夏でも涼しい漆喰壁と無垢の床・・・日本の知恵
21世紀とともに住んでる家は、当初4人暮らしでした。家族が多くなることを予想して比較的大きな家を建てましたが、現実には私一人が住んでいる状態で、家庭の未来も案外分からないものと悟ってます。
9部屋なので皆さん、広くて掃除が大変でしょうと心配されます。しかし、使用しない部屋はあまり汚れるものではなく、平素は空気を入れ替える程度です。それほど掃除する必要はありません。
内緒ですが、お金が貯まったら話題のロボット掃除機「ルンバ」を購入予定です。私には打ってつけのお助け舟になるでしょう。
ご参考 http://www.youtube.com/embed/LdvtQ3Vq_ww
部屋の種類は8畳の二間続きの部屋が畳です。後はすべてフローリングで、1階は無垢のかりんです。
電気をつけて撮影したので、上の写真と同じ部屋ですが、明るさが異なってしまいました。床は硬く頑丈です。
実はこの部屋は当初、あまり気に入らなかったです。というのは現在では使用されることが少ない昔風の漆喰壁だからです。もっと豪華な壁を望んでしましたが、たくさん家を建てた経験のある大工さんの考えを尊重し白壁の漆喰です。
ところでこの部屋にはピアノが置いてあり、床が硬く、壁と天井が漆喰だからでしょうか、ピアノの音が良い響きに感じます。上手く弾けなくても、きれいに響くので人を呼んでお聞かせするには効果的です。
やはり、何事もプロの見方は確かと言えます。こんなことから、今では却って気に入るようになりました。しかし、未だソフト面が不十分です。大きな絵がほしいと思ってます。其の暁には芸術の香り漂う落ち着いた部屋になるでしょう。
建築当初、気がつきませんでしたが、この部屋は外気が暑くても実に涼しいです。現在は真夏ですが、壁を触るとひんやりしてます。このため、空気が暖まらず、他の部屋より5度位低いでしょう。
これは昔ながらの漆喰壁の恩恵を享受していることになります。原発があまり稼働しなくなることで節電の努力が今後長きにわたることを思うとき、昔、祖先が考えた漆喰壁が現代文明を越える気がします。
これから家を建てる方には「一部屋は漆喰壁で、床は無垢にする」ことを勧めます。漆喰と無垢の木は日本の知恵です。この部屋ならエアコンなしで昼寝ができます。
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コメント
こんばんわ。はじめてメールします。
最近カッキーさんのブログを見つけ過去の記事などを楽しく、また関心して覗いています。漆喰がそんなにいいとは知りませんでした。
マンションのリビングの壁にはどうでしょうか?
ーーー。
私は1950年生まれで、レース鳩は飼育していませんが、仕事がら時々レース鳩を救助することがあります。5月末ころ、1羽稚内から茨城の日立までの1000キロを行き過ぎて東京の台場まで飛翔していたモザイクの♂を3日ほど飼いました。この鳩はすぐに馴れて餌の要求をしてきましたので所有者に送付するときはさびしい思いがしてなりませんでした。あれ依頼レース鳩の魅力に惹かれたようす。
あれからモザイク君はどうしていますか?
写真また載せて下さいね。楽しみにしています。
PS パソコンがうまくできませんので
携帯のアドですみません。
投稿: RINRIN159 | 2012年8月17日 (金) 20時49分
RINRIN159さま
アクセスとコメント有難うございます。拙い文章をお読みいただき恐縮です。
一般論として、漆喰の壁は和風の家に使われがちなので、西洋風の現代的マンションではあまり見られないと想われます。
また、現在では、特に都会では壁を塗る技術屋さんも減少しているのではないでしょうか。
触ると壁が冷たいので他の部屋に比べ、空気がひんやりしてます。
稚内から群馬高崎の当舎まで帰還したモザイク号は元気です。種鳩鳩舎にいますが、時々は選手鳩鳩舎に入れて運動させてやろうと思います。来春からは種鳩になります。写真はそのうちUpします。
投稿: カッキー | 2012年8月18日 (土) 01時24分