メタボとロコモは将来、要介護になる二大要因
【高崎市観音山の響き橋、Clickすると歩きたくなるでしょう。】
ここ数日、「小春日和」が続いてます。小春とは陰暦10月の異称で、現代のおよそ10月に当たります。昔から気候が穏やかで、恰も春のような今頃の季節を指していたようです。
しかし、地球規模による気候変動でしょうか、今年は北日本での豪雪や、四万十市で記録した摂氏41度など全国での猛暑、山口県の集中豪雨などで被害が続出しました。また、大型台風の襲来は自然災害をもたらし、伊豆大島やフィリピンで甚大な被害となりました。以前に比較し、当地・群馬県でも台風接近時には恐ろしいほどの猛威を体験しました。
一方、昨今は晩秋となり晴天が続き、一時的であっても過ごしやすい日々が続いてます。こんなチャンスには屋外に出て積極的に体を動かすことが健康的でしょう。
今や、団塊の世代が還暦を過ぎ、高齢化社会から超高齢化時代【65歳以上が人口の21%以上をいう】へ推移しつつあるといわれます。
このような社会になると種々の問題が指摘され、特にLocomotive syndrome【単にロコモという】は多くの人に共通することとして、足腰の不具合が起こると予想され、私たちは元気なうちに、これを未然に防止し、自主的に運動する必要があります。
太り過ぎてしまうmetabolic syndrome【単にメタボという】は内臓脂肪が過度に蓄積する状態です。「メタボとロコモ」は将来、私たちが要介護になる二大要因と考えられています。
これらを未然に回避するため誰でも簡単に取り組めるものにウォーキングがあります。万歩計をつけて一日何歩というより、運動として【ある程度のスピードを持って】週に2回程度は1時間ほど歩くことが足腰の鍛錬になると考えます。
ウォーキングの効用の第一は、体に酸素を取り入れ脂肪を燃焼させる有酸素運動になることです。日常の歩行よりやや早い速度で歩くこと。心地よく汗ばむこと。ややきついと感じ取ることが良い歩き方と思います。
また、正しいウォーキングは日々の生活でも健康的な姿勢になると考えます。
歩くコースは安全で、出来る限り、景色の良いところや川に沿った道は空気も良く、変化があって頑張れるものです。
ところで、体内には「私たちの意志に関係なく、生命維持のために働く」自律神経があります。これを改善する手立てはあまりないようですが、唯一、自分でできる手立ては「意識的に呼吸しながら行う運動」と考えられているようです。
主に活動期に働き体をアクティブにするく交感神経、及び主に就寝時に働きリラックスさせる副交感神経です。意識的に呼吸して行なう運動は、自律神経を刺激し、両者のバランスが整うと考えられています。
自律神経が乱れると、血流がスムースでなくなり栄養が細胞に行きわらなくなって身体の不調を来すと考えられることから、呼吸と合わせたウォーキングは血行が改善され、自律神経を整えるのに効果ありと考えます。
ウォーキングは正しい姿勢を保ちつつ「いつ人に見られてもOK」という気構えが精神の充実につながるでしょう。私はかつてステージに立ち指揮をすることがありました。「演奏とは観客に夢を与えることである」と考え、歩き方に注意してました。
散歩ではなく、運動としてのウォーキングは視線を前方へ向け真っすぐ歩く。多少、大股で、踵から着地します。最近の私は肘を曲げず、軽く手を握りしめで歩いてます。長い時間、肘を曲げたままでは腕が疲れます。スピードを上げるときのみ肘を100度ほどに曲げます。通常では腕は真っすぐにしてよく振った方がリラックスして歩けます。
食前に空腹感を起こすにはウォーキングがとても効果があり、Hunger is the best sauce.(空腹にまずいものなし)を実感できます。
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