台風で傾いたサルスベリ・・・1ヶ月遅れで開花
珍しく台風の中心が群馬県を通過し、強風に煽られて根元から曲がり、現在でも何とはなしに元気のないサルスベリです。しかし、やっと開花しました。例年、7月上旬に開花なので、今年は咲かないかと気をもんでいたところ、ひと月遅れです。
風台風では梢が2mほど西に傾き、私一人ではどうにも直せず、出入りしてる大工さんに連絡してベルトで引っ張ってもらいました。見る見る元通りになりました。やはり、仕事は道具です。
しかし、根は強風で引っ張られ、元に戻すのに再び引かれ、根から養分が吸収しにくい状態と推測します。案の定、いつになっても蕾が出ません。それでも根が土に馴染むように根元をクレーターのようにして毎日水やりです。
7月下旬、蕾を発見したときは嬉しかったです。サルスベリは庭の入り口に植えてあり、今年は壮観とはいかなくとも枯れないだけ得をしたと考えてます。
ところで、サルスベリの弱点は幹の中に虫が巣を作ることです。木を穿る黒い虫や、その穴を再利用してアメリカ蟻がトンネルのような空洞に住みつきます。それは出入りしてる様子で分かります。この対処には専門のペイストが市販されてるので、固形の薬とともに穴の中に注入し、入り口を塞ぎます。時々は幹を観察し、新たな穴がないか点検が必要です。
一方、現在は幹の皮が剥け落ち、新たな皮に生まれつつあります。
樹木が成長するには太陽と水と肥料と考え、井戸があるので夏季の水やりは助かります。サルスベリの他、樽に植えてある藤は水をたくさん必要とします。水を切らしたら葉がすぐに萎れるので、余程気をつけなくてはなりません。
ところで、サルスベリは中国原産と考えられ、遠い先祖が大陸と交流して日本にもたらした樹木の一つで、その子孫が現在、日本中に生息していることを考えると、サルスベリ一つ見ても、先祖の業績により私たちはその恩恵に浴していることを感じます。
現在は、解決しなければならない領土問題があっても、私たちは近隣諸国との友好を深めたいものです。現代人は大昔の人のように、未来の子々孫々へどんな文化的贈り物ができるのでしょう。
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カッキーさま こんにちわ
お手当の甲斐があり、開花おめでとうございます。花ツキも良く美しく咲いていますね。
灼熱の陽射しが降り注ぐ真夏(7月8月)
他のお花や木々が、少しお休みしている夏に
物怖じもせず、みごとに咲かせてくれる
百日紅のお花。強く頼もしくあります。
私も百日紅のお花が好きで、別荘のお庭に植えておりました。白・紅・ピンクと、大きく分けて3種類のお花カラーがありますが
不思議なことに、我が家も、この色です。
3種類、並べて植えてみたいと思いつつ
百日紅(ピンク)と芙蓉(白)のお花に彩られ、我が家の夏も駆け足で過ぎてゆきます。
今夏はロンドンオリンピックに湧きました。
ですが、うたかたの夢と同じ・・早いもので
今年も夏が幕を閉じようとしています。
カッキー様も、どうぞ日々、
お健やかにお過ごし下さいませ。
音夢ちゃん
投稿: 音夢ちゃん | 2012年8月15日 (水) 09時00分
音夢さんへ
別荘があるなんて行ってみたいものです。
お陰さまで、我家のサルスベリはここのところ急に元気を取り戻してます。
蕾がたくさん出てきました。遅く開花した分、いつまでも咲いてくれる気配です。
暑いので、毎日ポンプで汲み上げた井戸水を根元のクレーターに溜めてます。
10日ほど前に鶏糞を与えたからでしょうか、ぐんぐん咲き始めてる感じです。
娘さんに英語を教わりたいです。
投稿: カッキー | 2012年8月15日 (水) 21時29分