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2014年1月

2014年1月30日 (木)

「自分の歯でなければ美味しさが分からない」               ・・・・亡き母の教え・・・・

P1040513【蝋梅】

昭和最後のバレンタインデーに世を去り、26回目の命日がやってきます。チョコレートでなく命をプレゼントしてくれた母が生前、話した忘れられないいくつかの言葉が思い出されます。

  明治生まれで小学校のみを卒業し、食料の乏しい戦前戦後を通じ家族を養う労苦や、有事の際の体験から安全や健康に生きるための教訓は日々話していました。

 思い返すと、母は自分の健康より6人の子供の健康や安全に気を配っていたようです。自身は肩が凝ったり、頭痛がしたりで、小中高校生であった私によく「揉んでおくれ」と言いました。晩年は血圧が高く、天気の良い日は具合が悪いと言ってました。なるほど、これは気圧と血圧の微妙な関係を察していたのかもしれません。

 母は自らの両親について、とても仲が良かったことを自慢そうに話してました。実は生前、私に言いませんでしたが、母の父(私の祖父)の位牌の日付を見ると、私の父母が結婚する前に他界してます。

P1040629【若き日の母・・・小学校の担任は内村鑑三の娘さんでした。】  

 その12年後に、母の母(私の祖母)は亡くなりましたが、両親の命日が2月23日と同じであることを「仲が良い夫婦の証拠」として私たち子供に誇りにしてました。

  写真は「倉賀野のこまち」と言われたらしい大正時代から昭和初期のものと想われます。

 ところで、20世紀と共に生まれた母は戦前戦後に人生の大半を過ごしたことから、栄養状態はよくなかったと想われます。80才を超えた晩年は体の不具合を度々訴えてましたが、私は家を継いだことから45年間、母と共に暮らしたので他の兄弟姉妹より、母と話すことが多かったです。

 晩年、夕食時には梅酒を軽く一杯飲み、1日の疲れをほぐしていたように見えました。そんな折りは、リラックスした様子でいろいろ話しました。

P1040618 【南天】

 歯は本当に大切で「入れ歯では味が分からないよ。」と言いましたが、若かった私は、あまり身につまされた感じはなかったです。しかし、最近になって、母の教訓が身にしみ「なるほど」と悟ってます。「冷や酒と親の忠告は後で利く」を実感です。

 一方、最近の医学では、健康長寿のため、歯を含む口腔機能の働きが健康であるか否かが、脳卒中や肺炎、大腿骨頚部の骨折に関係してるとの研究があり、延いては、寝たきり状態を引き起こし、要介護状態に陥る原因の一つといわれます。

 特に、歯を失うと柔らかい食材のみ食べる傾向で、緑黄色野菜が食べ難くく、野菜や肉は敬遠され、これが長期的に低栄養状態を引き起こし、栄養バランスを崩して骨粗鬆症や転倒に繋がると考えられてます。

Dscf0405 歯の本数が少なくなると、咀嚼する機能面がマイナスだけでなく【外見や自尊心、社交といった社会面で消極的になる】ようです。歯を健康に保つことが全身の健康はもとより、精神面における充実につながるのではないかと、生前の母の教訓を今になって噛みしめてます。

 私たちが【歯を健康に維持するには】食後のブラッシングはもとより、食物繊維を多く含む食材やカルシューム豊富な乳製品、軟骨などやや硬いものも食べる食生活の励行といえます。

 そして、歯科医に行くのは歯が痛くなってからでなく、【平素4ヶ月おきに歯垢を除去してもらう健診】が若さを保ち、精神、肉体両面における健康の基盤になると考えてます。 

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2014年1月27日 (月)

市民に演奏をプレゼント・・・新みかぼ管弦楽団

P1040616 【読売新聞群馬版より転記 Click please!】

 浜川トレーニングセンター【正式名・高崎市文化スポーツ振興財団】(写真・長野新幹線の両脇)で、すでに3年以上、筋力トレーニングに通い、その間、職員の方々や多くの同志の方々と知り合いになれました。

 ここでは午前10時~午後9時まで施設を利用でき【月曜日は休館、日曜日は午後5時まで】、温水プールや筋トレで快い汗を求め、皆さん熱心に運動してます。私は週1回程度、その日の体調により運動したくなったらウィークデイに行き、約1時間汗かくようにしてます。

 館内には本格的な筋トレ用マシーンがずらりと並び、安い料金で自由に使用でき、市民にとって誠に有難いと共に、健康維持のため貴重な施設を有効利用すべきと思ってます。

P1020086 【旧信越線・熊の平駅入口の階段】

 中学~高校時代はバスケットボールで汗をかいたものですが、その後は永いこと運動らしいことはせず、その結果、中年から血圧の上昇になりました。これではいけないと思いつつも適当な運動が見当たらず、倉賀野町の烏川沿いにある「緑地公園」をウォーキングしたり、緑いっぱいの県内ハイキングコースを散策をしてましたが、次女が浜川のトレーニングセンターの存在を教えてくれ、一度一緒に行ったことが切っ掛けとなり、それが現在の週1回の筋トレに繋がっているので娘に感謝してます。

 私が中心に行うマシーンは【スムースな血流を目的】にしてます。それは室内に設置され、足を前方に漕ぐ自転車乗りです。これで心肺機能を刺激します。信号待ちや、転倒、人の飛び出しもなく、一定の時間、集中できる優れものです。

 私たちの脈拍は通常一分間に70前後ですが、これを連続30分~35分行なうと汗が額から滴り落ち、同時に背中をはじめ全身から汗が出ます。汗が目に入ることを防ぐため、タオルを鉢巻きにして漕いでます。有酸素運動であるにもかかわらず、あまり疲れないのが不思議です。

 この間、ディスプレイが示す脈拍は125~130を持続し、生涯見ることのできない血流は平素の倍近いスピードであることが感じ取れます。

 人間は「動脈から老いる」といわれることから、私はアンティエイジングに有効なマシーンと考えてます。内臓を活動的にするには心肺機能の鍛練こそ肝心要でしょう。

P1030807  その他、将来起こりうるロコモ対策として、膝関節の強化を目的にしたマシーン、及び正しい姿勢維持のため背中の筋肉を鍛えるマシーンの3種類に絞って汗をかきます。

P1040600 実は、そんな同士の一人Oさんがピアニストであることが最近分かり本当に驚きました。生き生きした演奏は健康であってこそ実現するものとお考えなのでしょう。バイオリンも弾かれる多才な彼女は「新みかぼ管弦楽団」に所属され、昨秋の定期演奏会ではリストの「ピアノコンチェルト第一番」をピアニストとして演奏され、これを知ったときは驚き以外の何物でもありませんでした。

 今回、Oさんが仲介となり、ここ浜川トレーニングセンターのロビーで「新みかぼ管弦楽団」の内25名の方々が市民のために「昼のミニコンサート」を演奏されました。私は初めて拝聴しましたが、実はこのコンサートはすでに5年前から行われてるとのことです。

P1040602 平素のトレーニング姿とは全く別人に見えるOさんの麗しい姿を拝見、バイオリン二ストになりきった彼女を目にしたとき、私は「人間とはあらゆる可能性を秘めている」と驚嘆しました。

 演奏曲目はモーツアルト作曲「アイネ・クライネ・ナハト・ムジ―ク」、モンティー作曲「チャ―ルタ゜ッシュ」、ラベル作曲「亡き王女のためのパバーヌ」、マスカーニ作曲 「カヴァレリア・ルスティカーナ」、ヴルディー作曲「椿姫より乾杯の歌」でした。

 途中、指揮者のユーモラスなトークによる楽器紹介があり、弦楽器と管楽器の奏者がメロディーを奏でつつ分かりやすく説明され、市民にとって楽器の持つ独特の音色について勉強できました。

P1040609  今回、思いがけずミニコンサードを拝聴でき、ロービーに響き渡る管弦の音色は、私の耳に「優しさと品格」を啓示し、豊かな音楽表現に寒さを忘れ、充実したひと時に感謝です。

 来る6月には藤岡市の「みかぼ未来館」でベートーベンの第9シンフォニーを演奏予定とのこと。その挑戦には並々ならぬ努力に立ち向かう団員の心意気が伝わってきます。

 Oさんのお陰で、「健康維持の大切さ」と「芸術へのチャレンジ」が、心身ともに人間らしく充実する生き方につながると学びました。

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2014年1月23日 (木)

交差点に入ると信号機がなくなる倉賀野旧17号

P1040442 【倉賀野町の遠景・・・山名の高台より撮影】

 倉賀野町の街中を走る旧17号は、江戸時代に中仙道の宿場町として栄え、当時は旅籠屋71軒、茶屋9軒、商家34軒、造り酒屋2軒と、倉賀野宿の賑わいは大変なものだったと伝えられてます。

 驚くことに、参勤交代でここを通過した諸大名は越中(富山)、加賀(金沢)、信州(長野)はもとより、考えられないほど遠方の薩摩(鹿児島)、備前(岡山)から倉賀野宿を通過したと高崎史料集に記されてます。

 理由の一つは、東海道を通ると「箱根八里は馬でも越すが越すに越されぬ大井川」といわれるように、自然環境の安全な中仙道を選んだのではないでしょうか。

P1040245 【昨年の台風時に撮影した烏川の倉賀野河岸跡】

 倉賀野町には利根川の支流・烏川が流れており、ここは江戸から高瀬舟による物資運搬の終着地であり、倉賀野河岸といわれます。

 現在でも港の雰囲気が感じられる地形を成してます。倉賀野河岸で荷を下ろし、現存する牛街道を通過し、その後、陸路で信州や越後方面へ海産物や塩などが運ばれ、帰り舟は陸で採れた作物などを江戸へ運搬したターミナル基地でした。

494 【Click please!】

 当時、この地には江戸からの海産物や信州・越後からの物資を一時的に預かった「倉」がたくさんあり、倉賀野という地名の由来はたくさんの「倉」と共に、倉賀野の「野」とはここ一帯が広野であったことによると推測できます。

 このように歴史的に交通の要所であった倉賀野も現在では往時より賑やかさは薄れているでしょう。しかし、小学校、中学校が1校ずつあり、明治初期に倉賀野河岸に変わった倉賀野駅があることは住民にとってこの上ない便利なものです。新幹線を使わなくても高崎線に乗れば直接、東京へ1時間40分で行ける交通の利便さがあります。

Photo_2  ところで、歴史的に由緒ある倉賀野町の中央を走る旧17号ですが、先日、交差点内を車で通過中「あれっ、信号がなくなった!」と慌ててしまいました。

 そこは下町と仲町の間にある交差点で、アピタ方面へ行く信号です。この交差点を仲町方面から下町方面へ向かって進むと、交差点の入り口では信号が青でも、交差点内で信号灯がなくなるのです。

 「私は本当に青で入ったのだろうかと」自らを疑いました。歩行者用の信号はあっても、自動車用の信号がなくなり、「ハッと」しました。

P1040594  写真は交差点内で撮影したもので、運転席から見て信号灯がありません。また、南側に設置してある「たかさき人権プラザ」の看板が南側の信号機を隠してしまう瞬間があります。

 もし、ここで「信号無視の取り締まり」をしたら取り締まる方も難しいでしょう。交差点内で信号機がなくなる不思議な交差点です。

 倉賀野には昔からいくつか不思議なことがありますが、これもその一つです。今のところ信号不備による事故の話は聞いてませんが、運転中「前進していいのかな」と自らを疑うことがあります。

P1040599_2   【たかさき人権プラザの案内板が邪魔になり瞬間的に南側の信号機が見えない】Click please!

 ここは変則的な四っ角で信号機の不自然な設置であっても、交差点を運転中、前方の信号機がなくなると誰でも「ドキッ」とするでしょう。

 事故が起こらぬうちに、そして、運転者の不安を取り除くためにも、より安全へ改善を求めたいです。 

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2014年1月20日 (月)

今日は大寒・・・旧暦では年の瀬

2883 【群馬県・水沢山1194m・・・伊香保見晴らし台より】

 群馬県内の山々は己の庭のように行動される元同僚で友人Samuel Toddさんに、名峰・水沢山へ「初日の出」を拝みに行こうと年末に誘われましたが、厳寒の山岳の急坂を早朝3時半の暗いうちから登り始めることは、私にとって本格的な寒さが未経験であり、折角、お誘い受けましたが、断念しました。しかし、彼は山頂でのご来光の感激を写メールで送ってくれました。

 かつて私は夏や秋に頂上を極めたことが2回あります。また、昨秋は隣の二ッ岳の雌岳(1307m)から眺めた水沢山の偉容さは美し過ぎて、生涯忘れぬ感銘を受けました。以前にブログにその景色を掲載しましたが、もう一度ご覧ください。

P1040314_2 【雌岳から見た水沢山・・・Click please!】

 群馬県内の景色でも、これほど感銘を受けたことはありません。また、鳩友のアルカディアさんはこの水沢山をすでに123回登頂し、200回をめざしているそうです。水沢山をこよなく愛しているのでしょう。

 ところで、本日1月20日は二十四節気の一つである大寒です。あと15日で立春です。天文学的にいう大寒とは、地球が公転軌道上を進む一瞬をいい、この瞬間は今年はグリニッチ標準時で20日午前3時51分と計算されてるので、時差が+9時間ある日本時間では午後0時51分です。

 年によって二十四節気の日が異なるのは、天文学上の瞬間が含まれる日であることから毎年同じ日とは限らず、世界ではこの瞬間が含まれるその国の日付です。

 驚きの秒速およそ29kmで進む地球が公転軌道上を一周する時間365日5時間48分46秒が元になって、その年の二十四節気それぞれの天文学的な瞬間が計算されると考えられます。

 大寒は最も寒い時季ですが、日の入時刻については最も早かった12月1日の16時56分(東京)から、すでに28分も遅くなってます。最近、夕方については日が伸びたことが実感できます。

2468 【群馬県・二度上峠より見た浅間山2568m】

 日の出時刻については冬至とあまり変わらなくとも、昼の時間は長くなってることから、植物の動きに変化が見られます。下の写真は1月20日に庭で撮りました。

P1040584 【アセビの蕾】

P1040592 【柊南天の蕾】

P1040586【花梅の蕾】

 内モンゴルなどアジアの地域では現在でも旧暦(太陽太陰暦)で生活してるところがあり、新年は1月31日です。

 旧暦では年間で最も寒い時季が年末であり、新年になると春の気配が漂ってきます。現代の日本では、これから真冬になるのに年賀状の挨拶は「新春のお慶び」と書き、季節に即してなくても、当たり前のように使っています。明治初期まで続いた旧暦の新年の挨拶の名残が、新暦になってもそのまま続いており、慣習とは抜け去らない不思議さがあります。

 同様の不都合さは、本来、旧暦7月7日であった七夕についても、新暦になり一世紀を経ても依然としてそのまま7月7日に行う間違った慣習が当たり前のように続いてます。七夕こそは旧暦の7月7日に行ってこそ織姫星と彦星が頭上に位置し、二人が天の川を渡る舟となる7日目の上弦の月(お椀の舟の形)が南西の空に浮かびます。

 また、この日は毎年、必ず先勝に決まってます。恋は先勝なのでしょう。

 七夕の七とは星ではなく月を指し、月齢「七」の「夕」刻ということです。旧暦の7月7日の夕刻のみが一年に一度、天空に描かれたロマンチックな位置関係になります。2014年における旧暦の七夕は8月2日です。

 春はそこまで来ています。元気に大寒を乗り切りましょう。

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2014年1月16日 (木)

両手で耳を塞いで無声音と有声音のトレーニング

P1040581 【英国レース月刊誌Pictorialの表紙に載った記事】 

 私たちの日本語と外国語である英語の音の違いの一つは子音の独立と発音にあると思ってます。日本語ではその殆どが子音と母音が、あたかも一つの音のようにくっ付いて発音されても、英語では子音のみが連続的に発音されることが多く、このような場合、私たち日本人は子音の後に母音を入れて発音しやすく、これは気をつけなくてはならないことでしょう。

 例えば、ほんの一例ですが、免許であるlicenceの発音はライセンスでなく、最後の3つの音は子音のみ「sns」であったり、同様によく使う重要のimportantはインポータントゥでなく、最後の3つの音は「tnt」であったり、案内のguidanceはガイダンスでなく、最後の3つの音は「dns」、世界のWorldはワールドでなく、最後の2つの音は子音のみで「ld」であったり、庭のgardenはガーデンでなく、最後の2音は「dn」です。

 数字の1000であるthousandはθauザンdでなく、最後の3つの音は「znd」であるなど、英語では【子音のみが連続して発音】されることがあるので、私たちは唇や歯、そして舌、喉で正しい音を体得するまで子音のみを練習することが有効な方法と思います。 

 子音の一つは無声音です。これは「息の音だけ」で「喉から声を出さないもの」です。無声音とは無意識に行ってる呼吸のみで発音できます。つまり肺から出る空気が途中で歯や唇、舌、そして狭くした喉に邪魔される音です。

 おもしろいことですが、これらの無声音を発すると猫や犬など多くの動物はその声に反応します。

P1040577 【すでに咲き始めてる君子蘭・・・kaffir lily】

 子音には同じ唇の形や、同じ歯の形をして発する無声音と有声音が対を成してるものがあります。左が無声音で右が有声音で、それらは次のものです。

  s→z、p→b、t→d、k→g f→v、θ→δ、ʃʒ、tʃ→dʒ、ts→dz、

 実はこれらの違いは「手のひらで両耳を塞いだまま発する」と無声音と有声音の違いが分かります。先ず、s(無声音)→z(有声音)を練習します。

 両手でしっかり耳を塞いでみましょう。初めにsです。これをスーと「息の音だけ」で出せば無声音です。そのまま「喉から声を出す」とzとなり、これが有声音です。zは頭全体に響くでしょう。頭に響かないのが無声音で、響くのが有声音です。

 では、上記のグループをそれぞれ確かめましょう。3秒伸ばすと違いがはっきり分かります。

P1040583 【イギリス・レース鳩月刊誌Pictorialに掲載されたもの】

 如何でしたか。これを実際の英文音読で生かしたいものです。 

 前述のように、私たちの日本語は子音のみで話すことはありません。強いてあるとすれば内緒話が似てます。

 私は若い頃、英単語について発音より意味を重要視してました。しかし、海外の方に話して通じなければ何もなりません。

 今後は子音である無声音と有声音を体得するためにも、英文を読むとき音読を習慣づけたいです。6年半後の東京オリンピックに向け、お互い英語を頑張りましょう。

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2014年1月13日 (月)

「源平しだれ桃」の成長を期し、寒肥えを施す

P1040570  以前に25年間、開花し続けた大きな枝垂れ桃が老齢で朽ちたことから、その後継者として昨年2月同じ場所に、ご覧の通り、幹の樹形に特徴を持つ「源平しだれ桃」を植え、現在、1年が経過しようとしています。

 昨年4月中旬には紅白2種類の花が咲きましたが、樹木が大きくなかったことから、あまり咲きませんでした。下の写真がその時のものです。

P1030548 【Double click please!】

 それでも、純真な色彩を見せ、白が多く紅は少なかったが、家では「源平しだれ」が初めてだったことから珍しく、しかも、樹形と色彩に特徴があり、樹木としてとても見応えがありました。

 1年経過し、今年は樹形が一回り大きくなりました。すでに枝には蕾が確認できます。「源平しだれ桃」はその年によって紅が多くなったり白が多くなったりするので、今春は「源平どちらが勝か」それも楽しみというところです。

P1040574  「源平しだれ桃」は玄関前の築山の最も高い位置に植えてあり、日当たりと水はけが良いことから庭の中では特等席です。昨夏は葉もたくさんついたことから、樹勢はすくすく育ち健康的です。

 特に夏季に水をたくさん施しました。一般的に、植物は日当たりと水はけの良さが大切です。水はけの良さと共に、多くの水を必要とします。

 一方、シャクナゲなど夏季に半日陰を好む植物も、冬季は日当たりが必要です。これを解決するには大きな落葉樹の下で育てることが両方の目的を達成します。

 現在は一年のうちで最も寒い時季。暦の上では小寒から大寒に移り変わり、待遠しい立春はあと3週間です。

 ところで、昔から言い伝えられてる肥料を与える時季は、花が散った後の6月に施す「お礼肥」と、現在の「寒肥え」が効果があると考えられ、昨日、殆どの植物に「油粕」を与えました。撒き方は根元から20~30㎝離れた位置です。

 肥料の効き過ぎを避けるため、根元から離して施すことがポイントと思います。今回、時間をかけてジワジワ根に届くことを期して与えました。これで雨や雪が降ればいいでしょう。

P1040572【西洋シャクナゲにも肥料を施す。】

 私の好きな花木は花桃、シャクナゲ類が中心であることから、これらの植物すべてに肥料を施し、その上から水をやりました。次第に栄養分が地中に浸みていくでしょう。

342  この写真は以前の枝垂れ桃です。見事に大きくなり、毎年、近所の人を集めて花見をしたものです。

 現在育ててる「源平しだれ桃」がこれ程になるにはあと20数年かかるでしょう。これからは「源平しだれ桃」の成長を張合いにして生きたいものです。

 「源平しだれ桃」の成長に合わせ、私は適度に負荷をかける運動と規則正しい食事により、いつまでも「若い肉体」と「柔軟な脳」をめざします。 

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2014年1月 9日 (木)

赤城山南面の粕川温泉へ・・by Audi TT Quattro

P1040561 【群馬の名峰・赤城山1828m】

 平素、私の倉賀野町から眺める姿とは趣が異なり、その迫り来る偉容を誇る名峰「赤城山」を見ながらの運転です。愛車Audi TT Quattro黄色は大胡町から鼻毛石町へ、そして宮城小学校前を通過し、馬場町経由で目的地である「粕川温泉元気ランド」をめざします。

 エンジンとは、人間の心臓と同様、時には登坂する負荷が刺激になるでしょう。それほど厳しい登坂道でなくとも常時四輪駆動は整備された道路をいつもより轟音で走ります。

 この日、遠望は霞がかかり、期待した世界遺産「富士山」はその姿を見せませんでしたが、完全な冬晴れならば8合目以上が見える位置です。ここは何十回とレース鳩の訓練に来た大間々の高台にかなり近いと想われます。

148【粕川の東・大間々の高台から見える富士山・・・Click please!】

 音声に慣れるよう設定した英語版ナビは的確に誘導し、文字通り、粕川のほとりにある「天然温泉・粕川元気ランド」に着きました。

P1040542  粕川の周囲は公園になっており、私の好きな川辺を自然散策するには理想と感じます。公園は「親水公園」と命名されてます。しかし、ここは66年前、大洪水になりました。

P1040537  昭和22年に群馬県に襲来したカスリーン台風は赤城山一帯に猛烈な豪雨をもたらし、濁流は粕川を一気に流れ、この地区一帯に溢れだし、未曽有の人的犠牲が出ました。

 昭和47年ころ建設された橋は「ささら橋」と命名され、渡ってみると歩きやすく、赤城山の景色もよく見え楽しいです。「ささら」とはここに昔から伝承されてる獅子舞のことといわれます。

P1040549 愛するTTも、やっと着いてのどかな駐車場で一休み。6月にタイヤ交換の予定で、現在のサイズと同じ245-40-18を予定してます。メーカーはミシュランかダンロップ、あるいはコンティネンタルから決めようと考えてます。

 ところで、日々私の運転法はWait and see from a remote placeです。これは車間を詰めず、遠くから前方を注視する運転法です。また、事故の多くは交差点付近であることから、より注意します。

 先日、高前バイパスの第一病院の交差点付近で普通自動車が横転している状況を目にし、本当に驚きました。しかも、車の下に自転車がめり込んでるのです。片側3車線のうち2車線を塞ぎ、このような光景を見ると運転とは怖いもので、改めてハンドルを握ったら運転に集中すべきと思いました。

 スピードを控え、前方を注視することの大切さを肝に銘じました。時に考え事をしたり、同乗者がいるとどうしても話すので集中力が鈍ります。

P1040551  本題ですが、これが「粕川温泉元気ランド」の光景で、左が温泉、右の建物が温水プールです。道中の堀には鯉がたくさん泳いでます。

P1040556  また、近くにはご覧の看板があり、私も現状からして餌を投げ込もうとしましたが、周囲に客がいたので年齢からして恥ずかしく、投げ入れませんでした。恋の成就は鯉に頼らず、自らの手で掴み取ります。

P1040555  今年は心から一人暮らしの解消を願ってます。いずれにしても、心身ともに若くいるには日々どう生活すべきか考え実践します。

 ところで肝心の温泉はこの地区の1500m地下から汲み上げてるアルカリ性の天然温泉でPH8.9と掲示されてます。その他にも赤城山近くの中之沢温泉から引き込んでるお湯も使われてるといわれます。

P1040562  私は露天風呂が好きなので入りましたが、真冬は寒いことから他の客はいません。青い空の下、広い露天風呂を一人で満喫し、リラックスです。春になったら「粕川温泉」を再度訪れたいと思います。

 近年、群馬県のあちこちに日帰り温泉ができたので楽しみです。温泉県であることから草津温泉、伊香保温泉、水上温泉は特に誇れるもの。そして、山間部に点在する一軒宿の温泉など、これからもTTと巡りたいです。今年は旅は道づれが叶うでしょうか。

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2014年1月 6日 (月)

本日、栃木県足尾町から50K訓練・・・レース鳩

P1040532 【青い棒線は栃木県足尾町~倉賀野間50K】

 レース鳩飼育は他の趣味と異なり、年中無休であり、毎日、朝夕2度の給餌はすでに半世紀以上続けています。その間、訓練、雛の作出、そしてレースに参加していると1年など実に短く感じます。

 正月気分の抜けぬ昨晩、連合会の会館へ持寄りでした。しばらくの面々とは互いに新年の挨拶を交わし、春季レース日程をもらったり、参加費を納入したりしました。

 1年で最も寒いこの時季に春季レースの第1回連合会訓練が始まる理由は、この日程で2週間ごとにレースを消化すると5月上旬に北海道北部からの1000キロレースになり、逆算して極寒の今から始めることになります。しかも、訓練である最初のうちは毎週の持寄りです。次回は日光霧降高原、そして栃木県矢板市と続きます。

 暫くぶりにコンテナに詰められた鳩たちは5日の持寄りで、6日午前3時に当地を出発し、栃木県足尾町の放鳩地へ向かいました。

680 私が以前に放鳩担当として行った体験では、現地に暗いうちに到着し、道中の揺れを考慮して通常2時間ほど休ませます。この間、トラックのエンジンは停止したままです。これから飛翔するレース鳩に排気ガスを吸わせては益はないからです。

 しかし、運転手と放鳩者は寒くていたたまれません。冬の日の出前はことさら冷え、運転席でじっと我慢です。冬場の放鳩担当者はこれが辛いです。それでも徐々に東が明るくなり始めると放鳩時刻が近づくので次第にワクワクします。

 太陽が地平線よりかなり上がって気温が高くなり始めると、どうしたことでしょう。今まで静まり返っていたコンテナ内の鳩たちは本能でしょうか、飛びたくてたまらなくなるようです。グーグー鳴いて動きが活発になり、飛びたいエネルギーが伝わってきます。

P1040529_2 ところで、今朝は9時10分頃、東から4羽が飛来してきました。いつもの通り、この瞬間が飼い主の嬉しいときで、いわば鳩飼い冥利です。昔と違い、現在は自動入舎の時代になり、慌てず、庭で帰還の様子を楽しめるようになりました。

 帰還して鳩舎を見つけた鳩の表情は力を抜き、いかにもホッとした飛び方です。途中では方向判定で頭が疲れ、命を狙う猛禽との遭遇があり、正に命がけです。集団で飛翔していても、最後には他鳩舎の鳩との分岐があります。このとき、意志の強さが問われます。連られて行くようでは見込みがありません。

P1040523  その後、続々とではありませんでしたが、パラパラ帰還が始まりました。この写真は3階の窓から東の方面を撮ったものです。遠方はNTTの塔で、この近くに強豪O鳩舎が位置します。

 その後、9時30分頃より北風が強くなり、まだ飛翔中の鳩にとっては、冷たい向かい風になりました。意外と帰りが悪い状況です。以前に8回訓練したので、例年より粘りは付いていると思います。

 帰還した鳩はコンテナ内でいろんな鳩と接触することから、毎回、ただの水は与えないことにしてます。飲水器に内臓消毒薬を入れ、除菌に努めます。50キロ程度の訓練では殆ど心配なくても、距離が伸びると疲労が蓄積されて伝染菌が体内に入りやすい体調になってると推測します。

 平素は、旗を上げての舎外運動や度々訓練する厳しい競翔家であっても、帰還した鳩には、優しい手立てをする愛鳩家なることも、レースマンの大切な仕事でしょう。

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2014年1月 2日 (木)

New year's resolution in 2014・・・健康第一

P1020958 【赤城山・地蔵岳とカルデラ湖の小沼】

 皆様、明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願い申し上げます。

 昨年同様、拙いブログにアクセス頂ければ嬉しいです。また、コメントを拝聴できれば張合いとなり、次の記事への取材を頑張れます。今後も、「事実と己の感想」をはっきり分けて書くことに努めます。

 特に天体については正確さが基本であり、これを肝に銘じて研究し、その不思議さと知り得た驚きを書きたいと思います。

 ブログを始めたのは2007年1月からで7年経過しました。文だけでは味気ないので主として自然の写真を掲載してきました。私にとってデジカメは必携です。

P1040503 【すでに咲き始めてる君子蘭】

 前回のブログでは「初日の出」直前に細い「下弦の月」が見えることを予想しましたが、実際には見られませんでした。

 月齢29.1は地球から見て余りにも太陽のすぐ近くであること、細すぎて太陽光に月の光度が太刀打ちできないこと、地平線に、もやがかかっていたことなどから私は目で確認できませんでした。この天体現象を期待された方も多かったでしょうが、申し訳ございませんでした。

 ご覧なった方もおられるでしょうが、1日早い12月31日の早朝は少々太陽から離れていたので確認できました。

 月は北極星側から見て左回りで公転してることから、下弦であった月は1月2日から上弦に変わりました。このため1月2日と3日の夕刻5時頃に西の空に三日月となって見える筈です。1月2日は細いので難しいかもしれませんが、見える可能性はあります。

 今回はたまたま金星とのランデブーになりそうです。その後、月は日に日に東へ移動し、金星は日に日に太陽に近づくことから、三日月と金星のランデブーのチャンスは2日と3日に限られそうです。

 P1040514 【追伸、1月2日17時20分・西南の空に細い月と金星を確認】

 この調子では南北アメリカ大陸における2日の夕刻に(日本時間3日早朝)、二つの天体はもっと接近して見えるでしょう。

P1040393 【Persimmon Marsh Loftでリラックスするレース鳩たち】

 ところで、本題の「今年の決意」です。9年前に妻を亡くし、娘たちは独立してる現状から、私は一人暮らしを余儀なくされてます。こんなことから何はともあれ、心身両面の健康が第一で、やはり今年の目標になります。

 一人暮らしになると健康に「何が最も大切か」を真剣に考えます。一般論として年齢が嵩むと、ロコモである足腰の不具合、及び、脳に由来する認知症、そして心臓や血圧、肺といった循環器、胃や大腸を中心とした消化器系統など、「内臓疾患の予防」が大切であることから、自らの運動や勉強、そして内視鏡検査に重点をおきます。

 拙い実践では、ロコモ対策は「背伸び」を連続50回してます。1分ほどで出来ます。くるぶしはもちろん不思議に副産物として姿勢がピントなる感じです。階段などの淵に立って行うとアキレス腱も伸びて更に良いようです。

Dscf0471 【ピアノは音楽はもちろん末端神経よいでしょう。】

 膝対策では高めの椅子に座り、膝から下を前に蹴ります。右足を50回連続、その後、左足です。脚の裏側には、ふくらはぎと大腿の裏側にハムストリングの筋肉がありますが、前面である膝の下には大きな筋肉がないので、つまづき易いです。

 こんなことから、ロコモ対策では「背伸び」と「膝で蹴る」運動の繰り返しが効果があると感じてます。心臓対策では、週に1~2回、脈拍が1分間に120~125になる運動を30分は持続したいです。これは汗ばみます。

 最後の目標は、今年も何はともあれ、ブログの右サイドのVOA Learning Englishを聴きつつ、日々の由無し事について英作文することが英会話力にプラスすると感じてます。 

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