根分けして増えた君子蘭の饗宴・・・元は1本
これが3年ほど前、隣のTさんに一鉢プレゼントしていただいた君子蘭です。
その後、植木鉢の中に子供が毎年生まれ、ある程度成長した頃に根を出して鋸で切って親と根分けしました。それぞれ大きく成長し、今では写真の君子蘭に孫まで生まれ、それぞれが花をつけ始めてます。
一見、どれが元の君子蘭であるか、また、子や孫の区別ができなくなってます。実はこれ以外にも10鉢ほどあり、ガレージの中で過ごし蕾を持ってるものもあります。全部で18鉢ほどあり全部咲くのは来年かも知れませんが、再度それぞれに子が生れれば鼠算のように増える可能性があります。
私としては今少し増やして、人にプレゼントできるようにしたいです。すでに友人Samuel Todd宅に1年前に差し上げたところ、管理がよいのでしょう。素晴らしく成長し、やはり脇に子が生まれているので、嫁ぎ先でも増える気配です。
ところで、こんな君子蘭であっても、育てるには不断の努力が欠かせません。その第一は【夜間の寒さに当ててはならない】ということです。秋から冬にかけての夜間の低温は成長に最もマイナスとなり、葉が枯れてしまいます。
冬季は家の中の暖かな場所で過ごせば、場合によっては年間に2回の開花が楽しめます。私の家はもうすでにたくさんあるので、それほど入れられず、冬季期間、ガレージで過ごさせたところ、やはり夜間が寒くて葉が枯れました。冬季は家の中で過ごさせるべきと反省してます。
土については「君子蘭の土」をホームセンターで売ってます。水も不断の努めに入ります。与え過ぎず、不足しないよう、よく観察すれば分かります。植木鉢の下におく受け皿に水を入れて下から吸い上げるように与えるといいように感じます。
こちらは庭先にある「しだれレンギョウ」で今が盛りです。来客もこの下をくぐって玄関へ向かうようになってます。元々今は亡き父がどこかで仕入れてきたものですが、きっと、見事な咲きぶりに感銘して手に入れたのでしょう。水は年間を通じて豊富に与えてます。植物の栄養には適温と水が最もいいようです。
こちらの水仙も父の遺作です。主人は30年前に他界しても、子孫はこのように生き続けるのですから、植物には永遠性があります。庭中にあったものを昨年、一か所にまとめました。
ところで、鶏糞の取り扱いですが、注意を要します。決して与え過ぎないことです。鶏糞は強過ぎて枯れてしまう植物があります。大切なものには与えない方が賢明です。肥料は何気なく遠巻きに、ほんの少しです。どうしても与え過ぎてしまいます。
同様のことは、結果を求め過ぎてしまう私たちの人間生活にも似てます。
「離れ過ぎず」「近づき過ぎず」は成人した子供との接し方に似てます。何気なく、常に忘れずにいることを示し、会うときは笑顔で迎えてやりたいと考えてます。私は独立した娘たちと2ヶ月に1度位、高崎のお店で飲み会をするようにしてます。しかし、会計はこちら持ち。でも、損した気持ちがないのですから親子はいいものです。
植物の親子に負けず、ますます絆を深めたいと君子蘭の親子から教わる日々です。
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