未来を予感させる「稚内モザイク」二世号
当舎の年間巣引き数は60~70羽程度て、現役レースマンとしては少ない方です。それでも、レース鳩に対する情熱は30代頃と変わらず、いや、現在の方が取組む姿勢は強いかもしれません。
現在の地で、レース鳩の飼育を始めたのは東京オリンピックの数年後で、環境的には一軒家のように周囲は広々としていました。 しかし、年々家が建ち並び、現在では住宅街のど真ん中です。庭は一般的な住宅より広い方ですが、家が密集してることから、舎外運動するにも気を遣わなくてはなりません。
夏は近所が未だ寝ている間に舎外運動に出し、7時頃、鳩を鳩舎に呼び込みます。しかし、今年の秋は次から次へと大型台風の襲来でいつになっても、秋晴れがやってきません。舎外や来春用の訓練に支障が出ています。
レース鳩は天高く晴れ上がれば、1時間ほどの遠征をするものですが、高くは上っても、住いの倉賀野町上空を行ったり来たりです。
気象については専門外ですが、近年、取りざたされてるエルニーニョ現象は、チリ沖の太平洋の赤道付近を大きく取り巻く海面の温度が高く、反動として、インドネシア近海の海面温度が低くなるといわれます。
また、対称的なラニーニャ現象は、この逆で、チリ沖の広大な太平洋の海水面の温度が低く、シーソーの感じで、インドネシア近海の海水面の温度が高くなり、これが多くの積乱雲を発生させると考えられてるようです。
この影響を受けてでしょうか。日本上空の偏西風の動きも変化し、昨今の日本の気象は豪雨、豪雪、猛暑と四季を通じて異常といえます。
ところで、写真の鳩は、昨年「稚内モザイク号」が稚内を記録してから6月に引いた直仔です。母はブラックサハリン号孫で、長距離系種として試しに作出した鳩です。特徴は目が鋭く、立ち姿が良く、理知的で魅力を感じます。先般、北海道デカ橋鳩舎へ行ったモザイクと異母兄弟です。
今春は適当な♂に巡り合わず番いにしませんでしたが、来春はピジョンクレージー鳩舎作BC「(香山鳩舎作・ランボー号直仔)×(一文字ロフト作・ランボー号孫)」との交配を考えてます。果たして先祖の血が蘇り、1000K系誕生となるでしょうか。
| 固定リンク
「レース鳩」カテゴリの記事
- 私の鳩に会いに、一人で行った内モンゴル(2023.06.13)
- レース鳩と共に過ごした充実した人生(2023.05.10)
- レース鳩月刊誌・エリザベス女王の思い出(2022.09.09)
- 屋根オブジェ 時が経過し 平和へと(2022.01.22)
- 学校教育で取り上げたレース鳩による国際交流 (2021.05.10)
「レース鳩の交配」カテゴリの記事
- アドールボーイ直仔×稚内モザイク直仔による雛(2017.05.29)
- 自然界に合わせ四月の交配・・・ランボー号系など(2017.04.03)
- 4月生まれの一番仔が理想・・・レース鳩交配時期(2016.03.24)
- 今後の長距離用種として2羽をセレクト(2016.03.21)
- スチール号の直仔5羽を種として生かしたい(2016.01.25)
コメント