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2014年3月 6日 (木)

啓蟄・・・太陽は「水がめ座」から「うお座」方向へ

P1040808【啓蟄になり5分咲きになった庭の白梅しだれ】

 地球から見える多くの恒星までの距離は、人類の想像を絶する距離にあり、例えば、比較的近いといわれ全天で太陽に次ぐ光度を持つシリウスでも8.5光年と計測されてます。

 光の速さは秒速30万km(地球を7周半)程であることから、シリウスまでの距離は考えられない遠い距離にあります。

 因みに、太陽までの距離は光の速さで8分20秒(約1億5000万km)で、月へ光が到達する速さは1.3秒ほど(距離・約38万km)です。こんなことから、太陽や月までの距離に比較すると、星座(恒星)は比較にならない遥か彼方の距離になります。

 全天には無数の恒星が存在し、地球から見ると太陽は1年かけて、その恒星(星座)の中を縫うように西から東へ刻々と移動してます。

 特に誕生日の星座として有名な12の星座の中を縫うように移動します。夏は赤道より北に位置する星座の中を、冬は南に位置する星座の中を進みます。

 これらの星座は古代バビロニア時代より伝えられ、その順番は「うお座」「おひつじ座」「おうし座」「双子座」「かに座」「しし座」・・・「おとめ座」「天秤座」「さそり座」「いて座」「やぎ座」「水がめ座」です。概して赤道より北に位置する星座は最初の6つで、赤道より南に位置する星座は後の6つです。

 12の星座ということは、1年が12ヶ月であることとも結び付きます。同時に季節を表す二十四節気とも関係します。

Photo 【水がめ座・・・概して赤経23h・・・ウィキペディアより】

 水がめ座のすぐ上に天の赤道が走り、一部は天の赤道に接してます。斜めの点線が北半球では右から左へと太陽が通過する道です。

 本日が啓蟄とは、太陽が「水がめ座」の少し左の赤経23h付近にあることになります。太陽の背景が「水がめ座」ということです。もちろん、実際には眩しくて確認できません。

 そして15日後、太陽は天の赤道と交差します。上図では最も左のところです。下の図で点線(太陽黄道)が天の赤道と交差する点です。今年は3月21日午前1時57分(日本時間)と計算され、この一瞬に太陽は春分点を通過し、今度は北半球の上空へやってきます。

Photo_2 【魚座・・・インドの形に似てる・・・概して赤経0 h】

 春分点通過により太陽は天の赤道を越え、まず魚座をかすめるように横切ります。古代バビロニア人は魚座をチグリス川とユーフラテス川になぞらえ、右上の四角(秋の四辺形)を肥沃な農地メソポタミアに例えたといわれます。

 結局、二十四節気の「啓蟄」とは太陽が黄経345°を通過することを意味し、赤経では23hを通過することです。

 私たちは経験上、月が星座の中を西から東へ日に日に移動することは分かっても、日中、太陽が星座の中を縫うように通過することは眩しくて見えなくとも、地球が公転軌道上を移動するとき、太陽の後ろ側にある12の星座が刻々と変化することは事実です。

Photo_3 【おとめ座と秋分点・・・点線が天の赤道と交差するところ】

 私たちは夜間に「うお座」と「おとめ座」を探し、その近くに存在する「春分点」、「秋分点」の位置を確認したいものです。しかし、今の季節に見えるのは「おとめ座」であるので、その近くにある「秋分点」は認識できます。探す方法は「春の大三角」に含まれる1等星がスピカです。スピカは「おとめ座」にあります。

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