週に一回は呼吸筋をストレッチしたい
ニュースによると、3月29日に日本を出発した三浦雄一郎さん(80才)が本日5月23日・日本時間正午過ぎにエヴェレスト8848mの登頂に成功したと伝えられます。不整脈の手術を経て、世界最高齢による世界最高峰登頂は新記録です。その精神力、日々の肉体鍛錬には敬服しています。
高所の酸素量は3分の1と言われ、これに対処した事前の長期にわたる厳しいトレーニングの継続が登頂という結実につながったのでしょう。眼下にヒマラヤの白銀が広がる光景はいかばかりでしょうか。
一般的に還暦を過ぎると、もう人生にはあまり楽しみがないように考えられがちですが、【人生は後半戦がおもしろい】という言葉があるように、努力次第ではあるいは若い時代より中味の濃い楽しい生き方が潜んでいるのかもしれませんね。
ところで、私たちは平素、無意識に行なってる呼吸を、時には「意識して」呼吸することも必要でしょう。深呼吸と言うと、胸いっぱいに吸うことを考えがちですが、まず現在、肺の中に溜まってる空気=残気をすべて吐くことに始まります。吐けば自然に空気は入れ替わり、吸入した酸素は途端に肺を通して動脈から全身に運ばれます。
最近、私は「生きてるとは息してる」と意識するようになり、それは「健康的な呼吸はどうあるべきか」と考えます。吸入はやはり鼻が主です。鼻で空気を吸うと深く吸えるものです。
このために、鼻の健康は息するために重要で、40年ほど前、副鼻腔の手術をした私はとりわけ鼻については毎日ケアーしています。10日に一回ほど耳鼻科で鼻腔の吸引と洗浄をしてもらってます。家でも重層で洗浄できる器具を備えてます。
その次が肺です。健康的に肺が活動できる工夫です。それは「呼吸筋のストレッチ」と考えます。私たちは【肺の周囲にある呼吸筋の収縮によって息してます。】身体のストレッチはしても、なかなか呼吸筋を意識してストレッチしないかもしれません。これは胸の周囲(特に上や横)にある筋肉をストレッチ(伸ばす)しながら呼吸します。
例えば、指を組んだ両腕の手のひらを頭の後ろにやり、息をいっぱいに吸い、次に、その組んだ手を頭上に伸ばして手のひらを天に向けて、絞り出すように息を吐きます。そのとき、背中を丸めたりすると残気をいっそう絞り出せます。
再度、吸った息を、今度は体を左右横に曲げると、胸の横の筋肉がストレッチされながら息を絞り出せます。
一方、肩を丸めて吸い、両肩を後ろにやって吐くなど、肺の周囲にある筋肉を意識的にストレッチしながら深呼吸します。ポイントは、腕と肩や、胸の前後や、胸の横の筋肉などを「伸ばしながら」呼吸です。
呼吸筋をストレッチした後、呼吸が楽になることが実感できると思います。時々は、樹木の中で呼吸筋ストレッチすると健康にいいと思います。
また、呼吸とともに無意識のうちに動いているのが心臓です。平常時70前後の脈拍も時には30分間ほど継続して110~120までに速めると心臓に刺激を与えます。血液循環のスピードが格段に変わります。
そのための効果的な方法の一つが「アメリカンウォーキング」です。肘を90度近くに曲げて振り、遠方を見ながら「踵から着地」します。これは姿勢の良い歩き方となり、肩もよく動き、散歩とは格段の差でスピードが出ます。同時に、前述の呼吸筋が鍛えられます。
一方、今の時期はサイクリングも脈拍を上げるために効果があります。安全のためにサイクリングロードを中心に走り、往復1時間も走れば脈拍は110~120に達し、血液循環が良くなります。サイクリングは同時に三半規管、動体視力、ハムストリングが鍛えられます。
「呼吸筋ストレッチ」、及び「脈拍を速める運動」は身体が活性化するので、週一回は実践したいものです。
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