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2013年9月

2013年9月30日 (月)

より強靭な「ふくらはぎ」をめざして・・・第二段

P1040203 【赤城大沼と黒檜山1828m】

 誰でもいつかは必ずやって来る高齢者への仲間入りは避けて通れないことです。「そうなったら、そうなった時でどうにかやるさ」と思っても、身体とは「どうにかできないこと」が起こりうるものです。元気な中年のうちから老化を遅らせる手立てが肝心でしょう。

 それには元気のうちに、足腰を鍛え、「下肢に筋肉をつけておくこと」が人生の後半戦を健康的に生きる基盤となり、これはよく言われる「貯筋」です。

 飽食の時代にあって、痩せてスタイルの良い姿になることを求めがちですが、自身のBMI=Body Mass Index の数値を知り、太り過ぎはもちろん、特に女性はやせ過ぎにならぬよう、体重を適切に維持しておくべきでしょう。

 BMIの計算式は「体重Kg÷身長m÷身長m」です。

 男性は22が、女性は21が標準体重と判定され、この数値を「大きく」上回ると中高年になってから、高血圧、高指血症、糖尿などの病気になるリスクが高まると考えられてます。

 逆に、標準体重を求める式は【22×(身長m)²】です。

 これは便利ですから、自分の理想の体重を頭に入れ、食生活や運動量の目安にしたいものです。

 しかし、「筋肉が多い人」はBMIの数値が高めでも、リスクは低いと考えます。要は余分についた贅肉を落とすことです。

P1040273 【階段の登り口】

 私はまだ若い方ですが、近年、中学時代から仲の良かった友人を病気で亡くしたり、レース鳩の会においても、お世話になった方々と永遠の別れがありました。皆、平均寿命に比べずっと若い方々です。

 ところで、ここ数日、私のふくらはぎに「張り」が出てきました。触ると分かります。前回のブログでは背伸びの繰り返しが「ふくらはぎ」に効果があると書きました。

 その後いろいろ試行したところ、より運動が大きく、「ふくらはぎ」に変化が見られるようになったのは、写真の階段の渕に両足のつま先のみを置き、軽く柱につかまりながら「踵の上下運動」を大きく行なうことです。連続50回しても、それほど疲れませんが、実際は全体重を載せて上下運動していることから、運動後、触ると「ふくらはぎ」に確実に張りが出てきました。

 この方法は道具が不要で、家で簡単に出来ることから続けやすいです。つま先や、くるぶしの機能が改善したり、とりわけ、「ふくらはぎ」のよい鍛錬になります。

P1020957  家で、できる鍛練は家でして、目標は、あくまで大地をしっかり歩き続けることです。次第に本格的な秋がやってきます。紅葉狩りに行っても、必ず山道を1~2時間は歩きましょう。

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2013年9月26日 (木)

背伸びの繰返しは「ふくらはぎ」が鍛えられる

P1040264  今年、100歳以上の方々は5万人を超えました。当面は、おそらく年々1万人前後の増加があると推測します。

 これは日本が平和国家であること、食料が安全であること、医療が充実していること、健康志向が高いこと、そして、生活のリズムを壊すサマータイムを実施しないことに因ると考えられます。

 幸せな長寿とは健康であってこそです。私たちは、いつまでも、「自分のことは自分でする」健康長寿をめざさなくてはなりません。時折、元気な100才の方々の様子が報道されます。私の印象では、どなたも笑顔であることが共通し、言葉の一つ一つに重みが感じられることです。

 このように元気な100才の方こそ健康長寿の先生であり、私たちは一つ一つの言葉の中から秘訣を読み取らなくてはなりません。

 近年、私は隣村の滝沢さんという103才の方に二度お目にかかり、話を聞く機会がありました。驚いたことに畑仕事をしたり、平素の生活でもご自分のことは自らなさり、くよくよしないことが大切と、とてもユーモアに話されました。

P1040266  ところで、一般的には、還暦を過ぎたあたりから、身体のあちこちに具合の悪い個所が生じるもので、特に、手足の運動に自由が利かなくなったり、姿勢が猫背になりつつあったりする所謂Locomotive syndromeというものです。

 それはまず下肢に現れることが多く、足首や膝、腰、股関節などに支障が出ます。これは男女共に常に40K~60Kという体重を支えていることから、一度なると直り難いようです。これを避けるためには運動不足を解消したり、昔のように正座することは膝を傷める原因と考えられ、現代では厳禁です。椅子の生活や、掘りごたつのように「膝」や「ふくらはぎ」「足首」を大切にしたいものです。

1  最近の私は、高崎市・浜川トレー二ングセンターへ週1~2回通い、1時間ほど汗を流してきます。特に自転車漕ぎは脈拍が連続して130をキープするように30分間休みなしで行います。本当に汗びっしょりになり気持ちのいいものです。平素の生活でこんなに速い心臓の動きは起こり得ません。

 一般的に、年齢と共に心臓疾患も多くなるとのことから、時には意識して、心臓にある程度の負荷をかける運動が大切ではないでしょうか。脈拍が上がらない運動より、心臓に多少は刺激を与える運動を心掛けたいものです。

 ところで、浜川トレーニングセンターでのダンベルを使った練習中に、ある練習方法があることに気づきました。それは第2の心臓と言われる「ふくらはぎ」を鍛えるものです。

 何とこれは簡単に「つま先立ち」つまり「背伸び」を繰り返すものです。これを30回も行うと「ふくらはぎ」が疲れてきます。より効果があるのはダンベルを持つことで、より負荷をかけることができます。あるいは、木の枠を置いて、その上につま先を乗せれば、運動はより大きくなり、効果があるでしょう。しかし、唯の「背伸び」の繰返しだけでも、かなり「ふくらはぎ」が鍛えられます。練習の途中、ふくらはぎを触ればすごく硬くなってることが分かります。

 こんな簡単なことでも日々行なえば、将来のロコモ対策になるのでしよう。私の体験では、意外と血圧降下に結びつくように感じます。先日、上げたり降ろしたりの「つま先立ち」の繰返しをしてから5分ほどして血圧測定しました。何と、予想外に低くて意外でした。「ふくらはぎ」が第2の心臓と言われる所以は、「ここを鍛えてこそ言える」と悟りました。

 足腰を鍛えるとともに「自分のことはずっと自分でするという強い意志」が将来、認知症とは縁のない高齢者になると考えてます。 

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2013年9月23日 (月)

「稚内モザイク号」や「ネナ号」の血が蘇るか!

P1030620 【稚内モザイク号と香山氏作交配♀鳩】

 当舎作翔「稚内モザイク号」(写真左)、及び今春に交配したBC♀(ネナ号直仔)です。

 血統的に、稚内モザイク号の父は林氏(兄)作翔「ホープGN号」で、現在ピジョンクレージー鳩舎で飼育されてます。また、その母は、林氏(弟)作翔により「GN3」と命名され、その名の通り、稚内GNを3回翔破した怪物です。ですから「稚内モザイク号」は「GN3」の孫です。

 同時に、「稚内モザイク号」の母方の祖父はモントバーン~北部オランダ間1000K優勝「スチール号」です。こんなことから「稚内モザイク号」はよくぞ先祖の血を甦らせました。

 「GN3号」と「スチール号」は残念ながら最近、華やかな生涯を全うしましたが、今後は孫やひ孫が長距離レースに挑戦し、結果を出してくれることを願っているでしょう。「スチール号」は当舎前の築山に眠り、子孫の帰還を私と共にこれからも待ち続けます。

P1030626  これは右のBC♀の血統書です。クリックしてご覧下さい。オルハンミラー、スーパイヤリング号、及び母はオランダ・プロウェル作翔「ネナ号」でバルセロナ・ペルピニャンの1000Kを2回上位入賞してます。

 今春、上の写真のペアから生まれた雛のうち2羽が下の写真のモザイクたちです。父「稚内モザイク号」の性格に似たのでしょう。直仔のモザイクたちも人懐こく、私の手のひらで餌をついばみます。9月下旬にしては換羽はきれいに進行してます。

P1040251 どちらも種用に作出した鳩で、2羽とも♀です。このうち1羽が北海道「デカ橋鳩舎」へ嫁ぐことになってます。10月10日頃に群馬から北海道へ渡ります。そして将来、この鳩の子孫たちはレースにおいて、今度は自力で本州から北海道へ飛んで行くことになり、 最終目標は東舞鶴~北海道間GNレースです。果たして父親の血や「ネナ号」の血が蘇るでしょうか。

 北海道の春季レースでは背景が雪山であることから、猛禽対策として右の白っぽいモザイクの方が見え難く有利かもしれません。スタンスや姿勢、表情もいいように感じます。

P1030335 今春、Persimmon Marsh Loftで生を受けた雛は60羽余りで、種用に残した鳩もいることから、現在、選手鳩として舎外や訓練で鍛えてるのは40羽ほどです。すでに換羽の真っ最中を過ぎ、日々の掃除は多少楽になってきました。二階の選手鳩の床の4隅に小さな穴をあけてあることから、抜けた羽は殆ど下に落下する構造です。

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2013年9月19日 (木)

前例を見ないほど猛威を振った・・・台風18号

P1040243 【倉賀野町を流れる烏川】・・・Click please!】

 台風18号は、先日19日の正午頃、我が群馬県の東部を掠めて通過したことから倉賀野町でも、もの凄い北寄りの風雨に晒され、近年では例を見ない猛烈なものでした。台風の猛威を家の3階から暫し見てましたが、恐ろしいほど横殴りの風は木々が折れそうで、秒速30m以上と推定できます。

 写真の烏川(からすがわ)は5Kほど上流で碓井川が合流してここに流れてきます。そして、7Kほど下流で流域面積日本一の利根川に合流します。なお、写真の場所は江戸時代に、この川を上り、江戸から荷を運んだ帆かけ舟の終着港・倉賀野河岸でした。明治初期に鉄道が敷かれ、その役目が終わりました。

 ところで、台風の定義は、北西太平洋(赤道より北で東経180度より西の領域)または南シナ海に存在し,なおかつ、低気圧として最大風速が【17m/s以上】のものを言います。

 台風は上空の風に流されて動き,地球の自転の影響で北へ向かう性質を持っおり、通常東風が吹いている低緯度では西へ流されながら次第に北上し,上空で強い西風(偏西風)が吹いている中緯度に来ると向きを変え、速い速度で北東へ進みます。

 丁度その位置にある日本列島にとっては、いわば天敵であっても、日本人にとって不可欠な恩恵も考えられるのです。

 このように熱帯で生まれた強力な台風は、中心に向かって吹く風の方向が、北半球においては、左回りであるため、風を背にして左斜め前方から左方向に中心があることを知ると、台風の位置を自ら知ることができ便利です。

 これはメキシコ湾のハリケーンや、インド洋のサイクロンも同様で、北半球の共通した風の方向です。一方、南半球で熱帯性低気圧が中心に向かって吹く風は、北半球とは逆で右回りです。

 このように台風の中心に向かって吹く風の「方向が異なったり、低緯度から高緯度へ進む」のは地球の自転によるものと考えられます。

P1040249  以前に記述しましたが、インド・ベンガル湾上空でフレンドシップという小型プロペラ機に搭乗してたときのことです。機体は猛烈なサイクロンの中に入ってしまいました。日本ならば運航停止の筈です。

 雨雲の中に入った途端、突然もの凄い衝撃があり、手荷物は天井にぶつかり、乗客は椅子にしがみつき皆顔面蒼白、乗ってる飛行機の主翼が見えません。このとき私は主翼が機体からもぎ取れたのかと思いました。身体の浮く状態は、いつになっても止まりません。機体はガタガタ音を立てながら落下し続けます。ここは海の上。心の中で「止まってくれ!止まってくれ!」と叫び続けました。

 窓から外が見えない状態は10分ほど続き、生きた心地はせず、これで一貫の終りかと思い、何故こんな現実になったのか、「飛行機に乗らなければよかった」と後悔し続けましたが、自分の力ではどうにもなりません。

 その後、運良く水平飛行になり、主翼が見えたとき命はあったと思い、「もう、飛行機には二度と乗らないぞ」と決心しました。しかし、帰国するときは仕方ないと自らに言い聞かせたものでした。

P1040245 ところで、子供の頃は写真の烏川で夏は泳いだものです。実はここでも深みにはまって、水中を10mほど流されことがあり、いっしょに行った姉たちは沈んで姿が見えなくなった私にかなり心配したようです。こんなことから私は「命拾いを二度した」ことになります。

Dscf0127  台風は電力や飲料水、そして田畑を潤す恵みの雨として人類にとって大きな恩恵です。しかし、地域によっては洪水を起こし多数の人命を奪う脅威にもなります。当地でも、戦後、カスリーン台風によって1000名以上の犠牲者が出ました。

 輝く未来ある子供たちのために、少しでも自然の脅威を減らし、恩恵に振り替えることが人類の知恵です。50年以上にわたる論争にいよいよ終止符が打たれ、八ッ場ダムは完成に向かって歩み始めました。

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2013年9月16日 (月)

台風に負けず猛練習・・・高崎商業高校吹奏楽部

3873  大型台風の接近で暴風雨の中、高商吹奏楽部第50回記念定期演奏会の2回目の練習会に参加しました。午前中からの音だしは十分に音が出るか心配しましたが、熱帯で生まれた台風の接近は気温が下がらず、室内での管楽器や打楽器に支障はありませんでした。

 今回から練習会が一階の広い会議室で行われることから、生徒さんたちも解放感からか伸び伸びしてるように感じられます。数人のOB・OGが参加された合同演奏はやはり迫力が増します。

 OB・OGの皆さんは、それぞれ県内各地の市民団体で演奏されてるようで、昔とった杵柄という感じてなく、現役のプレイヤーと感じます。

 来る11月4日に群馬音楽センターで開かれる記念演奏会まで、あと1ヶ月半。現役の生徒さんとOB・OG、そして指揮を任された私も準備万端にしてステージに臨みたいと思ってます。

P1020142   

 以前のブログで記述した通り、シべリウスの交響詩「フィンランディア」が作曲された1900年当時のフィンランドは、帝政ロシアの占領下にあり、国民は先の見えない厳しい生活に不安の日々であったと想像できます。

 一方、これは現在、日本が直面してる東日本大震災復興の遅れや、進展のない原発問題に相通ずるものでしょう。同時に、避難を余儀なくされてる多くの方々の過酷な状況、生まれ育った故郷を離れざるを得ないやり場のない気持ち、そして、不自由な生活を強いられ、辛い状況はその方々でないと分からないことです。

 しかし、先が見えなくとも国民は総力を上げ、いつの日にか避難生活が解除され、懐かしい我が家に帰れる日を、そして、原発問題が鎮静化するその日を皆持ってます。この曲には、そのような人間の渇望が感じられます。

P1040242  曲の冒頭はトロンボーンを軸とした嬰ハ短調から平行調のイ長調へ、荘厳なコラールは再度、ホルンへとバトンタッチし、今度はイ短調からハ短調へと目まぐるしく転調し、和声的展開を見せます。このコラールには理不尽な現実と、解決への祈りが同時に内包されてるように感じます。

 ところで、指揮をすることは「お巡りさんの手信号」に似ている面があり、それは奏者に各パッセージの音の出だしや終了、また、テンポを明示することが基本にあります。その上にあって曲想づくりになります。

 曲は全曲を通じて、苦悩~絶望~祈り~怒り~希望~戦いが繰り返され、終盤は我が祖国「おおスオミ」の旋律に導かれ、かつての平和な国土の旋律が曲を支配し、苦難~克服~歓喜へ至る輝かしい未来を予感させます。

P1030341 曲の進行が、厳しい現実から逃れず、次第に希望へと変化させる交響詩であることから、指揮についても、急緩、強弱、激しさ、静寂さ、そして愛国心など人間の希望を柔軟に表現できたらと思います。

 ゲネプロを含め限られた練習会はあと3回。その都度、生徒さんの音色の豊かさを重視し、晩秋のステージを迎えます。 

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2013年9月12日 (木)

走行性とフォルムの美を求めて・Audi TT Quattro

P1000168 【紅葉の群馬県坤六峠・3年前に撮影】

 現在のタイヤサイズは標準の245-40‐18です。3年3ヶ月にしては走行距離が短く31000キロ程度で、これは地球を4分の3周した程です。仕事や用たしで乗らず、県内範囲での遠乗りと、エンジン調整程度で、毎日乗らないからでしょう。しかし、タイヤの外側の溝は浅くなりつつあり、高速走行では次第に適切でなくなると考えられます。

 バッテリーとタイヤ交換については「未だいいや」は、いつの間にか「もう遅かった」になるものです。

 費用も嵩むことだけにどうしても先延ばしになりがちです。しかし、車は人間の身体に相通ずるもの。悪い所は早めの処置がいつまでも快適な状態につながります。このため、来たる12月の6ヶ月点検でタイヤ交換を予定してます。

 先日、アウディー高前支店に展示してあった特別仕様車はクワトロでない一般のTTですが、タイヤとホイールは目を引く新たな純正でRS仕様のもの。

Tr087  展示してあった実物を見るや否や、あまりにも斬新なデザインに圧倒され、すぐに、担当者やサービスのヘッドに訊ねると、「これはカッキーのTTに装着可能です」とのこと。さすが一流のディーラーマンは「ユーザーの心情を読み取るもの」と感心しました。しかし、その魅力は見事なまでにシンプル性を貫き、圧巻な風貌は見るからに200k/hに対応できる強靭性を内包しています。

 しかも、ホイールは驚きの19インチ。タイヤは255-35-19というもの。タイヤ幅があるので扁平率35%も、それほどタイヤの高さは低くなく8~9センチほどです。タイヤとホイールによる地面へのグリップ感に暫し釘づけになりました。

 純正アルミホイールのデザインは5本スポークの端が切れ込んだように光ってるのが特徴で、写真では立体性が分かり難いですが、ゆっくり走行すれば目にとまるでしょう。タイヤ幅255は今まで以上に「地を這う風貌」になっても、どこまでも品位を保つのがこの車の良さと思います。

P1020231 【群馬県・大塩湖周遊道路で】

 昨日も、高前支店に行きました。例の展示車はありませんでしたが、初めて話す営業マンも、「RSのホイールとタイヤは全く違います」とのことで、大いに勧められました。私も、つい「商売が上手ですね」と対応し、互いに大笑いになりました。

 しかし、今回、このことは勧められてその気になったのではなく、展示車をこの目で見て、私自身が衝撃を受け、その安定感と豪快さを認識したことです。

 ところで、先立つものが肝心です。年末までは平素の生活に無駄を省き、12月に実現できるよう頑張りたい。 

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2013年9月 9日 (月)

馴染んできた「敷石」と「白川砂」の佇まい

P1040075  自らの手で家屋敷をきれいにすることは楽しく張り合いのあることです。まず、敷石の周囲をすべて深さ10㎝ほど掘り起こし、蔓延してたドクダミや龍の髭をすべて取り去るのが並大抵の作業ではありませんでした。そこに白川砂を入れ、整備するのに1ヶ月以上かかりました。

 すべてを専門の業者にお願いしたら重労働ということもあり、手間賃はどれ程か、年金暮らしとしては頭の痛いところです。しかし、自ら施工すればそれは0円。汗びっしょりかき、夕刻のビールが美味しいという一石二鳥付きで、明日の仕事の予定に思いを巡らし、それは心の充実というものです。

P1040070  今回は1袋1500円前後の白川砂を28袋購入した費用のみで経済的に助かりました。前述の通り、重たい作業の連続は肉体を酷使し、結果的に筋トレに役立つとともに、自らの施工は頭の体操になります。石材店主は昔、高崎商業吹奏楽部でお教えした部長のS君で白川砂をだいぶ勉強してくれました。こんなこともあり、近いうちに二人で高崎駅前酒処「どんどん」で完成祝いすることになってます。

 一方、先日、取引銀行に行ったら窓口の女性行員曰く「カッキーは胸がずいぶん出てきましたね。」「いいですか」と、彼女は私の左胸を触りました。「すごいですね。」と、にこにこしてました。私も白川砂や筋トレを話しました。女性とは男性の筋力に弱いのでしょうか。敷石の作業がとんだおまけ付きになりました。

P1040237 元々、庭石に興味がなかった私ですが、施工してみると次第に石の良さが分かり、今度はどこをきれいにしようかと、プラス思考になるものです。まだ、庭は駐車場を含め整備しなくてはならず、どんななデザインにするか、あれこれ考えるのものです。

P1040236  ところで、敷石をたわしで磨くと光沢が出ると石の専門家S君が教えてくれました。「焼け石に水」の季節も終わったので、磨きをかけたいところです。これからも可能な限り「日本的な佇まい」を求め、2020年・東京オリンピックまで海外からの来客も歓迎できるよう、石のみならず、世帯主の内面も磨きをかけたいもの。  

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2013年9月 5日 (木)

胃の粘膜を傷つける刺激物を減らしたい

 本日午前9時より、近くの病院で、年一回の胃の内視鏡検査を受けました。

 朝食を取らずに病院に行きました。しかも、その前にボランティア活動で小学生の通学路を巡回し、お腹が空き多少ふらふらです。家でコップ2杯の水を飲み、検査に向かいました。

 実は最近、胃の辺りに重苦しいことがあり心配でした。そのためか検査中はいつもより不快に感じました。内視鏡検査は20分ほどで終わり、検査後に女医さんがディスプレイを見ながら説明してくれました。

「何か刺激物を食べましたか」が最初の質問でした。私は「2日続けて塩・胡椒で炒めた野菜炒め、そしてアルコールを飲みました」と正確に答えました。

 女医さん曰く。胃全体はきれいで病変は見つからないが、胃の内壁にいくつか小さな炎症が見られる言われました。そういえば、最近、冷麦を食べるとき生のミョーガを刻んで薬味にしましたが、庭で収穫できることから1回に5本は摂り過ぎたようです。数日間、食道から胃にかけてすっきりせず変でした。「生で量が多いこと」が胃によくなかったのでしょう。

 一般的に、食事に刺激物が含まれると食欲増進に繋がります。しかし、毎日食べたり、食べ過ぎたりでは胃の粘膜を傷め、逆効果になると指導されました。今回の女医さんの助言を肝に銘じ、今後、私は刺激物を減らすよう決心しました。

 ところで、これを機会に胃の粘膜を刺激するものに何があるか調べてみました。

 それは概して、「辛いもの」、「熱いもの」、「冷たいもの」、「脂っぽいもの」、「塩辛いもの」、「酸の強いもの」などです。

 具体的に刺激ある香辛料は、ニンニク、トウガラシ、胡椒、ミョーガ、山椒、からし、わさび、ショーガ、タマネギ、ニラ、ラッキョーなどです。

 一方、胃を刺激する飲み物としては、先ず、アルコール、冷たいビール、コーヒーなどです。また、料理としてはキムチ、カレー、麻婆豆腐などが胃の粘膜に刺激を与えるようです。

 アルコールは胃酸を分泌し、空腹時は胃の粘膜を溶かし、濃いお茶も同様です。

 特に、「熱い飲物」と「熱い食べもの」は胃の粘膜に急激に刺激を与えます。場合によっては、口の中で「熱くて呑みこんでしまう」ことがあります。これが最も悪く、食道や胃の粘膜がやけどの状態になるようです。

 といっても、私たちの食品から、これらのものをすべて排除することはできません。塩梅ではないでしょうか。

 それには刺激的なものを食べる回数を「徐々に」減らしたり、「毎日」は食べない習慣にしたいものです。

 スパイスの良さは大いに消化を促進します。ただし、摂取が過ぎると有害に繋がります。「過ぎたるは及ばざるがごとし」です。

 アルコールを飲むときは事前におつまみを食べてから飲む習慣にしたいものです。大切な胃の粘膜を守るため、特に空腹時に刺激物を胃に入れないようにしたいものです。  

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2013年9月 3日 (火)

青春真っただ中、高崎商業高校吹奏楽部・・・・・・・第50回定演へ集中練習・・・・・・・

P1040210【初秋の赤城山・小沼】 

 本番11月4日、群馬音楽センターで行われる群馬県立高崎商業高校吹奏楽部の第50回記念演奏会の練習を行いました。昭和時代の最後11年間を同校で顧問をしていたことから、学校より私に指揮の依頼がありました。

 練習会場である高商音楽室は当時と全く変わらず、指揮をとる間に気持ちは36年前から25年前の若き日に戻れました。吹奏楽部部員は殆どが女子生徒です。本校は部活数が多いことから男子は運動部への所属が多いといわれます。

 暫くぶりの交響詩「フィンランディア」の指揮はつい頑張り、本当のところ、へとへとに疲れても、部員と共に名曲に取り組んだ時間はとても充実してました。

 以前に前高創立120周年記念式典の演奏で指揮したことのある「フィンランディア」も、音楽は生き物であることから、曲への取り組みは私も第一歩からです。

 この曲はフィンランドの作曲家シベリウス(1865~1957)のオーケストラ作品であり、元々、金管楽器と木管楽器、そしてティンパニーを中心とする打楽器群が活躍する楽曲であることから、オーボエ、フルート、クラリネット、アルトサックスなど高音木管群による丁寧な演奏を心掛ければ、当時のフィンランド国民のおかれた歴史的状況や、作品の持つ急緩の多様性は吹奏楽でも十分に対応できると思います。

800pxrepoveden_kansallispuisto_kesa 【フィンランド南部の光景・・・ウィキペディアより】

 曲はクレッシェンドを伴う荘厳なコラールに始まり、主旋律はトロンポーン群からフィンランドの雄大な風景を彷彿させるホルンの迫力に引き継がれ、和声はますます重厚味を増します。

 雄大な国土とは裏腹に、当時、この国が置かれた理不尽な状況からの脱皮を願う、あるいは、子供たちの輝く未来を希求するものであっても、通奏低音の如く、厳しい現実の中で生きる長年にわたる庶民の心境を表現してるものと感じます。

 一般的に、音楽とはテンポやリズムと言った時間の流れが感じられても、このコラールにはそれが感じられず、不穏な動きを内包しつつ、時間を忘れ、空間の中に漂う国民の叫びは木管楽器の祈りのような応答につながります。

 しかし、曲はますます暗雲が漂い、コントラバス、チューバ、ユーホォニューム、バズーン、バリトンサックスなど低音楽器による唸りは、恰も、ベートーベンの第9交響曲・第4楽章冒頭の重厚なレシタチーブを彷彿させるもの。それはどん底にある人間の会話の如く、高音部と低音部の「問い」と「応答」の繰りしであり、この曲の持つどこまでも辛くやり切れない表情が音楽の大きな特徴の一つといえます。その間、垣間見るオーボエ、フルートの音色の明るさに一筋の希望が漂います。

Dscf0086 【群馬音楽センター】

  http://www.youtube.com/watch?v=0sRepG15qMA

 曲は一転して雷鳴の如く鳴り響くティンパーニーのトレモノの連続の中、トランペットを核とする金管群の激しいリズムの連続とクラリネット群による対旋律の問答を、如何に対称的に演奏できるかがポイントと考えてます。

 そして、フィンランド第2の国歌とまで言われる「おお、スオミ」の旋律。祖国愛と祖国の自然美を讃える有名なメロディーには音階の「シ」が抜けてることが、この曲の一層の優美さに繋がってるのでしょう。

 2回演奏されるこの旋律を如何にして澄み切った音色で演奏出来るか、同時に、2回目はチューバ、コントラバスを中心とする低音楽器の対位旋律をいかに浮かび上がらせるかが、練習のポイントの一つです。「暗雲立ち込める時代から希望に満ちる明るい未来へ」を対比的に演奏できるよう心掛けたいものです。

 どの楽器にとっても、表舞台に立つチャンスがある「フィンランディア」は、特に平素は比較的裏方で縁の下の力持ち的存在である低音楽器群の持ち味を生かせる楽曲と感じています。

 高商ブラスの皆さんは、第50回記念定期演奏会に向け多くの曲の練習や、県代表してマーチングコンクールなど行事がいっぱいでも、「青春の真っただ中にあって、名曲に触れられる幸せ」を噛みしめつつ、群馬音楽センターでの発表に臨みましょう。カッキーも頑張ります。  

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