「ベスト・テ―レン号」直仔導入・・・分離を始める
4月に導入したヤン・テ―レン作「ベスト・テ―レン号」直仔(香山氏作)♂Bです。この鳩の直仔2羽がすでに来春のレースにスタンバイしてます。
血統的には、以前から当舎に在舎してるボルドーマーチン号直仔B♂(写真下)が「ベスト・テ―レン号」の孫なので、今回の導入鳩の方が代が一代上です。
「ベスト・テ―レン号」の直仔であるボルドーマーチン号は、クラウト作翔により、ボルドーIN816Kイヤリングで9686羽中総合2位、N(ZLU)6133羽中総合優勝です。
これから春の交配時期までおよそ3ヶ月間に、これら種鳩の健康管理を完璧にしてやることが肝心と思ってます。昔に比較し、臍切れの悪い雛は皆無ですが、栄養面では種鳩♀にはミネラルを日々切らさないことが基本と考えます。
舎外ができない種鳩は、止まり木を高く設置したり、水浴を週2回めざし、舎内に潜む病原菌を少しでも排除するために清掃と消毒を励行すべきでしょう。
実は、先日、レース鳩の専門獣医師である小長谷先生が当舎を来訪され、3時間ほど病気対策についてご教導をいただきました。
肉眼では見難い毛体虫はなかなか駆除できないようです。呼吸器対策の基本は通風も大切とのことです。当舎は窓が小さいのではないかと指摘されました。
その他、「サルモネラ対策」こそ私は日々の管理の中核と考えるようになりました。
ところで、当舎は11月になって、やっと種鳩を♂♀分離しました。遅過ぎることはないと考えてます。作出終了後すぐに分離しない方が、鳩の動きなどを観察すると調子がいいように見受けられます。
餌の量と質、そして巣房を閉じれば卵はほとんど産みません。換羽がほぼ終わってから3ヶ月の分離で良いのではないでしょうか。それまでは、できるだけ鳩舎内を広くして運動しやすい環境を維持するのが健康的と思います。
これからの冬季において、レース鳩の健康管理は「見える部分」及び体内の「見えない部分」の両面から日々対処すべきと考えるようになりました。
実は、レース鳩月刊誌「愛鳩の友」の小長谷先生の鳩舎訪問記に当舎が掲載されるかもしれません。
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