・・・高塚鳩舎の偉業・・・史上初・東日本稚内GNと東日本CHを制す
15年ほど前のことです。私は両親の介護が終り、レース鳩飼育を再開するにあたり、種をどのように新規導入するか毎日考えてました。導入は後々のレース鳩人生を左右することから、著名な血統や活躍鳩舎を研究してました。
当時、日本鳩レース協会は創立50周年を迎え、記念誌「飛翔」を発刊しました。それを読み巻末に高塚鳩舎による「飼育法の記述」が目に入りました。協会としても高塚鳩舎のみに「飼育法」の記述を依頼したのです。私は数回読み直し、その文章内容から、ついに導入先を決定しました。
当時すでに高塚鳩舎の成績は、東日本稚内GNを「史上初となる総合ワンツー」、そして、ミラクルクイーン号を以て東日本稚内GN2度目の総合優勝などにより、日本最優秀鳩舎賞を4度受賞され、クラウン賞3回受賞という卓越したものでした。
これを知った私は数回の高塚鳩舎訪問を行い、合計10羽ほどの種を導入しました。一方、高塚さんには遠路はるばる群馬の当舎を訪れていただき、私の鳩友も交えて勉強会をして戴いたことがあります。もちろん、その晩は懇親会でした。
それのみならず、私が高塚鳩舎訪問の折には太平洋を臨む高台の温泉に二人で入り、その後、食事をしながら楽しい歓談の時間を過ごしたことがあります。
ところで、記念すべき50回目を迎えた今年の東日本チャンピオンレースは予定を1日前倒しで5月9日に放鳩され、結果は「O&T・汐見クイーン号」を以て高塚鳩舎が総合優勝されました。
今季は北関東五地区グランプリ総合優勝に続いて、2度目の大レース総合優勝です。すでに2度・東日本稚内GNを総合優勝されていることから、今回の東日本チャンピオンレース総合優勝により、高塚鳩舎は鳩レース界初となる「二つの東日本」を制したことになります。
今季の高塚鳩舎の成績は東日本稚内GNにおいて総合100位以内に4羽入り、東日本CHでは総合優勝を含め総合100位以内に3羽入り、ジャパンカップも総合13位というものです。90年代の絶対王であった高塚鳩舎を彷彿させます。
ところで、現在、当舎における高塚鳩舎作出鳩はGN総合3位「稚内ブルー号」直仔でGN総合優勝「ミラクルクイーン号」の孫に当たる♀1羽です。 【Click please!】
目に輝きのあるこの♀は未だ作出能力があり、来春は改善なる清潔な巣房で当舎の「稚内モザイク号」と交配する予定でいます。
高塚さんには、しばらくご無沙汰してるので近年、開通なった「北関東道」経由で鳩舎訪問を考えてます。そして、魅力溢れるお人柄に接し、今季の偉業・東日本チャンピオン総合優勝についてご祝辞を申し上げる予定です。
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