来春の開花は源氏が勝つか・・・源平しだれ桃
これは今春の開花の様子です。カレンダーを遡ってみると旧暦の桃の節句(3月3日必ず大安)は、今年は現行暦で4月12日であったことから多分4月上旬の撮影でしょう。
植えてから2ヶ月余りでそれほど根付いていない状況でも、まあまあの開花を見せました。しかし、白が多いことから平家が優勢でした。
源平しだれ桃は紅白に咲き分けることから、その年によって源氏(紅)が優勢になったり、平家(白)が優勢になったりします。果たして、来春はどちらに軍配が上がるでしょうか。
私としてはこれによって、来年の経済を占ってみたいです。すなわち、まだまだ円高なので今春は平家(白)でしたが、来春は1ドル110円以上を期待し、ぜひ、源氏(紅)が優勢になって円安になり、未だ尾を引いてるサブプライムローン、及び、リーマンショックを跳ね返してほしいものです。
一般的に、樹木は成長すると次第に花が大きくなり、且つ、色彩が濃くなる傾向なので、来春は源氏の勝利を期待しつつ、そのために日々、丁寧に手入れをしています。
この源平しだれの特徴は幹のくねり具合です。専門の植木職人の手によって、このように人為的に6ヶ所がカーブしてます。おそらく、細い苗の時季に騙し騙しして紐で縛り曲げてきたのでしょう。
これが今年の2月・購入時の姿です。ご覧のように日当たりのよい、水はけのよい場所で、毎日、水をたっぷり与えましたら、次第に蕾が膨らみ、最初のような開花になりました。下の写真が現在の8月の状況です。ずいぶん葉が茂り、貫禄が出てきました。
半年でこれだけ成長しました。高さはあまり変わりませんが、予想を超えて葉が密集し、この調子で数年すれば、あるいは次第に巨樹に成長する可能性があります。大きくなれば源平の割合も見やすく、前述のように、その年の経済を占うために一役買うでしょう。
ところで、最近、玄関までの敷石の周りに茨城県産の白川砂を敷き詰めたので、将来はこれとマッチして良い庭にしたいものです。
だんだん絵になってきましたが、もっともっと源平しだれ桃が成長し、白川砂の上まで延びてくるようになれば、春の開花時はもちろん、夏季~秋季~冬季でも、枝垂れる枝ぶりが鑑賞に値するようになるのではないかと期待してます。
ところで、今まで大きなしだれ桃を手入れしてた経験では、水を与えると成長します。下の写真はイギリスのレース鳩月刊誌「ビクトリア」の表紙に掲載されたしだれ桃です。
両親が他界し平成になり、私たちの時代になった記念樹でした。しかし、近年、小さな蟻に幹を食われ、ついに枯れましたが、妻も亡くなり、時代の推移を感じます。その分、これからは源平しだれを大切に世話し、蟻対策も施し、以前のしだれ桃に匹敵する巨樹に育て上げたい大きな目標ができました。
なお、水遣りについては、根元をクレーターのようにして、特に暑い今の季節は朝夕、充分に与えてます。しかし、水はけを良くしてあるのですぐに水は浸み込んでしまいます。この水はけの良さと、充分な水やりは一見、矛盾しているように思われますが、25年間、以前の大きなしだれ桃を世話して気づいた肝心なことです。 来春は源平しだれが見事に開花するよう、これから半年間、毎日、朝夕しっかり世話します。
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