木」は高さ4~5mのもので今の時季になると、この世とは思えない神秘な花をつけました。

 私は若かったので、その素晴らしさにそれほど感銘せず、何かの折に切ってしまい、今となっては勿体ない事をしたと悔んでいます。若気の至りということでしょう。

 しかし、自然とはよくできてるものです。近年、何と庭に「ねむの木」の子供が生えました。種子によって昔の「ねむの木」が子孫を残していたのです。写真の木がそれです。

 今の年齢になり改めて、樹木が子孫を残すことに心から感銘です。「もう切らないからね。」と心に誓い、剪定によりバランスのよい樹形になってます。

 ところで、「ねむの木」はその名が示す通り、日中は葉が開き、夜は閉じます。このような植物の習性は「就眠運動」といわれ、何とも不思議な樹木です。しかも、その閉じ方がダイナミックで、よく出来てます。

 P1020401  あたかもムカデのように芯の両側に対を成すように葉が生えており、夕刻になるとその葉同士が次第に持ち上がり手のひらを閉じるように合体します。

P1020393 

 こんなことから、中国では合歓木【ホーホワンモウ】と表現され、夫婦円満の象徴とされてるようです。なぜ、このような就眠運動するか謎で、必ず理由があるでしょう。

 「ねむの木」に限らず植物の多くは太陽光に対して何らかの反応を示すことが観察できます。

 例えばモクレンは蕾が膨らむと蕾の先が北極星の方向を向きます。つまり、太陽側の部分が膨らむのです。三日月に似ます。一つ残らずそうです。

 その点「ひまわり」は太陽の方角を向くことが知られ、中国語では向日葵【シアンリークイ】と書くようです。シャクナゲやツツジの多くの花弁を観察すると、やはり太陽に近い方に点々が見られます。

 P1020194  身近なところでは「三色すみれ」の花弁には上下があり、ある部分が太陽の方向に向き、結果的に猿の顔に似てるのでしょう。

P1020421  ところで、「ねむの木」の日中の姿は葉が開いて光合成をしてると考えられます。しかし、なぜ、夜は就眠運動するのでしょう。その謎を解き明かしたいものです。

 なお、この葉に似てるものに「オジギソウ」があります。こちらは人が手で葉を触ると閉じるのでこれまた不思議です。

 礼儀作法が身についてない私は、いつの日か「オジギソウ」を探し、育てたいと思います。

 ところで、「ねむの木」の分布はイラン、アフガニスタン、中国南部、朝鮮半島といわれ、他の多くの植物同様、昔、日本に渡ったと考えられます。花が咲けば風流という言葉が似合いそうです。

450pxalbizia_julibrissin4  【Wikipediaより】

 花はあたかも絹のようなことから英語ではsilk flowerといわれます。夫婦円満の象徴である「ねむの木」に肖り、一人暮らしを解消したいものです。

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2012年6月14日 (木)

外観も舎内も落ち着く種鳩鳩舎をめざして

P1020360 Click please !

 今春、東日本稚内GNレースに1羽で参加し帰還した「モザイク号」が選手鳩鳩舎の自動入舎装置をくぐり、水を飲んだ後、手に持ち「本当に頑張ってよく帰ったね」、「もう、飛ばなくていいんだよ」と、レース鳩を飼育して以来、初めて涙が出ました。

 1039kmある日本最北の地から9割9分帰って来ないと思っていたからです。私は競翔家というより、愛鳩家なのでしょう。

 「モザイク号」は見た目に元気なので1腹だけシンクロ♀と交配してやりました。シンクロ♀は樺太から帰還した「ブラックサハリン号」の孫です。私としては長距離系同士の交配で楽しみですが、主たる目的は「モザイク号」の精神的な回復を図ることです。シンクロ♀はすで産卵し、検卵により血が入ってます。

 30年前、英国プライス鳩舎のブラックパイド700マイルストレーン別名サラグッド系を飼育したことがあり、子孫はまあまあ飛びました。

 今回、モザイクとシンクロの交配なので、果たして羽色にブラックパイドが出るでしょうか。

P1020379_2   ところで、種鳩鳩舎は出窓の網が広過ぎたので、目隠しのため、ご覧のように緑の板を張りました。ホームセンターでコンパネを丁度よい幅にカットしてもらい午前中にビスで留めました。午後になってから緑のペンキを塗りました。

 これで、窓の上下が開いてるので換気は十分で、青い小さな網が蚊の侵入を防ぎます。太陽光は上からも入ります。目隠しというのは「種鳩のため」と「人間のため」の両方です。

 抱卵中の鳩は、途中で抱卵を止めることがあります。その理由の一つに、巣房から外敵が見えた場合、その他の原因により、鳩の性格にもよりますが、巣皿から立ち上がり、そのまま抱卵を止めることがあります。

 外敵とは天敵です。鳩舎のそばに鷹、カラス、猫などのどう猛な動きが目に入ると恐怖心から抱卵を中止する鳩が出ます。

 目隠しはこれが主たる目的であってもレース鳩を飼育することは近隣への気配りが大切で、鳩があまり見えないようにしたり、鳩舎に飼育目標を掲げる看板つけたり、舎外を一度に30羽以上は飛ばさず、半分ずつにしたり、一般の人に対して多面的にレース鳩のイメージアップを狙ってます。

 P1020355_3

 それにしても、斑なくペンキが塗れ、きれいに出来上がりました。小学生時代から続けてる日曜大工はそろそろ佳境に入るでしょうか。おっと、言い過ぎか!

 鳩舎全体をグリーンにしたのは周囲の樹木との融合を考えました。自然に絡まった蔦も鳩舎にマッチし、夏の暑さを防いでくれるでしょう。

 レース鳩を飼育することは、次から次へ、マイナス要因をクリア―していくことであり、鳩舎とは、鳩にとって天敵の心配がなく、心休まる空間であること。種鳩鳩舎も選手鳩鳩舎も換気や室温、特に、梅雨期でも湿度が低く、巣房内が乾燥してること。そして自分の縄張り、自分の巣を持てることが肝心と思ってます。

 今回、「モザイク号」が稚内GNを記録できたのは、孤独な飛翔に対処するため「単羽訓練の繰り返し」、及び確固たる自分の巣房で「抱卵8日目」であったことがプラスしたのでしょう。

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2012年6月11日 (月)

太陽と月がほぼ同じ大きさに見えるわけ

P1020353  この写真は5月21日の金環食=annular eclipsedのとき、準天頂衛星「みちびき」が撮影した地球の姿です。宇宙航空研究開発機構提供により読売新聞に掲載されました。雲に覆われた日本列島付近の中央上部の黒い部分が日食による月の半影で実に神秘です。

 同時に、暗黒の宇宙空間に浮かび、青い地球の姿に深い感銘を覚えます。この地球の表面には無数の生物、とりわけ60億の人類が暮らしてます。

 月の誕生以来、太陽光線により月の後方の宇宙空間に円錐形の本影が存在し、今回の金環食は本影の先が地球に少し届かなかったことになります。 

  先日の金環食は、日本では午前7時半頃のため左側に位置する中国西部からインド方面は未だ夜が明けてないことが分かります。このように地球の満ち欠けは、一見、月に似ていても自転により、地球の表面は西から東へ刻々と移動し、夜の地域は次第に朝になります。

 地球の表面に月の本影が当るときは皆既日食です。

P1020380

 この地球は宇宙空間に浮きながら、拙い計算では、赤道付近で毎秒463mほどの速度で自転しつつ、毎秒約29kmの凄い速度で公転しており、私たちは、この瞬間も想像絶するスピードで広大な宇宙旅行をしています。

733pxcomputerhotline__lune_28by29_2  【早朝に見られる細い下弦の月】 

 ところで、私たちは太陽と月の大きさは直径にしても質量にしても、比較できないほど大差であることを知ってます。しかし、なぜ、二つの天体は、一見して、同じ大きさに見えるのでしょう。

 同じ大きさに見えることから両者は古来より人々の生活に密着し、太陰暦、太陽太陰暦、太陽暦が共存したのでしょう。

 タイトルの二つの天体は、なぜ同じ大きさに見えるか拙い計算をしてみました。

 まず、太陽と月の直径を知る必要があり、そして地球から太陽や月までの距離を知る必要があります。

 地球が楕円軌道上を公転してることや、月までの距離も一定でないため平均値になります。地球から太陽までの距離は1天文単位といいAUで表わし、約1億5千万Kmといわれます。月までの距離は約37~38万kmといわれ、割り算すると、太陽の距離は月の距離の約400倍ということが分かります。

 一方、太陽の直径は139万2千Km、月の直径は3474Kmといわれ、割り算すると太陽の直径は月の直径の約400倍です。   つまり、距離も直経も太陽が月の約400倍です。

 これは地球のある1点と月の直径でできる二等辺三角形=isosceles triangle、及び地球のある1点と太陽の直経でできる二等辺三角形は互いに相似といえます。こんなことから太陽と月の大きさは、地球から見ると、ほとんど同じなのでしょう。 

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2012年6月 7日 (木)

弧を描くような金星の太陽面通過に驚く

P1020335 【画像は読売新聞より】

 目白押しである今年の天体ショウは、5月21日の金環食に続いて6月6日の金星の太陽面通過でした。地球上にいる私たち人間にとって、21世紀最後となるこの天体現象は大変珍しいことです。太陽~金星~地球が一直線上に並ぶこの現象は次回105年後と言われます。

 しかし、私は金星の太陽面通過は太陽系の誕生以来、休むことなく、常に起こり続けていることと想います。それは太陽と金星を結ぶ直線の延長上の宇宙空間です。今回はその延長上に地球が公転して差し掛かったということです。

 私たちの住む地球も、宇宙空間のある一点から見れば、太陽面を常に通過して見えてるでしょう。同様に皆既日食や、部分日食、金環日食も宇宙空間のある一点から見れば、いつでも起こり続けていることです。

 画像は今回の金星の太陽面通過を30分おきに石川県小松市で撮影されたもので、この写真から私たちは神秘な事実を学びます。

 その第一に、私はまさか金星の太陽面通過が【弧を描く】とまで考えが及びませんでした。左から入って真っすぐ右に抜けるものと思ってました。今回はほぼ中央を通過し時間的に長かったことが幸いしたようです。

 しかし、実際には、金星は左側から右側へ直線で通り抜けてることに間違いないでしょう。仮に地球の自転の速度の超音速機に乗って西に向かって、6時間飛行しながらこの現象を見れば、金星の動きは弧を描かず直線であると想像できます。

 弧を描くように見える現象はもちろん【地球が自転してるため】で、今回の天体現象はおよそ午前7時30分から13時30分までの約6時間でした。6時間経過は地球が4分の1東に回転することで90°傾きます。

 実は金星はもちろん他の惑星も恒星も、また太陽や月も毎日このように大空に弧を描く動きをしているでしょう。今回は背景が太陽なのでその動きがより神秘に思えました。

 その第二に、金星が東から西の方向へ動いたので金星の公転軌道は反時計回りであることが分かります。

 ところで、私は金星の軌道速度を次の通り計算してみました。 金星のAU=0.72333199、公転周期224.7日とすると【AU1≒1億5千万Km×0.72333199×2π÷224.7÷24÷3600≒35km】となり、金星は軌道上を【秒速およそ35km】で太陽の周りを反時計回りで公転し、地球の公転速度は毎秒およそ29kmなので、公転速度においては金星の方が速いです。 

 一方、月面の柄を見ると、時刻とともに変化します。下の月は日本の満月で東に登った夕刻の模様です。この時刻は日本ではウサギが餅をついてるように見えます。地球が東に回転するので、月面は逆に西に回転してるように見えます。

Photo

 次は午前0時頃の姿で約90度傾きます。Photo_3

 次は西に沈む早朝の満月で夕刻に比べておよそ180°回転してます。

Photo_2

 このように月面の模様の変化も地球が自転してるためと考えます。また、南半球では同時刻の月が異なって見えます。それは見る人の角度が日本と異なるからです。

 次回の天体現象は8月14日の金星食で金星が月に隠れます。緯度の低い宮古島など南西諸島では、あたかも金星が月にぶら下がってるかの如くに見えると予想します。今年の金星は地球人にいろいろ楽しみを与えてくれます。

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2012年6月 4日 (月)

入舎口と出舎口を別の部屋に設置・・・選手鳩鳩舎

P1020306 Click please !

 春の長距離レースが終わっても、レースマンは一息入れる暇もなく、雛の作出や馴致に忙しい時季となりました。鳩友「はとさん」や「hamanakoさん」のように、すでに雛の四方訓練や単羽訓練されてる方もおり、かなり熱が入ってる証しでしょう。

 私は一人暮らしのため、食事、洗濯、買物、掃除など一切を自ら行なってます。それでもどうにか生活してるのはレース鳩飼育のお陰です。そして日本犬「コロ」がいて、レース鳩と愛犬が私の家族です。同様に庭の花木も生物であり、手を加えれば成長が目に見え生甲斐に通じます。でも、人間が一人で暮らすのは不自然です。

P1020317  ところで、今の時季が選手鳩鳩舎の改築に最も適していると考えます。今まで当舎では選手鳩の出舎は右にあるドアからでしたが、今回、ご覧の窓の左側から飛び出せるようにしました。

 雛の馴致には今まで通り、高い展望台に1日中入れ景色を見せて馴らします。展望台には水や餌も入れられます。この馴致期間は比較的長めにし、10日~2週間ほど過ごさせます。夜間は舎内で過ごせる構造です。

 雛はかなり成長しても馴致を長期間行なうと失踪が少なく、しっかり馴れると鳩友「浅間山さん」から教わりました。私はこれを順守し、お陰で今春は失踪0です。

P1020312 これが今回作った出舎口を内部から見たものです。完成した翌日から鳩は飛び出し、幅90㎝高さ35㎝のサイズは出やすいようです。ここから出舎し、舎外後やレース帰還時は展望台の天窓から入舎するアルカディア方式です。天窓は開閉できます。

012  実は選手鳩鳩舎の内部は南側に巣房をすべて集めました。抱卵中であっても、すぐ舎外運動できます。もちろん、レースのために考えた配置なので、鳩舎の真ん中に仕切りを作ればこちらの部屋は♂鳩専用になります。巣房内部は網で仕切りがありW-System=widowhood systemが可能になりました。

 昨秋、短距離系2ペアーを導入し、当舎が群馬県高崎市に位置してるので本州内のレースではこの方式が使える構造になりました。しかし、昨今は高速道路経由で迅速な輸送ができ、かなりの距離でも前日持寄りです。

 翌日レースの場合、コンテナに♂♀分けずに放鳩地へ向かう傾向で、W-System実施は連盟レースである400キロ、500キロ、600キロレースに可能と思われます。いずれも放鳩地が本州内です。

 W-systemが利用でくなくても、【鳩レースは本来、帰巣本能を利用した競翔なので】、特に♂に巣房を持たせることはポイントと考えるようになってます。

P1020310  一方、下の写真のように、入舎口のある舎内の北側は止り木のみを設置しました。

 南側、北側と言っても、現在、舎内に仕切りはありません。殆ど雛ばかりなので今は仕切りの必要がなく、雛の馴致がすべて終了してから秋に作る予定です。仕切りは換気が良く、しかも、互いに♂♀が見えない構造です。

 こちらが北側の止り木です。市販の止まり木に薄い板を補充し隣に気を取られず静かに生活できます。

P1020311 ところで、今回、選手鳩鳩舎を改築した本当の目的は下記の通りです。

 【それは舎外を半分ずつにすることです。仮に南側の部屋をA室♂専用、北側をB室♀専用とすると、まず、出舎口のあるA室♂を出舎させます。そしたら、すぐ出舎口を閉め、B室の♀をA室に追い込み、仕切りを閉めます。その後、舎外が終わった♂たちは入舎口があるB室に入ります。次に♀が出舎したら出舎口を閉め、♂は元いたA室に入ります。その後、仕切りを閉め、後から舎外した♀が元のB室に入ります。】

P1020006 一方、こちらは種鳩鳩舎の水浴場で選手鳩用もこれと同じ大きさです。蛇口と排水口により飼育者が億劫なく水浴させられます。週1~2回の水浴は床から1mの位置に設置してあります。これは私が腰を傷めないためです。

 鳩飼育は掃除や放鳩籠での持寄り、訓練、20Kの餌の運びなど腰を使います。腰を傷めないことが好きな趣味にいつまでも没頭できる基本でしょう。

 皆様は、当舎の窓がすべて緑色なのにお気づきでしょう。これは蚊の侵入を防ぐ網を張ってあるからです。サッシの網では細か過ぎて羽毛で詰まるし、粗ければ蚊が侵入します。丁度よい粗さがポイントです。これなら換気に優れ蚊が入りません。ホームセンターにあり安価です。鳩痘は全く出ません。

 ところで、今春、東日本稚内GNを帰還した「モザイク号」は元気です。レース途中、猛禽に追われ胸に受けた形跡は回復しました。すごく私に馴れてます。性格的に長距離鳩の特質でしょうか。手を出しても逃げません。

 もう少し経過したら、試しに長距離系シンクロ♀と一腹のみ配合します。果たして30年ぶりにブラックパイドの羽色が出るでしょうか。   

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