書道芸術に深く感銘・・・第16回・妍墨会展
かつて「カルカッタ日本人学校」勤務時代の同僚の奥方より、日々の書作活動を発表する「妍墨会展」のご案内を頂き、この度、暫くぶりにゆっくり書を観賞する機会に恵まれました。
真夏であっても空調の効いた展示ホール内で、書を通して古来より続く「日本の美」に浸る充実したひと時です。
会場の前橋市民文化会館は私にとっても、前高勤務時代に大ホールにおける優曇華(うどんげ)音楽会で指揮を数回とったことがある懐かしい文化の殿堂です。
芸術の喜びは音楽や美術で見出していても、書には疎い私です。しかし、心から惹かれたのがこの屏風に書かれた「秋の七草」という作品です。
下界は猛暑であっても、すでに立秋が過ぎ、自然は秋に向かってます。この開催時期に合わせた「秋の七草」を観賞し、書とは生き物であり、季節感を先取りしてると直感しました。
奥方の作品は展示場中央の位置に四点まとめて展示されており、心ゆくまで味わうことができました。生涯を書に貫く彼女の真髄に触れた思いです。
妍墨会展の出品者24名は大東文化大で書を学んだ同窓生で教員免許を取得され、書道教育の向上に力を注いでおられる方々ばかりで、作品はどれも深遠で心を打つ力作が並んでいます。
現在の私の心境に相通ずる内容の書が目に留まりました。
現在は孤独でつらい日々であっても、この書が教える「念ずれば花ひらく」を肝に銘じ、書の力強さの如く一歩一歩、夢に向かって生きたいと勇気をもらいました。出品された方々にお礼申し上げます。
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