こんなに大きくなりました。・・・稚内モザイク号直仔
【今春・稚内から帰還したモザイク号】Click please!
レース鳩の雛の成長は早いものです。6月26日に孵ってから既に鳩舎内を飛び回ってます。今春、東日本稚内グランドナショナルレースを記録したモザイク号とブラックサハリン号の孫を試しに交配したところ、健康な雛が2羽生まれました。
羽色はモザイクと灰ゴマに分かれ、灰ゴマは選手鳩に、父親に似てる写真の雛は種鳩に決定です。人懐っこく手を出しても逃げようとしません。小さい時から私が触っていたからでしょう。腰がしっかりし手持ちはいいです。
私は雛の餌を生後1ヶ月までは工夫する価値があると思ってます。栄養価の高い小粒中心で、次第に普通の配合飼料に換えます。今春はいろいろ試行錯誤で餌に粉を塗してます。霧吹きで餌に少し水分を撒くと張り付いていっしょに食べます。
これは13日目でしたが、ご覧のようにメッシュの巣皿を使用し、吸血虫対策は万全です。手前がモザイクです。この写真と比べると一番上の写真のモザイクはずいぶん成長したことが分かり、誠に凛々しい姿となりました。また、鳩舎の窓には緑の網を張り巡らし、蚊の侵入を防いでます。鳩舎全体を蚊帳のようにしてます。特に雛は蚊に刺されやすいです。
ところで、8月になると秋レースを控え、クラブや連合会、支部による訓練が始まりますが、その前の個人訓練は鉄則でしょう。
訓練の方法はいろいろ考えられ、放鳩地は鳩舎の近く1~2Kを四方訓練から、次第にレース帰還コースへと場所を変えるのが一般的で、基礎訓練としての四方訓練は近場で1日おきでも早朝の涼しい間にできます。雛のうちは集団放鳩がいいです。
一方、集団放鳩は飼育者にとって簡単ですが、常にこれでは必ずしも真の訓練になるか多少疑問があります。【頭を使わないで】一緒に帰る鳩もいるからです。
レー鳩の訓練とは、あくまで「方向判定能力を鍛練する」ことなので、「体力の鍛錬」とは異なります。そちらは舎外運動で鍛えます。【訓練は頭の体操、舎外は体の体操】と私たち飼育者が認識することでしょう。
放鳩方法は3通りで、一般には集団放鳩です。次回は同じ場所で2羽放鳩が効果があると思います。これならあまり時間がかかりません。前に飛ばした鳩が視界から消えたら、次を放します。これも集団に頼らず頭の体操にはいいと考えます。
訓練として最も効果のあるのは単羽放鳩です。時間がかかるので、これはレース前がいいです。特に狙ったレース前は必須で当地の強豪は同じ個所を毎朝のように単羽放鳩です。今春、私はモザイク号を600K前を1回25K、700K前25K1回、GN直前は抱卵で8K、15K、25Kで合計5回の単羽放鳩を行いました。
8月は常に餌箱を点検すべきで虫が湧きます。機械がない場合は天干しが効果があり、肝心なことは虫の糞が残るので、それを入れないことです。
今の時季は水浴を週に1回と決めません。鳩はもう少し多くを望んでます。晴れてる日の午前中に入りたがります。晴れてなくても大丈夫です。1羽入ると真似して入ります。人間は汗、レース鳩は換羽で新陳代謝の激しい時季です。夏を元気に乗り切りましょう。
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