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2012年6月11日 (月)

太陽と月がほぼ同じ大きさに見えるわけ

P1020353  この写真は5月21日の金環食=annular eclipsedのとき、準天頂衛星「みちびき」が撮影した地球の姿です。宇宙航空研究開発機構提供により読売新聞に掲載されました。雲に覆われた日本列島付近の中央上部の黒い部分が日食による月の半影で実に神秘です。

 同時に、暗黒の宇宙空間に浮かび、青い地球の姿に深い感銘を覚えます。この地球の表面には無数の生物、とりわけ60億の人類が暮らしてます。

 月の誕生以来、太陽光線により月の後方の宇宙空間に円錐形の本影が存在し、今回の金環食は本影の先が地球に少し届かなかったことになります。 

  先日の金環食は、日本では午前7時半頃のため左側に位置する中国西部からインド方面は未だ夜が明けてないことが分かります。このように地球の満ち欠けは、一見、月に似ていても自転により、地球の表面は西から東へ刻々と移動し、夜の地域は次第に朝になります。

 地球の表面に月の本影が当るときは皆既日食です。

P1020380

 この地球は宇宙空間に浮きながら、拙い計算では、赤道付近で毎秒463mほどの速度で自転しつつ、毎秒約29kmの凄い速度で公転しており、私たちは、この瞬間も想像絶するスピードで広大な宇宙旅行をしています。

733pxcomputerhotline__lune_28by29_2  【早朝に見られる細い下弦の月】 

 ところで、私たちは太陽と月の大きさは直径にしても質量にしても、比較できないほど大差であることを知ってます。しかし、なぜ、二つの天体は、一見して、同じ大きさに見えるのでしょう。

 同じ大きさに見えることから両者は古来より人々の生活に密着し、太陰暦、太陽太陰暦、太陽暦が共存したのでしょう。

 タイトルの二つの天体は、なぜ同じ大きさに見えるか拙い計算をしてみました。

 まず、太陽と月の直径を知る必要があり、そして地球から太陽や月までの距離を知る必要があります。

 地球が楕円軌道上を公転してることや、月までの距離も一定でないため平均値になります。地球から太陽までの距離は1天文単位といいAUで表わし、約1億5千万Kmといわれます。月までの距離は約37~38万kmといわれ、割り算すると、太陽の距離は月の距離の約400倍ということが分かります。

 一方、太陽の直径は139万2千Km、月の直径は3474Kmといわれ、割り算すると太陽の直径は月の直径の約400倍です。   つまり、距離も直経も太陽が月の約400倍です。

 これは地球のある1点と月の直径でできる二等辺三角形=isosceles triangle、及び地球のある1点と太陽の直経でできる二等辺三角形は互いに相似といえます。こんなことから太陽と月の大きさは、地球から見ると、ほとんど同じなのでしょう。 

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