真の音色を求めて・・・ソプラノサックス練習
【15年前、手に入れたGPソプラノサックス】Click please!
クラシックサックス界の巨匠フランスのマルセルミュールが世界の有名人100歳に名を連ねてる話は有名です。クラシックサックスの分野で世界的パイオニアである氏の演奏は今や録音を聴くのみあっても、音色は気品に満ちてます。
氏が長寿を全うしたことは、生涯にわたる気品ある演奏の基盤として、正しい呼吸法により肺の周囲に数多く存在する呼吸筋の鍛練によるものと想われます。
平素、私は写真のソプラノサックスについて、クリスマス・パーティーや結婚式、葬儀で演奏しても、近年は昔のように毎日は練習してません。
しかし、若き日に練習した指づかいは、末端の指が覚えいてるもので、24の調性は今でもすぐ指が動きます。ハ長調は楽譜上では簡単であっても運指法からは一番簡単とは限らず、無伴奏ソロの場合、音色を考慮することから自ずと相応しい調性を見出すものです。
私の感覚ではソプラノサックスはストレート管の方が音色に透明性があり、音色の丸みを求める場合はアンブッシャー(マウスピースのくわえ方)や息の出し方で創るものと考えてます。
ところで、最近、私は驚くほど輝かしい音色のソプラノサックス演奏を耳にし、感銘を受けました。世の中には同様の音色を求めてる方がいらっしゃるものです。曲は本来、オーボエの曲ですが、本家オーボエの音色より理想的な音がしてるようにも感じます。
では、聴きましょう。
http://www.youtube.com/watch?v=_phUov3E8ok
洗練された音色と技術はソプラノ本来のものでしょう。全曲聴きたいものです。
ところで、サックスの誕生は1846年、べルギーのアドルフ・サックスの発明によることから18世紀の古典派時代の大作曲家にはサックスのオリジナル作品がありません。しかし、ミュールをはじめとして、日本クラシックサックス界パイオニア故・阪口新氏などにより古典作品の編曲がなされ、サックスのレパートリーに古典作品の演奏が可能になりました。
その後、19世紀後半より20世紀にわたるロマン派や近代現代の作曲家によって、サックスのオリジナル作品が数多く生まれ、私が高校教員採用試験で演奏したのがグラズノフのサックスコンチェルトでした。若き日、毎日練習しました。
この作品があったことで試験の準備ができ、生涯を高校音楽教師として職業に就けたことから、サックス製作者アドルフサックスとロシアの作曲家グラズノフのお陰によるものと昨今は感じてます。
今後、私のソプラノサックス演奏は、あくまで音色に磨きをかけ、柔らかく澄み通る音色を求め、ある程度の技巧も会得したいものです。このブログをご覧いただいてる方々に、未来は、心ゆくまでソプラノサックスの優雅な音色を堪能していただきたい夢があります。
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