両手で耳を塞いで無声音と有声音のトレーニング
私たちの日本語と外国語である英語の音の違いの一つは子音の独立と発音にあると思ってます。日本語ではその殆どが子音と母音が、あたかも一つの音のようにくっ付いて発音されても、英語では子音のみが連続的に発音されることが多く、このような場合、私たち日本人は子音の後に母音を入れて発音しやすく、これは気をつけなくてはならないことでしょう。
例えば、ほんの一例ですが、免許であるlicenceの発音はライセンスでなく、最後の3つの音は子音のみ「sns」であったり、同様によく使う重要のimportantはインポータントゥでなく、最後の3つの音は「tnt」であったり、案内のguidanceはガイダンスでなく、最後の3つの音は「dns」、世界のWorldはワールドでなく、最後の2つの音は子音のみで「ld」であったり、庭のgardenはガーデンでなく、最後の2音は「dn」です。
数字の1000であるthousandはθauザンdでなく、最後の3つの音は「znd」であるなど、英語では【子音のみが連続して発音】されることがあるので、私たちは唇や歯、そして舌、喉で正しい音を体得するまで子音のみを練習することが有効な方法と思います。
子音の一つは無声音です。これは「息の音だけ」で「喉から声を出さないもの」です。無声音とは無意識に行ってる呼吸のみで発音できます。つまり肺から出る空気が途中で歯や唇、舌、そして狭くした喉に邪魔される音です。
おもしろいことですが、これらの無声音を発すると猫や犬など多くの動物はその声に反応します。
子音には同じ唇の形や、同じ歯の形をして発する無声音と有声音が対を成してるものがあります。左が無声音で右が有声音で、それらは次のものです。
s→z、p→b、t→d、k→g f→v、θ→δ、ʃ→ʒ、tʃ→dʒ、ts→dz、
実はこれらの違いは「手のひらで両耳を塞いだまま発する」と無声音と有声音の違いが分かります。先ず、s(無声音)→z(有声音)を練習します。
両手でしっかり耳を塞いでみましょう。初めにsです。これをスーと「息の音だけ」で出せば無声音です。そのまま「喉から声を出す」とzとなり、これが有声音です。zは頭全体に響くでしょう。頭に響かないのが無声音で、響くのが有声音です。
では、上記のグループをそれぞれ確かめましょう。3秒伸ばすと違いがはっきり分かります。
【イギリス・レース鳩月刊誌Pictorialに掲載されたもの】
前述のように、私たちの日本語は子音のみで話すことはありません。強いてあるとすれば内緒話が似てます。
私は若い頃、英単語について発音より意味を重要視してました。しかし、海外の方に話して通じなければ何もなりません。
今後は子音である無声音と有声音を体得するためにも、英文を読むとき音読を習慣づけたいです。6年半後の東京オリンピックに向け、お互い英語を頑張りましょう。
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