期待できるか国内景気・・・1ドル87~88円
日本が正月休みの期間に、年明けの世界経済は米国の「財政の崖」の行方に焦点が集まったが、下院本会議における与野党の激しい駆け引きの末、崖からの転落はひとまず避けられたと伝えられます。
これを受け、日本時間1月3日朝のダウ終値は308ドル値上がりして13412ドルとなり、為替レートは暫くぶりの1ドル87円台を示し、関連して、豪ドル92円台、レアル43円台、ユーロ115円と、それぞれが長かった円高から脱却し、円安へ推移してます。
「財政の崖」の問題は日本国内経済にとっても今後の景気を左右する要素と考えられ、円安へ推移とともに、長期にわたり伸び悩んでいた「国内生産の改善」や「輸出」の伸びへ結びつくものと期待がかかります。
年末年始において、世界はクリスマス中心、日本は正月中心であり、年明けの経済スタートにずれがあっても世界の年明けの現状は2013年の経済見通しとして明るい材料であり、これに日本政府による財政出動はもちろん、経済成長戦略、震災復興の加速、何より円高対策が景気回復のチャンスに向かうでしょう。
しかし、米国における崖回避は富裕層に対しては減税を打ち切ることとしており、まだ、抜本的な解決からかけ離れていると見られるが、当面、日本経済にはプラスへと期待できるでしょう。
長期間、停滞していた日本経済の立て直しこそ2013年は期待され、特に年末の衆議院選挙によって、政権が変わったことが大きな原動力となって回復から成長へ進む年と考えたい。
一方、景気の後退局面としては、相変わらず欧州の金融危機の長期化、電力不足が挙げられても、先行きは徐々に回復する基盤ができてると考えられる。
海外の株価、及び為替から判断すると、2013年の日経平均は昨年より高値が見込まれ、11000~12000円前後、為替は90円~95円と期待を込めて推移を見守りつつ、日本経済はすべての人々にとって関係する生活の基本であることから、実体経済に時間がかかっても、今年こそ緩やかな回復を期待したい。
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