逝く夏を惜しむ赤城山へ・・・By Audi TT Quattro
群馬県の中央に聳える赤城山(1828m)へドライブに行きました。写真の手前は有名な「覚満渕」で、この水は小沼からの水脈と考えられているようです。遠くの沼が「大沼」で、鳥居峠の高い位置から眺めた光景です。今回、車で大沼を一周しました。
樹木は未だ緑ですが、鳥居峠付近の標高はおよそ1400mであることから、温度は下界より10度ほど低く、気圧に関しては下界より150hPaほど低いと考えられ、何とはなしに身体が楽に感じます。
鳥居峠は風の通り道であることから体感気温はより低く感じました。ここから見る東側の絶景はお薦めです。
画像をクリックしてください。遠望の街並みは桐生、太田方面です。昔は下からここへケーブルカーが登ってきたそうですが、現在はその形跡のみです。
鳥居峠から見た栃木県方面の山並みです。これを見ると山とは地球の皺ですね。
一方、以前は地蔵岳へもロープウェイがありましたが、現在はありません。利用者が少なく採算が合わないのでしょう。現在、地蔵岳へは徒歩で登る方法のみですが、却って、足の鍛錬になり、小沼方面からは登山道が整備されました。山頂での四方は絶景の最たるものです。
地蔵岳(1674m)山頂に立つマイクロウェーブ中継地です。 この塔は群馬県各地や埼玉県方面から遠く見えます。
赤城山系の中でも、特に自然がそのまま残ってるのは小沼(1450m)ではないでしょうか。周囲に建物は一切なく、200mほど離れたところに駐車場とトイレがあるだけです。
40分ほどで小沼一周できます。小沼を見ながら林の中の小径が散策でき、四季を通じて静けさを満喫できます。前回は友人Samuel Toddさんと紅葉の時季に一周し、その色彩的光景は心に焼き付いてます。
以前に近所の方々と正月登山で近くの長七郎山に登りましたが、このとき小沼は全面氷結してました。荒涼たる小沼は人を寄せ付けない原始時代を想わせる佇まいでした。大昔の噴火によるカルデラ湖と推測できます。
ところで、愛車Audi TT Quattroは今回オートマでなくマニュアルで登坂しました。オートマでも難はなくとも、登りのカーブの連続はマニュアル3で轟音と共に進みます。これはかつて26万K(地球6周半)乗った117クーペを彷彿させる懐かしいもの。外気が涼しく標高1000m付近から窓を開け、エンジン音は一層快い響きとなり、雰囲気はまるで若者のよう。
ところで、先程も触れましたが、高度と気圧の関係は温度によっても異なっても、およそ、1000m登ると100ヘクトパスカル下がるようです。多少、血圧が高めの私は快適に感じました。下の写真は標高1450mの小沼で飲み、栓をしっかりしてそのまま家で写真を撮ったペットボトルです。下界は気圧が高い証明です。このまま、再度登れば元の形になるでしょう。
一方、気温に関しては1500m登れば約10℃下がり、比例して3000mでは20℃下がることから、この関係を頭に入れ、遭難を未然に防ぎたいものです。
冬季は下界でも低温のことから、高山の気温は夜間~日の出直前で尚に下がり、マイナス20℃~30℃も起こりうることです。人間は低温には弱い動物です。高度と共に予想以上に下がる「気圧」と「気温」を知っておきたいものです。
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