公転軌道を進む地球の一瞬が夏至
写真はいずれもearth viewによる夏至の瞬間である日本時間午前8時09分のものです。
北半球では今日が夏至=summer solsticeであり、南半球では今日が冬至です。太陽が赤道から北に最も離れ、北回帰線を通過します。
公転面に対して地軸が23°26′21″45傾いたまま公転してる地球は、北極圏には終日、太陽光が当ってます。地軸の傾きは北回帰線や南回帰線の緯度と同じです。
逆に、南極圏には終日、太陽光が当りません。
夏至であることを決定づけてる地軸の傾き23°26′21″45が未来永劫に続くとは限らないでしょう。それは私たち人類には考えが及ばない遠い遠い未来のことです。また、地軸の位置も現在と同じに続くとは限らないでしょう。こうなったら気候は今と相当変わります。
現実に戻って、このソフトはリアルタイムな地球の姿が見られ誠に驚きです。世界の1点【緯度・経度】を時刻【グリニッジ標準時GMT=Greenwich Mean Time】とともに指定すれば、その上空からの映像が見られます。ギリシャ・ローマ時代、天文に関心の深かった人たちが見れば、きっとEureka!と叫ぶでしょう。
この時間アイスランドの首都レイキャビックは前日の午後11時過ぎあっても、明るくなってます。
私たちは、なぜ今日が夏至であるか、今日一日、公転軌道上を周遊する地球の姿を大きく捉えたいものです。
天文学的には春分の日の14時14分の瞬間から地球が毎秒およそ29kmの速度で反時計回りに90°移動した本日午前8時09分の瞬間が夏至と計算されてます。
ところで、私たちが体験する夏至と真夏がずれるのは【地球を取り巻く大気が温まり難く、冷め難い性質】によると考えられます。 冬至と真冬がずれることも同じでしょう。
日本はこれから暑い日が続きます。熱中症予防として水分は少しずつ小まめに補給することが身体にいいようです。トレーニングで脱水症状を体験した私は今夏、ミネラルとイオンを含む水分補給に心掛けてみます。
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