繁殖力に驚く!・・・1本の君子蘭が17本に
これは我家の君子蘭の元祖です。3年ほど前に隣のT家からプレゼントされ、温かいところで大切に育て、暫くして咲きました。今後も、これくらい豪華に咲かせたいものです。君子蘭が咲くのは一時季であっても年間の世話が欠かせません。
【一回の勝負であっても努力は一年中。】これは、いろんな場面で私たちが目標を達成しようとする場合の基本といえそうです。
夏季は屋外に出しますが、君子蘭は寒さに弱いので秋から春にかけては室内に入れます。乾燥するようでしたら水をやります。花が咲くまでは太陽光が当たるところに置き、咲きだしたら直射日光を避けた方が色合がいいように感じます。
ところで、不思議ですが、植物の増え方は種類によって様々です。君子蘭は根元に子供が生えます。そのままにしておけば、子が成長し、植木鉢いっぱいになり、その様はまるで押しくら饅頭です。植木鉢の中で競争して咲きますが、そのままでは、どうしても栄養分が不足し、色合いが薄くなりがちです。
このため、根分けをします。素手では分離できず、私はどちらにも根が平等に付くように配慮して鋸で切って分け、それぞれ植木鉢に植えます。植木鉢に入れる土は水はけのよい市販のものを使います。
下の写真は孫もあり、見ただけでは親・子・孫の区別が分からなくなりました。現在は温室のように太陽光が入るな車庫で賑やかに過ごしてます。近いうちに家の廊下に入れて春を待ちます。
小春日和の午前中は外に出し水をたっぷり与えます。一本の君子蘭が、このように増えました。これらが上の写真のように一斉に咲いたら、華やかで一人で見てるだけではもったいないです。
蕾から開花時期のみ室内に飾り、外を通る人に見えるように廊下に並べます。開花時期は2月~4月です。状態が良いとこれ以外の時季にも咲きます。
こちらは「金のなる木」です。この植物の増え方も不思議です。ちょっと枝を切って差し木にすれば成長します。この木も隣のT家で枝を貰い、植木鉢に差したら大きくなりました。以前に水分不足で枯れそうになったことがあり、危機一髪でした。常に、温かい場所で時々水やりが必要です。
政権が変わり、経済の活性化を「金のなる木」に託そう。
こちらは二年前に、寒さ対策を怠り、12月上旬にもかかわらず外に出したままのコンシンネでした。一度、完全に葉が萎れ、もうダメかと覚悟しました。その後、家の中に入れました。しかし、いつになっても葉が出ません。
5月になって外に直に植え、枝をすべて切りました。季節は次第に梅雨となり、気温も上昇したある日、根元から10個ほど芽が出ていることが分かりました。「おお、生き返ったか」と思わず声を出しました。しっかりした芽を5個残しました。それが成長し、ご覧のように1メートル以上の高さになってます。
「諦めやすい性格の私」にしては、珍しく希望を持ち続けたことが幸いしました。今では玄関でお客様を迎えるに相応しい風貌です。
こんな植物から「何事も諦めないで続けること」を教わります。
家の庭は落葉し草も枯れ、毎日、葉を集めては埋めてます。それが腐葉土となり花木の栄養です。7本の梅はすでに蕾が膨らみ、春はすぐそこまで来てます。明日は冬至。植物は不安定な人間の心とは違い、四季を正しく循環しています。
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