高齢化が進む先進国共通の課題・・・認知症
【私の散歩道~倉賀野町の大鶴巻古墳】Double click please!
厚生労働省研究班による推計では、我が国の認知症の高齢者は462万人といわれます。この数字は私の住む群馬県の人口の2.3倍という驚くべきものです。
認知症は今や我が国だけでなく先進国に共通する課題であり、日米など主要8ヶ国は昨年12月にロンドンで「G8認知症サミット」を開催したと報道されました。2025年を目途に治療法を確立し、研究データの共有を図ることで合意し、認知症対策は急速に高齢化が進む先進国が直面する課題です。
認知症になる原因は未解明の部分が多くあっても、若い頃からの生活習慣に起因することも考えられてます。こうなると、若い人にとって決して他人事でなくなります。日本は世界一の長寿国であることから、総力を結集してこの難題に取り組む時代が来ています。
認知症が増える第一の原因は糖尿病の増加にあると指摘され、糖尿病は現在では若い頃から発症し、それは食事の欧米化に伴う「高たんぱく質」、「食べ過ぎ」そして「運動不足」にあり、結果として糖尿病と共に、万病のもとである肥満につながってます。
一方、還暦を過ぎ、今までと生活が一変する年代の認知症対策=anti- senile dementiaついては、いろいろ考えられ、頭と体を使っての実践、及び、近隣とのつながりを中心とした社会との関わりは欠くべからざることでしょう。
私たち人間は「精神」及び「肉体」の両面で成り立つことから、この二つにある程度の負荷を与え、特に脳に対しては、難問に取り組むなど時には酷使する習慣を身につけるべきであり、【楽させるばかり】では脳も身体も限りなく衰退に向かう可能性があるのでないでしょうか。
脳に関しては何事に対しても大雑把でなく【事象を詳細に観察】し、感銘を受けたら文章化するなど記録は良いと思います。後で読み返し、その時の心境を再現できるからです。
近年いわれる【脳を鍛える】では、自らの課題に取り組み、それを試行錯誤して、やっと解決できた感銘は、きっと脳にプラスするでしょう。
還暦を過ぎたらやることは無限大です。今まで培った自らの得意分野を深く掘り下げたり、それとは別に、新たな分野に取り組むことは、新たな自分の発見に繋がり、その後の生甲斐に通じるでしょう。例えば、庭作りなど一つの作業をするにも次第に効率化をめざし、恰も眠っていた芸術性が蘇るかの如くです。
ところで、学生時代に国語が苦手であった私は、今でも漢字の読み書きに挑戦ですが、これも無限大です。時には日本文でも英文でも音読すると意外と頭がすっきりするものです。
脳は鍛えれば鍛えるほど活性化するといわれることから【脳をリラックスさせ過ぎるのはよくない】ことになります。科学では【なぜ】という素朴さ、歴史では【本当のところはどうなんだろう】が解けたとき自信と快感につながります。
一方、肉体を鍛える場合、種目が何であっても【脈拍120前後】をめざし、平素より、血流を速くすることが血管や心臓に刺激を与え、延いては脳にプラスすると考えてます。
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