「稚内モザイク号」や「ネナ号」の血が蘇るか!
当舎作翔「稚内モザイク号」(写真左)、及び今春に交配したBC♀(ネナ号直仔)です。
血統的に、稚内モザイク号の父は林氏(兄)作翔「ホープGN号」で、現在ピジョンクレージー鳩舎で飼育されてます。また、その母は、林氏(弟)作翔により「GN3」と命名され、その名の通り、稚内GNを3回翔破した怪物です。ですから「稚内モザイク号」は「GN3」の孫です。
同時に、「稚内モザイク号」の母方の祖父はモントバーン~北部オランダ間1000K優勝「スチール号」です。こんなことから「稚内モザイク号」はよくぞ先祖の血を甦らせました。
「GN3号」と「スチール号」は残念ながら最近、華やかな生涯を全うしましたが、今後は孫やひ孫が長距離レースに挑戦し、結果を出してくれることを願っているでしょう。「スチール号」は当舎前の築山に眠り、子孫の帰還を私と共にこれからも待ち続けます。
これは右のBC♀の血統書です。クリックしてご覧下さい。オルハンミラー、スーパイヤリング号、及び母はオランダ・プロウェル作翔「ネナ号」でバルセロナ・ペルピニャンの1000Kを2回上位入賞してます。
今春、上の写真のペアから生まれた雛のうち2羽が下の写真のモザイクたちです。父「稚内モザイク号」の性格に似たのでしょう。直仔のモザイクたちも人懐こく、私の手のひらで餌をついばみます。9月下旬にしては換羽はきれいに進行してます。
どちらも種用に作出した鳩で、2羽とも♀です。このうち1羽が北海道「デカ橋鳩舎」へ嫁ぐことになってます。10月10日頃に群馬から北海道へ渡ります。そして将来、この鳩の子孫たちはレースにおいて、今度は自力で本州から北海道へ飛んで行くことになり、 最終目標は東舞鶴~北海道間GNレースです。果たして父親の血や「ネナ号」の血が蘇るでしょうか。
北海道の春季レースでは背景が雪山であることから、猛禽対策として右の白っぽいモザイクの方が見え難く有利かもしれません。スタンスや姿勢、表情もいいように感じます。
今春、Persimmon Marsh Loftで生を受けた雛は60羽余りで、種用に残した鳩もいることから、現在、選手鳩として舎外や訓練で鍛えてるのは40羽ほどです。すでに換羽の真っ最中を過ぎ、日々の掃除は多少楽になってきました。二階の選手鳩の床の4隅に小さな穴をあけてあることから、抜けた羽は殆ど下に落下する構造です。
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