果たして記念樹となるか・・・「源平しだれ」
先日、散歩を兼ねながら前橋農協花木センターで植木をあれこれ見ていたら、思わず目に飛び込んだのが写真の「源平しだれ」です。幹の曲がり具合や枝ぶりに魅力を感じつつも、そのときは購入するか迷いました。私としては築山に植える樹木はもう少し大きいものを考えていたからです。
しかし、「源平しだれ」は数あれど、枝ぶりのいいものに巡り会う確率は低く、その後2~3日、家でどうするか迷ってました。
一般論として、樹木を選ぶ基準は花の色とともに幹の形や枝ぶりが大きな比重になります。樹木の姿については1年のうちで開花期間は2週間ほどで、樹形だけ見る日々が9割以上だからです。
この「源平しだれ」がずっと気になっていたことから本日、再度見に行ったら人に買われず無事に立っており、家で考えてたより結構大きく見えました。今度は迷いなく購入する気持ちになり、運搬するアクティーバンを花木センター内に入れました。
「これを逃したら」の気持ちで本日は全く迷いがなかったです。代金は高崎駅前「どんどん」に数回行くほどです。暫く、お酒を飲みに行くのは我慢しましょう。
ところが、車に載せようとしても大きく重たくて私のバンにはなかなか入りません。後ろのドアーを開けたままで枝を後ろ向きで積みました。大きな植木鉢に入ってるので推定重量は60Kほどです。
載せるときは係の人が手伝ってくれても、家に着いてからはすべて一人で作業しなくてはなりません。車から降ろすのも一苦労。車から玄関前の築山まで約10m。途中、木々の中を通るには、「しだれ桃」の枝を痛めず引きずります。やっとのことで無事に築山の頂上まで運べました。
蕾を持ってるので花が咲き終えるまで、このまま植木鉢に植えておき、5月になってから築山に直に植えようと思います。紅白に咲き分ける「源平しだれ」の原産地はイラン、アフガニスタンと言われてます。
ところで、今まで約25年間楽しませてくれた大きな「しだれ桃」(写真上)は、イギリスレース鳩月刊誌「ビクトリアル」の表紙に鳩舎と共に掲載されました。しかし、老木は昨年の猛暑と蟻により、ついに枯れ残念でしたが、生物には寿命があります。この「しだれ桃」は両親から私たちの時代になった記念樹として植えましたが、妻も8年前に亡くなり、その役目を果たし終えたのを知ってるかの如くです。
そして、今度は「源平しだれ」を植えました。大きくなるには年数が必要です。記念すべきことより記念樹を先に植えましたが、新たな人生の節目としての「記念樹」になるでしょう。
前述の通り、樹木も巡り合わせがあり、よいものは確保しておく必要があります。記念になる対象と順番が逆ですが、そのうち答えが出るでしょう。
現在、庭は梅林の如く色彩豊かさを呈していますが、近未来は、これが咲き終わると桃の節句に「源平しだれ」が咲くでしょう。桃の節句はあくまで、旧暦の3月3日頃なので今年は4月12日前後に咲くと想われます。
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