北海道「デカ橋鳩舎」へ贈れる鳩が生まれるか
今春は作出に力を注いでます。ペアー数は15番ほどで、写真のモザイク号♂は昨春・稚内GNを記録したので今春から長距離種鳩として昇格し、この度、正式に配合してすでに直仔が2羽孵化してます。
長距離を目的とした配合には♂が実際に1000K飛んでいることが望ましく、♀は長距離の血統的裏付けが必要といわれます。
未だ会えぬ友人「デカ橋鳩舎さん」に、このペアーにより今春生まれる予定の直仔6羽の中から自信作を秋に贈りたいと考えてます。
血統的にモザイク号は稚内3年連続翔破した林氏(弟)作「GN3」の孫であり、父は、はと鳩舎作翔・羽幌900K記録鳩「ホープGN号」であり、同時に当舎代表鳩であった「スチール号」の孫でもあります。はと鳩舎命名による「ホープGN号は、その名の通り、直仔が稚内を飛んだので命名者のレース鳩に対する勘は素晴らしいです。
写真右の交配♀BC(香山氏作)の血統は下記の通りです。
若でモントバーン900K総合優勝スーパーイヤリングの孫であり、母ネナ号はバルセロナ1287K及びペルピニャン1129キロを翔破したオランダの鳩です。特に両親の系統にそれぞれ総合優勝がいます。このため、BC♀は長距離交配鳩として血統は備わってるといえるでしょう。
すでに生まれた1番仔は未だ小さいですが、1羽は父と同じくモザイクです。現在・鉱物飼料としてベルギー製を、そしてレッドストーンを多めに与え、巣箱内にも時折、餌の補充をしてます。
ご覧のように巣皿が床に接触してないので、暖かくなっても吸血虫の発生は殆どなく、巣皿の底も湿気ません。巣皿が動かぬよう簡単にビスで留めてあります。また、鳩舎の窓全体は蚊の侵入をシャットアウトする防護網を張り巡らしてあります。
果たして、当舎で生まれた鳩がデカ橋鳩舎で種鳩として活躍し、その仔がレースで本州南部を飛び立ち、親の故郷である群馬県西部近くをかすめ、北緯43度の北広島まで飛翔するでしょうか。まるで物語のようですが、「事実は小説よりも奇なり」で実現させたいものです。
尚、モザイク号が稚内GN直前に参加した北吉原700Kグランプリの放鳩時に、デカ橋さんが遠方より、立会に来て下さったことはずっと忘れません。そのとき、モザイク号はデカ橋さんの目の前で群馬へ向けて飛び出し、その後、稚内から帰還したのですから不思議な縁です。今回はその返礼としてモザイク号の直仔作出に頑張ってます。
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