ザクロの原産地はイランのザグロス山脈辺りか
庭のザクロの木は元々隣の土地にあったザクロの子です。おそらく種子がこぼれ私の庭に生えたのでしょう。苗にはたくさん枝がありましたが、幹を残して形を整え庭先に植えました。すでに7~8年経過し3mほどの高さになってます。
写真は初夏の開花です。この時季に開花する樹木は少ないです。このことから、例えば、シャクナゲなどからサルスベリの開花までをつなぐ役目をしてくれます。緑の葉と橙色の花がとても対称的な色彩で心が和みます。
ところで、近所の方がザクロ酒やザクロジュースを作るとのことで、今朝もいで7個差し上げました。
日本ではザクロを使っての料理は行なわれないようですが、中近東諸国など、国によってはザクロスープなるものがあり、本来、甘酸っぱい味に特徴があることから、どんなスープになるのでしょう。
熟した果実はルビー色をした種子が無数に顔を覗かせています。栄養成分はビタミンをはじめとしてポリフェノールなどが含まれ、中でもカリウムがたくさん含まれてると分析されてます。
一方、毎日、観察しても酸っぱいことからか野鳥が食べる様子は見られず、人間にとってその点はいいのですが、私は余り有効利用することがないので、もしかして「宝の持ち腐れ」かもしれません。樹木が若く毎年、果実がなることを考えると有効利用すべきと思います。
ところで、ザクロは柘榴と書きますが、これは元々、中国語です。一般的にザクロはペルシャが起源と推測されてるようです。それが世界各地へ伝わったと考えられ、英語ではpomegranateと表記されます。
推測されるザクロの原産地ペルシャは、メソポタミア文明で有名なチグリス川の下流に近く、現在イランに連なる山脈が「ザグロス山脈」と命名されてることから、この辺りが起源ではないかと推定してはどうでしょう。
そしてインド~中国へと伝わり、日本へ渡ったのはおそらく7世紀の遣隋使、遣唐使の頃に中国から渡って来たのではないかと推測できます。
現在はもっぱら観賞用としてザクロの花と実をを楽しんでますが、お酒の好きな私は、来年からザクロ酒を作る研究をしてみようと思います。毎年、推定30~40個なり、カリウム豊富な栄養源として、ザクロは健康長寿に結び付いて一石二鳥になります。そうだ、未だ20個ほどなってることから、来年といわず、今年からザクロ酒づくりに取り掛かろう。
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