4鳩舎で合同訓練開始・・・まずは足利40K
近年、個人訓練の段階で他鳩舎との合同訓練に参加したことはありませんでしたが、今回、初めての試みで春に向け同じ連合会の4鳩舎と3回合同で訓練することになり、昨日、第一回目として栃木県足利市からの訓練に当舎も参加しました。
天気は上々。7時の放鳩でした。久しぶりに鳩の帰還を待つのは、訓練であっても「もう来るぞ」と楽しみなものです。帰還予定の7時40分より遅く50分頃、北の方向である前橋方面からか3羽が飛んできました。
放鳩地・足利は当舎から東に位置することから、東からの帰還を望んでましたが、北から来たということは、前橋に鳩舎を構え羽数の多いK鳩舎と同じ前橋に位置する連合会長鳩舎に引っ張られ、これらの鳩舎に挨拶回りをしてからの帰還だったようです。
足利から当舎までの距離は40キロ。帰還予定は7時40分前後の筈にもかかわらず、10分も遅れ3羽と少ない集団での帰還です。その後も、集団での帰還は見られず、バラバラの帰りで、もしかして猛禽の出現か、あるいは、帰還地が異なる他鳩舎との分岐地点で戸惑ったり、前の晩の持寄りで、果たして籠の中で寝られたかどうかですが、これらはすべて初体験としていい勉強になったと思います。
第1回目の今回は比較的私の鳩舎に近い群馬の森近くのT鳩舎が都合で不参加のため、勢力的にも当舎の全鳩は主導権を握れなかったようです。次回にT鳩舎が参加となれば、当舎と同方向なので流れが変わるでしょう。
緑の線の一番上はすでに2回個人訓練した大間々です。合同訓練はもっと東で平野よりの放鳩地です。3週連続予定で、足利(7日40K)、田沼(14日50K)、葛生(21日60K)と続きます。
このまま、合同訓練の結果がまずまずであれば、連合会訓練が1月5日からなので、年末に単独で80キロ程度を考えてます。
ところで、今回の訓練では38羽参加で、当日帰還は36羽でした。翌朝1羽が帰還しましたが、この鳩の飛び方や歩き方は元気で異常ありませんが、何と胸に裂傷があり、周囲の羽がめくり上がっていました。明らかに猛禽に遭遇し、危機一髪の状態であったことが分かります。疲れた様子がないので、手当てし、次の訓練に参加です。
夜になって、放鳩者のK鳩舎から電話があり、「帰りはどうでしたか」とのことで前述のことを伝えたら、案の定、放鳩直後に猛禽が突っ込み、鳩はすべてバラバラになってしまったが、捕られた様子はなかったとのことでした。
こんなことから、当舎の帰還もバラバラであったことが頷けましたが、これも鳩にとっては厳しい現実に直面した体験になったと思います。
ところで、最近の飼育方法は、給餌ではトウモロコシが7割~8割で、それに混合飼料を混ぜてます。食べ方がとても速く、常に空腹感があるようです。このためでしょうか、鳩舎内では全鳩が私の後をつけてきます。
しばらくこのやり方で様子を見ます。鉱物飼料は3種類ほどをミックスして与え、週に2回はニラのおやつです。最近はニラに馴れたせいか夢中で食べます。 最後の訓練終了後に毛体虫と回虫の駆虫薬を投与する予定です。
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