改めて感銘した「榛名富士」山頂からの眺望
【画像はすべてクリックされ、自然が織り成す光景をご堪能下さい。】
太陽光線の成せる業か、恰も水墨画を想わせる西群馬から遠く長野県方面の午後の光景です。
シャッターチャンスに恵まれました。ここは群馬県中央部に聳える榛名山の中央火口丘である榛名富士山頂(1309m)からの眺めです。この山の形は円錐状で典型的なコニーデ火山です。
数年ぶりにロープウェイで登り、ゴンドラから見える光景にワクワクしました。山頂まで3分余りですが、景色は予想を越え変化します。
この湖が5世紀ごろと推定される噴火によるカルデラ湖で、名称は榛名湖です。噴火後の窪地に水が溜まり、外輪山により堰き止められ、満々と水を溜めてます。周囲およそ4Kほどで、私は若き日、マラソンで1周したことがあります。これからはマイナスイオンを浴びながらサイクリングで周遊をめざします。
遠く左に県庁が見える前橋市、右に高い市庁舎の高崎市が西日に輝いてます。このような雄大な眺望に心から感銘します。あの中で日々、経済に一喜一憂し、人との関わりで、芸術で、レース鳩飼育で、一人暮らしで、喜怒哀楽を繰り返しています。日々の自分の姿を大乗的に捉えられる気がします。
関東平野からいきなり立ち上がる榛名山は、住まいから車で1時間余り。私たちにとって、このような自然に佇むことは時には大切でしょう。自然との対話となり、自らの生き方をゆっくり振り返られ、これからにヒントを与えられます。それは小さな人間にならず、ゆったりとした心の平安と悟りました。
外輪山の一つ相馬山です。近年、友人Samuel Toddさんと登頂し、今までに3回登りました。遠く南に本物の富士、北に榛名富士が見え、山頂からの景色は抜群でお薦めの峰です。
ところで、外輪山がたくさんある榛名山です。40年ほど前に登頂した烏帽子岳に始まり、近年は最高峰・掃部ヶ岳(1449m)、天目山、氷室山、二ッ岳、また、水沢山に登りました。
実は私の家の窓から、これらの山々が望め、朝、眺めて天気の良い日には車に愛車クロスバイクを積んで、このカルデラ湖を周遊し、太古の大噴火を想像したいと思います。
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