2014年1月は旧暦も1日から始まる
1年のうちで日の入が最も早いのは今日この頃です。我が群馬県では12月4日~12月7日までの日の入時刻は16時28分です。しかし、これは緯度経度を元にした計算上のことであり、実際に、群馬県南西部は妙義山、荒船山、浅間山、稲含山、御巣鷹山などの山々が連なってることから、場所によって異なっても16時前後に太陽が沈みます。
冬至である12月22日の日没は16時33分と計算されてることから、冬至の日没は現在より5分も遅くなります。しかし、日の出はこれとは逆で、冬至を過ぎてからが遅くなります。
冬至の日の出は6時52分、日の入は16時33分で昼の長さは9時間41分です。しかし、実際には前述の理由の通りで、もっと短いです。日出時刻については東に関東平野が広がることから、群馬県ではほぼ計算通りです。
本題ですが、もうすぐやって来る平成26年(2014年)1月1日は珍しく旧暦も1日で始まります。日にちは一致しても、もちろん旧暦は1ヶ月遅れです。このため1月の間は新暦も旧暦も日にちが同じ現象となり、これは何十年に1回ではないかと想われます。
新暦の1月1日は旧暦の12月1日であることから月の満ち欠けは新月で始まり、まさに新たな月です。
【このことは4つの天体がほぼ1列に並ぶ】ことを意味します。それは太陽・・・月・・・地球・・・シリウスです。これは何十年に一回という現象です。
今年こそ「除夜の鐘」が鳴るとき真南を見てください。シリウスが輝いてます。そのとき、太陽と月は見えませんがほぼ真北にある筈です。
今回のように、新暦(太陽暦)と旧暦(太陽太陰暦)が重なる月は、月の満ち欠けと日付が一致します。1月3日の夕刻には西の空に文字通り、三日月が出ます。また、七草には月は上弦の月で、午後六時頃に南の空にほぼ半月となり右側が輝きます。【ニュージーランドやオーストラレアでは左側が輝く】
15日の夜半には十五夜で満月になります。24日の午前6時に月は真南にあって、東側半分が輝く【南半球では右側が輝く】下弦の月になります。
こんなことから平成26年1月は江戸時代の一般庶民が月の満ち欠けで今日は何日かと暦を知った心境になれそうです。
そして、1月31日は再度新月になることから旧暦の1月1日です。現在でも旧暦を採用する東南アジアの一部や、内モンゴルでは来年の正月は新暦の1月31日です。
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