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2012年10月 8日 (月)

天窓から神が地上を覗くような「秋の四辺形」

P1020850【国立天文台より転記・・・上が北、左が東】

 秋から冬にかけて空気が澄み、星座や惑星、流星、月、また、秋の四辺形、日の出前に冬の大三角、冬のダイヤモンドなどが見られる季節です。

 10月中旬の午後9時頃には頭上に「秋の四辺形」がやって来ます。2等星なので、それほど明るくなくても秋の星座には、特に明るい星がないので見つかるでしょう。

 秋の四辺形そのものは星座=constellationではありませんが、発見できると嬉しいものです。この四辺形は別名「ベガススの四辺形」といわれ、ベガスス座の一部です。

 ギリシャ神話ではこの四辺形を「天から神が地上を覗く窓」と伝えられ、中にある小さな星が神の目と考えたようです。

 この四辺形を包み込むように東から「うお座」が接近しているので一緒に確認しましょう。「うお座」はインドの形に似ています。

 しかし、「うお座」の人は「えぇ~私の誕生日は約半年前です。」と反論しそうです。「うお座」の人は生まれた時に太陽が「うお座」の近くにあったのです。このため、実際には、誕生日に自分の星座は昼間なので見えないです。半年経過すれば、太陽と正反対の位置になるので、夜間、自分の星座が見えることになります。半年経たなくても、4ヶ月ほど経過すれば、あるいは4ヶ月前ならば、自分の星座が見えます。この場合、時間が限られます。

 このことは「うお座」に限らず、自分の星座は誕生日の夜には見えません。半年後なら、ほぼ一晩中見えます。誕生日の星座は誕生日の日中に出ています。

 ところで、地球は公転し、その途中に春分や秋分、そして夏至、冬至を通過しますが、実際には、地球から見て太陽が大宇宙のある一点に差しかかった瞬間です。

 実は、私たちは今の時季に「春分点を」見ているのです。といっても、そこには何の目印もありませんが、春分点の位置は、秋の四辺形の「左(東)の二つの星」を南に約2倍したところで、「うお座」の少し南です。そこに天の赤道があり、太陽の中心が南半球から北半球へ行くために、天の赤道と交差するところです。冬の代表格「オリオン座」の腰に相当する三つ星の近辺も赤道です。秋に春分点を確認できるのは、前述の半年ずれた誕生日の星座と同様です。

 夏に見た七夕の彦星・織姫星の夏の大三角は次第に西に移動し、何だか寂しい気持ちですが、秋の夜長は頭上の「四辺形」と共に「うお座」を楽しみましょう。    

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