稚内1000K帰還を期して「ランボー号」孫を導入
今春、ホープGN号直仔でスチール号の孫に当たる「モザイク号」が東日本稚内GNを記録したことが励みとなり、当舎は来春の作出に1000K系の充実を期すことにしました。
初秋がレース鳩導入の機会と捉え、今回、PC鳩舎のご厚意により導入なった若鳩(写真)は、フロシュ&メイヤーズ作翔04年バルセロナIN24914羽中総合優勝「バルセロナ・ランボー」の直仔・孫掛けによる近親血統です。
生後3ヶ月程であっても、主翼に伸びがあり、尾羽根も長い感じです。現時点では♂♀不明で、じきに分かるでしょう。
一方、この鳩の血統は上記の他、もうひとつ組み合わさってます。ハウトカメール共同鳩舎作翔00年バルセロナIN26611羽中総合優勝「ミス・バルセロナ号」の孫×孫でもあり、長距離を狙うには申し分ない先祖の血を引いてます。
果たして、近未来のレースにおいて、この血統を生かせるか否かは、飼育者である私の腕にかかっていることになります。
ところで、先日、ブログで書きましたように、選手鳩には混合飼料に大粒のトウモロコシをミックスしたものを与え、種鳩には分離用で大麦主体の5種を与えてます。
こちらの天日干しは選手鳩用です。基本は混合飼料ですが、大粒トウモロコシを混ぜてるので、見た目にはトウモロコシが多いです。いろいろ工夫し、高度を保つ遠征舎外を目的として、現在は「ピーナツの粉末」を餌に塗してます。
如何にしたら、高度ある舎外で遠征するか考えてますが、一般的には訓練すると次第に高く上がるようです。近年、誠に躍進著しいhamanako鳩舎を手本にし、訓練地を高地にしたいです。目下、猛禽類出没の少ない秘密の訓練基地を開拓中です。
ところで、「モザイク号」のGN帰還後交配による直仔は2羽で、1羽BCは選手に、一方の1羽モザイク(写真下)は種にしましたが、だいぶ成長してきました。
まだ、性別は確定しませんが、行動を観察している限り♂かもしれません。この鳩の交配は成長してから考えます。
当舎代表鳩「スチール号」♂は健康ですが、12才で直仔を多めに取りたいので特別交配室を作ります。交配鳩♀を1シーズン1羽と決めないで、効率よくペアリングします。特別交配室はストレスがないよう配慮します。時々は一般の種鳩鳩舎に出入りでき、他の鳩は入室できない構造を考えてます。
レース鳩を飼育して気づくことは、意外と種鳩が早く年をとることです。良い選手を育てるには、種をどんどん世代交代させる飼育者の「柔軟にして進取な取組」が求められるでしょう。
【注:PC鳩舎=pigeon crazy 鳩舎】
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