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2012年6月 7日 (木)

弧を描くような金星の太陽面通過に驚く

P1020335 【画像は読売新聞より】

 目白押しである今年の天体ショウは、5月21日の金環食に続いて6月6日の金星の太陽面通過でした。地球上にいる私たち人間にとって、21世紀最後となるこの天体現象は大変珍しいことです。太陽~金星~地球が一直線上に並ぶこの現象は次回105年後と言われます。

 しかし、私は金星の太陽面通過は太陽系の誕生以来、休むことなく、常に起こり続けていることと想います。それは太陽と金星を結ぶ直線の延長上の宇宙空間です。今回はその延長上に地球が公転して差し掛かったということです。

 私たちの住む地球も、宇宙空間のある一点から見れば、太陽面を常に通過して見えてるでしょう。同様に皆既日食や、部分日食、金環日食も宇宙空間のある一点から見れば、いつでも起こり続けていることです。

 画像は今回の金星の太陽面通過を30分おきに石川県小松市で撮影されたもので、この写真から私たちは神秘な事実を学びます。

 その第一に、私はまさか金星の太陽面通過が【弧を描く】とまで考えが及びませんでした。左から入って真っすぐ右に抜けるものと思ってました。今回はほぼ中央を通過し時間的に長かったことが幸いしたようです。

 しかし、実際には、金星は左側から右側へ直線で通り抜けてることに間違いないでしょう。仮に地球の自転の速度の超音速機に乗って西に向かって、6時間飛行しながらこの現象を見れば、金星の動きは弧を描かず直線であると想像できます。

 弧を描くように見える現象はもちろん【地球が自転してるため】で、今回の天体現象はおよそ午前7時30分から13時30分までの約6時間でした。6時間経過は地球が4分の1東に回転することで90°傾きます。

 実は金星はもちろん他の惑星も恒星も、また太陽や月も毎日このように大空に弧を描く動きをしているでしょう。今回は背景が太陽なのでその動きがより神秘に思えました。

 その第二に、金星が東から西の方向へ動いたので金星の公転軌道は反時計回りであることが分かります。

 ところで、私は金星の軌道速度を次の通り計算してみました。 金星のAU=0.72333199、公転周期224.7日とすると【AU1≒1億5千万Km×0.72333199×2π÷224.7÷24÷3600≒35km】となり、金星は軌道上を【秒速およそ35km】で太陽の周りを反時計回りで公転し、地球の公転速度は毎秒およそ29kmなので、公転速度においては金星の方が速いです。 

 一方、月面の柄を見ると、時刻とともに変化します。下の月は日本の満月で東に登った夕刻の模様です。この時刻は日本ではウサギが餅をついてるように見えます。地球が東に回転するので、月面は逆に西に回転してるように見えます。

Photo

 次は午前0時頃の姿で約90度傾きます。Photo_3

 次は西に沈む早朝の満月で夕刻に比べておよそ180°回転してます。

Photo_2

 このように月面の模様の変化も地球が自転してるためと考えます。また、南半球では同時刻の月が異なって見えます。それは見る人の角度が日本と異なるからです。

 次回の天体現象は8月14日の金星食で金星が月に隠れます。緯度の低い宮古島など南西諸島では、あたかも金星が月にぶら下がってるかの如くに見えると予想します。今年の金星は地球人にいろいろ楽しみを与えてくれます。

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