市民に演奏をプレゼント・・・新みかぼ管弦楽団
浜川トレーニングセンター【正式名・高崎市文化スポーツ振興財団】(写真・長野新幹線の両脇)で、すでに3年以上、筋力トレーニングに通い、その間、職員の方々や多くの同志の方々と知り合いになれました。
ここでは午前10時~午後9時まで施設を利用でき【月曜日は休館、日曜日は午後5時まで】、温水プールや筋トレで快い汗を求め、皆さん熱心に運動してます。私は週1回程度、その日の体調により運動したくなったらウィークデイに行き、約1時間汗かくようにしてます。
館内には本格的な筋トレ用マシーンがずらりと並び、安い料金で自由に使用でき、市民にとって誠に有難いと共に、健康維持のため貴重な施設を有効利用すべきと思ってます。
中学~高校時代はバスケットボールで汗をかいたものですが、その後は永いこと運動らしいことはせず、その結果、中年から血圧の上昇になりました。これではいけないと思いつつも適当な運動が見当たらず、倉賀野町の烏川沿いにある「緑地公園」をウォーキングしたり、緑いっぱいの県内ハイキングコースを散策をしてましたが、次女が浜川のトレーニングセンターの存在を教えてくれ、一度一緒に行ったことが切っ掛けとなり、それが現在の週1回の筋トレに繋がっているので娘に感謝してます。
私が中心に行うマシーンは【スムースな血流を目的】にしてます。それは室内に設置され、足を前方に漕ぐ自転車乗りです。これで心肺機能を刺激します。信号待ちや、転倒、人の飛び出しもなく、一定の時間、集中できる優れものです。
私たちの脈拍は通常一分間に70前後ですが、これを連続30分~35分行なうと汗が額から滴り落ち、同時に背中をはじめ全身から汗が出ます。汗が目に入ることを防ぐため、タオルを鉢巻きにして漕いでます。有酸素運動であるにもかかわらず、あまり疲れないのが不思議です。
この間、ディスプレイが示す脈拍は125~130を持続し、生涯見ることのできない血流は平素の倍近いスピードであることが感じ取れます。
人間は「動脈から老いる」といわれることから、私はアンティエイジングに有効なマシーンと考えてます。内臓を活動的にするには心肺機能の鍛練こそ肝心要でしょう。
その他、将来起こりうるロコモ対策として、膝関節の強化を目的にしたマシーン、及び正しい姿勢維持のため背中の筋肉を鍛えるマシーンの3種類に絞って汗をかきます。
実は、そんな同士の一人Oさんがピアニストであることが最近分かり本当に驚きました。生き生きした演奏は健康であってこそ実現するものとお考えなのでしょう。バイオリンも弾かれる多才な彼女は「新みかぼ管弦楽団」に所属され、昨秋の定期演奏会ではリストの「ピアノコンチェルト第一番」をピアニストとして演奏され、これを知ったときは驚き以外の何物でもありませんでした。
今回、Oさんが仲介となり、ここ浜川トレーニングセンターのロビーで「新みかぼ管弦楽団」の内25名の方々が市民のために「昼のミニコンサート」を演奏されました。私は初めて拝聴しましたが、実はこのコンサートはすでに5年前から行われてるとのことです。
平素のトレーニング姿とは全く別人に見えるOさんの麗しい姿を拝見、バイオリン二ストになりきった彼女を目にしたとき、私は「人間とはあらゆる可能性を秘めている」と驚嘆しました。
演奏曲目はモーツアルト作曲「アイネ・クライネ・ナハト・ムジ―ク」、モンティー作曲「チャ―ルタ゜ッシュ」、ラベル作曲「亡き王女のためのパバーヌ」、マスカーニ作曲 「カヴァレリア・ルスティカーナ」、ヴルディー作曲「椿姫より乾杯の歌」でした。
途中、指揮者のユーモラスなトークによる楽器紹介があり、弦楽器と管楽器の奏者がメロディーを奏でつつ分かりやすく説明され、市民にとって楽器の持つ独特の音色について勉強できました。
今回、思いがけずミニコンサードを拝聴でき、ロービーに響き渡る管弦の音色は、私の耳に「優しさと品格」を啓示し、豊かな音楽表現に寒さを忘れ、充実したひと時に感謝です。
来る6月には藤岡市の「みかぼ未来館」でベートーベンの第9シンフォニーを演奏予定とのこと。その挑戦には並々ならぬ努力に立ち向かう団員の心意気が伝わってきます。
Oさんのお陰で、「健康維持の大切さ」と「芸術へのチャレンジ」が、心身ともに人間らしく充実する生き方につながると学びました。
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