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2013年11月 5日 (火)

高崎商業高校吹奏楽部を「先入法」で指揮       ・・・・・・第50回記念定期演奏会・・・・・・

P1020706 【高崎市・群馬音楽センター】

 昨日、このホールで群馬県立高崎商業高校吹奏楽部の第50回記念定期演奏会が開催され、昭和時代最後の11年間、この部活の顧問であったことから私にゲスト指揮者として依頼があり、一曲を指揮しました。

 曲はフィンランドの作曲家・シベリウス作曲「フィンランディア」です。フィンランディアとはフィンランドの国土という意味です。以前に勤務してた前高の創立記念式典でこの曲を指揮したことから、私としては取り組みやすい曲として、学校にこの曲を提案して実現しました。もちろん、演奏者である生徒さんが変わるので新たな発想、新たな創意工夫が求められます。

 純真な生徒さんを指導するには、発する言葉の一つ一つに間違いがないように、そして、奏者が表現しやすくなる効果的な指揮法に取り組む必要がありました。2学期の始業式後に始めた約2時間の練習回数は6回。これに当日のゲネプロを行い、本番のステージとなりました。

 ゲネプロで生徒さん達にお願いしたことはフレーズとフレーズの間に起こる「間」をいつもより長くすると伝えました。幸い「フィンランディア」では「間」の部分にティンパニーによるトレモロ(持続音)があることから、この緊迫感を十分味わい、改めて次のフレーズに進むよう少し待ちました。

 本番では序奏の金管コラールが伸び伸び奏で、金管楽器の輝きが十分に引き出せましたが、これは当時、隣国の占領下にあったフィンランド国民の苦痛や願い、そして、次第に希望へと近づく音楽表現であると思います。曲全体は7分ほどで、急緩の部分を対称的にしてテンポを決めました。

1453637_246540225501227_51795399_o ところで本題です。効果的なフレーズの出だし、時折、含まれる強烈なアクセント、並びに誇張したい音についての指揮法は通常に行なわれてる間接法では指揮者の気持ちを伝えるには十分ではないと感じます。

 この指揮法を改善するには小澤征爾氏の師匠である故・斉藤秀雄氏考案による「先入法」を使うと指揮者の気持ちが奏者に瞬時に伝わります。今回の演奏で私は先入法を10回ほど使いました。

 指揮法の基本的テクニックには、間接法と直接法があり、間接法とは予備運動として跳ね上がる点後運動と、その直後に下へ向かう点前運動があります。つまり1拍の中に上下する二つの運動があります。奏者はこの一連の動きを見て次の音の出る時間を推測できるのです。多くの吹奏楽では、また、アマチュアオーケストラでは間接運動のみで指揮される方が多いです。

 一方、先入法は直接法になります。これは予備運動として跳ね上げを行っても、瞬時に点の位置に指揮棒を移動します。点前運動はありません。つまり、指揮棒を半拍前に点の位置に持って行きます。そして、点後運動と同時に音が出ます。恰も、ニワトリが首を動かすようなものです。これを実行するには「跳ね上げ運動」つまり一拍前の点後運動を明確に行います。点後運動は奏者のプレスを意味することから、しっかり跳ね上げる必要があります。

 この動きをマスターすると今までの指揮法が一変します。先入法によって指揮の音楽表現に新たな引き出しができ、通り一遍を脱出した指揮法になる思います。

 指揮をする方は間接法から直接法である「先入法」を取り入れると「奏者の奏でる音楽と指揮者の動きに一体感が生じます。」 

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